シャシーフレームから見直された新型はいわゆるフルモデルチェンジ。スタイリングこそ先代を継承するものの、デザインはオールニューで中身も新技術がてんこ盛りとなる。
で、エンジンは2.3L直4DOHCが、2.5Lに排気量アップされる。実用域でのトルク発生を重視するとともに、燃費の向上とCO2排出量の低減を実現した。時代感を組み入れた仕様変更だ。実際にクルマを走らせてみるとそれはよく理解できる。パワーがガツンと上がるようなチューニングではなく、中低速での扱いがスムーズになった。そのため、下からの吹け上がりがよく、スポーティな走りができる。マツダのDNAは健在といったところだ。
新型はサイズがこれまでよりも若干だが大きくなった。これは居住性の向上と衝突安全対策であるが、スタイリッシュなデザインがそれをうまくカバーしている。張り出されたフェンダーがエモーショナルなイメージを作るのだ。と同時に、そのままだと90kgの増加が見込まれるところを、35kgアップにとどめた事実もある。素材から取り付け方法まで見直したことで、軽量化が現実のものとなった。
今回はセダンのみの試乗だったが、ラインアップはこれまでどおりハッチバックとワゴンも用意される。従来も75%がセダン以外だったことを考えれば当然のこと。ただ、セダンのスポーティな走りも見逃せない。乗り心地を含め思いのほかバランスのいい仕上がりだった。
(文:九島辰也 写真:マツダ) |