インプレッション:ダイハツ エッセ
ダイハツ エッセ ダイハツ エッセ
■プロフィール
「シンプルでオシャレなカジュアルミニ」をコンセプトに生まれたのがエッセ。かぎられた枠のなかで、めいっぱいの広さやハイパフォーマンスを追求するのではなく、すべてにおいてジャストサイズ。それがエッセの魅力のポイントだ。新開発の直3エンジンに組み合わされるのは、3ATと4AT、5MT。FFが基本で、4WDもラインアップされる。
(発表:2005/12/19 UP:2006/2)
飾らないカジュアルさに隠された軽快で気持ちのよい走り
 軽量なロングストローク3気筒エンジンを開発した意味は、3AT車に乗った直後に感じられた。今どき、3気筒+3ATでは話にならないのでは……という先入観はたしかにあった。が、その走りっぷりは想定外に心地よかった。
 まず第一に、トルクフルなエンジンは、最高58馬力とは思えない余力を感る。Dレンジフル加速で気持ちよく加速、中間加速もなかなかのもの。これまでのイメージからすれば、ワイドレシオの3ATでは実用上でレスポンス不足を感じがち。ところがエッセの3AT車は市街地はもとより、登坂路でも軽快感を維持し続ける。
 さらに、ドライバビリティはかなりのレベル。自分の知る3気筒+3ATの軽自動車では突出している。ロングストローク化により、フレキシビリティが一段と生かされたというわけだ。
 2速以上がハイギヤリングな4ATは、アベレージの高い郊外路などで本領発揮。でも、市街地やタイトな山道での3AT、この軽快感を見逃すこともできない。それほど3AT車の走りっぷりがよかったということだ。エンジン音も、3ATより4ATのほうが耳についたほど。
 3.6回転のパワステは軽く、ハンドリングは至って素直。145/80R12インチを履く3AT車のフットワークは、乗り心地のマイルド感を含め、なかなかのもの。バランス的に4ATで155/65R13インチを履くXをしのぐとさえ思えた。いずれにせよ、マイルドな性格を持ったエッセは、高齢者や女性など、幅広い層に受け入れられることだろう。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
ダイハツ エッセ 水平ライン基調のインパネまわりは、機能的でいてデザインがスマート。全体にオシャレで、女性に支持されるだろう。最小回転半径4.2mの機動性もうれしい。 ダイハツ エッセ 後席スペースはムーヴなどには及ばないが、必要十分なこともたしか。ジャストサイズと感じる向きも多いはず。シートが小ぶりで快適感はいまひとつ。
ダイハツ エッセ オシャレなデザインのシートは、ファブリック地でソフトめ。Xは乗り心地が柔らかめなので、相対的に上級ムードをかもす。ただ、どこかしっくりこない。 ダイハツ エッセ シンプルな台形デザインがいかにも軽自動車らしい。前後のオーバーハングを切りつめ、トータルバランスも上々。Xは乗り心地がソフト。
ダイハツ エッセ 荷室開口部は広く、荷物の出し入れがラク。後席はもちろん可倒式(一体型)。絶対的な広さはないが、各所のポケット類と併せ、使い勝手もよい。 ダイハツ エッセ 単体で先代比16kg減の47kg。そのうちブロックを鋳鉄からアルミにして10kg減という。3気筒とは思えない好バランス。
エッセX(4AT)主要諸元
全長×全幅×全高 3395×1475×1470mm
ホイールベース 2390mm
トレッド前/後 1310/1300mm
車両重量 720kg
エンジン 直3DOHC
総排気量 658cc
最高出力 58ps/7200rpm
最大トルク 6.6kgm/4000rpm
10・15モード燃費 22.0km/L
サスペンション前/後 ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後 ディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 155/65R13
全国メーカー希望小売り価格
68万2500〜106万500円
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