MYページ
投稿者評価
平均
【総合評価】
てんとう虫(スバル360)から続くスバル製軽自動車の最終型。
今(2013年)のステラは、ダイハツムーブ、スバルの血は一切入っていません。
他の軽自動車はおろか、リッターカーでも採用していない4輪独立懸架、この乗り心地は、特筆ものです。
スバルオリジナルの軽に乗った後、他の軽自動車は乗れたものではありません。
突き上げ、振動、しなやかさ・・どれを取っても敵いません。
(スバルプレオに20万キロ乗って感じた結論です)
以下、良い点、悪い点をびっしり書いていますが、荷物はソコソコ積めればいい、まずは乗り心地のいいクルマを、という選択肢をお持ちの人でしたら、間違いなくお勧めです。
【良い点】
実は、軽ハイトワゴンで4鈴独立懸架を持つクルマはスバル純正以外ありません。
それは、そのシステムが場所を取り、かつコストが掛かるからです。
ステラの荷室は、サスペンションを納める為、左右に大きな出っ張りがあります。
他メーカーはそれを嫌い、荷室を出来るだけ広く取る為に、後輪のサスペンションを一つにしました。
つまり、ほとんどの軽自動車(一部のリッターカーも)は、後輪の左右が物理的に繋がっているのです。
仮に、左後輪で起きた振動は、当然、棒を伝って右後輪へも伝わります。
これが乗り心地の悪化を招きます。
街で、前方をスバル製軽自動車が走っていたら、安全に注意しながら、その後輪サスペンションを見て下さい。
左右に延びたアームが独立して仕事をしていることが分かります。
うちの軽自動車、そんなに乗り心地悪くないよ・・という方は大勢いらっしゃると思います。
しかし、乗り比べると明らかに違います。
このクルマの良い点、それは第一にクラスを越えた乗り心地にあるのです。
もう一つの良い点は、シルキータッチのエンジンフィール。
CVT車では、イマイチ実感出来ないかも知れませんが、私の乗るステラはMT車、それぞれのギアで、4気筒エンジンの滑らかなフィーリングを実感しています。
3気筒エンジンのパンチ力を期待すると、非力な印象を受けるかも知れません。
滑らか・しなやか・大人の味付けを感じさせます。
そのエンジン、設計は古いのですが、最新の燃調技術や、電スロ化で、私の使用環境ですと、24Km/L走ります。
同じエンジンを積むプレオがどんなに良くても18km/Lでしたので、技術の進歩はすごいですね。
【悪い点】
何しろ、作り込み不足です。
R1・R2の極端な販売不振に、営業からの強い圧力でスバルが慌てて作り上げたのがステラ。
噂では開発期間は1年ちょっとだったとか・・。
シャシー他、ほとんどのパーツをRシリーズから流用(内装等も)し、そのまま背の高いワゴンを造ってしまった為、その弊害があちこちに出ています。
とにかく、うるさい。
ノイズの域を超えて、騒音のレベルです。
その殆どは路面からの、ゴーーー!というロードノイズ。
路面状況によっては、助手席の人と会話も出来ない程です。
20万キロ乗り続けたプレオではそういうことはありませんでしたので、やはり開発期間の短さは致命的だったのかも知れません。
防音対策の不備は、私の乗る最終型(2011年購入)でも、抜本的な対策がなされないまま終わってしまったのでしょう。
さて、Rシリーズの丸ごと流用は、運転席からも違和感を感じます。
その顕著な例が、Aピラーの不自然な形。一番分厚い部分がドライバー側を向いて、わざとと思えるほど、右前方の視界を塞いでいます。
その為、はめ殺しの三角窓も、分厚いピラーに邪魔されて殆ど何も見えません。
ボディの高さに似合った足回りのセッティングが煮詰められていません。
重心が過剰に高いですので、新車購入時に着いていたタイヤでは、カーブで左右に揺れまくり、プレオから乗り換えた頃はとても怖い思いをしました。
BSのエコピアEX10に換えてからは、揺れは少しマシになりましたが、前述のロードノイズは改善されません。
後部座席のヘッドレストがチープ。
あまりに機能しないので、プレオのヘッドレストを流用しています。
穴のサイズは同じですので、後部座席によく人を乗せる方は、中古屋さん辺りで探して見ると良いかもしれませんね。
参考になった人0人
※販売店レビューの投稿はこちら
総合評価
外観のデザイン・ボディカラー | 走行性能 | 乗り心地 | 価格 |
---|---|---|---|
4.2 | 4.1 | 4.1 | 4.0 |
内装・インテリアデザイン・質感 | 燃費・経済性 | 装備 | |
3.9 | 4.2 | 3.9 |
ステラ(スバル)のクルマ情報(中古車両)をオプションから簡単に車両検索できます。
ステラ(スバル)のクルマ情報(中古車両)を色から簡単に車両検索できます。
72.3
38.4
22.7