編集部●気になる中古車を実際に試乗することで、その実力をチェックしようというのがこのコーナー。今回はフォルクスワーゲンからザ・ビートルの登場です。お借りした車両は個人所有で、2013年式、グレードは「デザイン」、走行距離は4万kmとなります。2年落ちの車両を専業店にて購入したとのことです。
竹岡●前モデルのニュービートルって、日本でも大ヒットしたよね!
石井●俺の従兄妹がニュービートルのカブリオレに乗ってるのね。でも、ザ・ビートルは乗り換えの対象にならないんだって。それを聞いてなるほど、と。ニュービートルとザ・ビートル、どちらもタイプ1をリバイバルしたものだけど、違う方向性なのかなって。ニュービートルがどちらかというと女性的でマンガのキャラクターみたいな存在だったのに対して、ザ・ビートルは男っぽいというか、ポルシェ356や911に通じるようなスポーツカー的な雰囲気がある。
竹岡●ニュービートルは「アイコン」だよね。可愛らしいし、乗り換えたくないっていうひとの気持ちはわかる。でも、ニュービートルって、ちょっと運転しにくかったでしょ(笑)。タイヤがすごく前にあって、車体がどこまであるのかわかりにくかった。それから比べたら、ザ・ビートルは乗りやすい。
石井●そう、普通に優秀な、実用的なクルマなんだよ。
竹岡●だよね。極端に言えば、ゴルフが可愛くなったのがザ・ビートル。
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