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カタログ上の最高出力は15馬力ダウンとなったが、走りはそれを感じさせない。いや、従来以上にパワフルな走りが可能だ。その源となっているのが、低速トルクの向上とギヤ比の変更。エンジンからミッション、そしてタイヤまでの動力系をひとつのユニットとして考えれば、従来型よりポテンシャルは高い。
フロントミッドに搭載されたロータリーエンジンが力強くトルクを発生させ、それをダイレクトに後輪に伝えている感覚。このセンタートンネル内にビシッとスジの通っている動力系の一体感は、ロータリーモデルならではだ。
今回、試乗をしたタイプRSは、タイプSをベースにビルシュタインダンパーや19インチ鍛造ホイールなどを組み込んだスペシャルモデル。ハンドリングはさらに洗練され、現行の後輪駆動モデルのなかでは、トップクラスと言える正確さとコントローラブルさを披露する。
ドライブするほどにリヤドアの存在などは忘れ、ピュアなスポーツカーを操っている感覚に支配される。この気持ちよさは病みつきになる危険性が……。それほどまでに新型RX-8は磨き上げられている。
(文:諸星陽一 写真:犬塚直樹)
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