SX4セダン最大の特徴となるのは、クラスを超えた快適性を身につけていること。室内の居住性はもとより、乗り心地は1.5Lとは思えない重厚さを感じさせる。3ボックスとなって高まったボディ剛性と専用チューンのリヤダンパー、195/65R15インチタイヤなどのトータルで得た快適フィールと言えよう。とにかく、荒れた路面上でも不快なショックが少なく、マイルドな乗り味を保持。地味ではあっても、走るにしたがいコンパクトセダンとして見るべきものがある。しかも、パワートレーンやロードノイズが気にならないのがまたよい。1.5Lクラスとなれば、とかくアクセルを積極的に踏みがちで、キックダウン時のノイズなどが耳につくもの。それがSX4セダンには感じられないのだ。
エンジンは1.5Lとしてはトルクフルで、高回転時までスムーズ。フル加速時には6000回転でシフト、さすがに瞬発力には欠けても軽快フィールは味わえる。3名乗車+30kgほどの撮影機材などを積んでの走行でも、とくに加速に不足なし。わずか1.5Lながら、コンパクトセダンとしてはこれで十分と感じさせてくれた。変速ショックが小さいことも見逃せない。
さらに、好感が持てたのはハンドリング。2.7回転のパワステは、太いレザーリムステアリングのタッチと相まって手ごたえ十分。性格は万人向きに素直。切れば切ったなりに応じてくれる扱いやすさが気に入った。
(文:横越光廣 写真:犬塚直樹)
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