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その目玉となるアイサイトとは、プリクラッシュセーフティを実現する先進運転支援システムである。この分野ではトヨタがかなり力を入れているように思えるが、じつはスバルもずいぶん前から市販車に搭載し実用化していたのだ。11年にステレオカメラを使ったADAを搭載したのを皮切りに、15年にミリ波レーダーを加え、18年にレーザーレーダーとなり、今回進化したステレオカメラと新開発3D画像処理エンジンにより、世界初の機能を盛り込むことに成功したというワケである。
その世界初の機能とは、高速走行時だけでなく渋滞時等の15q/h未満の極低速度でも、警報での注意喚起や衝突被害軽減のためのブレーキ制御をするプリクラッシュブレーキと、近距離に前方障害物があるにもかかわらず、ペダルの踏み間違い等で必要以上にアクセルが踏み込まれた場合、エンジン出力を最大フルスロットルの30%(時速にして3分の1程度)に制限するAT誤発進抑制制御だ。
この新機能をテストコースでトライしてみたが、その精度や実力はかなりのレベル。とくに開発の方がコンビニエンスストアで被害に遭った実体験から生まれたという、AT誤発進抑制制御には感心させられた。本格的に迎える高齢化社会に向けて「危ないから乗せない」というのではなく、「積極的に支援しよう」という姿勢はユーザーにとってはうれしいかぎりだ。
(文:竹岡 圭 写真:中村宏祐)
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