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では、このクラウン初の本格ハイブリッド車の走りだが、これが意外なほどファンなドライビングを実現する。それこそアスリートにも負けず劣らずスポーティなのだ。コーナーでは無機質にクルマを回転させるのではなく、ステアリングに路面情報を伝えながら粘り腰で駆け抜けるといった感じ。ロールを抑えてのこの感覚は見事で、デジタルな挙動になりがちなこれまでのクルマとは明らかに性格が異なる。これならヨーロッパ車ファンも納得するはず。
そんな走りができるのは、シャシーフレームからきちんと造られているから。どんなにサスのチューニングをていねいにしても、フレームがヤワではその実力は発揮できない。とくにフレームの剛性感はブレーキングに表れる。そこで急ブレーキを何度も試したが、それによりボディがワナワナしたり、足がバタつくことは一切なかった。
つまり一般道、ワインディングといった試乗コースで、ネガティブ要素は見つけられなかった。というか、逆に底知れぬパワーで駆け上がるパワーに、思わず「ナニこれ?」と口走ったほど。モーターのフラットなトルクは独特なこともあって驚きの連続。296馬力エンジン+200馬力のモーターが生み出すパワーは圧巻だ。
(文:丸島辰也 写真:柳田由人)
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