SAAB 9-3Cabriolet (サーブ 9-3カブレオレ) 見積
■プロフィール
 9-3スポーツセダンに続き、9-3カブリオレが華麗なる変身を遂げた。デザインをはじめすみずみに至るまで洗練され、走りのクオリティは大幅アップ。まさに、モダンなスカンジナビア・デザインが生かされたプレミアム・カブリオレといえる。ラインアップは、2L 低圧ターボのリニアと、高圧ターボのエアロの2タイプ。ミッションはMTモード付き5ATで、日本では右ハンドルが基本となり、左は受注生産となる。
デザインも内容もある魅惑のプレミアム・カブリオレ
 リニアのコクピットに収まってみると、明るいレザーとウッドトリムのコンビが上品なインテリアに期待度アップ。これで、パフォーマンス、走りのクオリティが伴っていれば言うことなしだが…。先代が明らかにボディ剛性不足だっただけに、正直いまひとつ信頼できなかった。ところが、いざ走ってみると不安はきれいさっぱりと一掃された。先代比3倍のねじれ剛性を持つといううたい文句は、まゆつばとも言えない。うねりのある路面でのマイルドで上質な乗り心地は本物。オープンカーとしては、大いに評価できるものだ。しかし、それだけではない。ワインディングロードをハードに走っても、9-3カブリオレは平然たるもの。中立付近の手ごたえにこそダルさはあるが、トータル的にはハンドリングにしっかり応答する。初期ロールこそ気になるものの、すぐに安定姿勢に入り、コントロールがしやすい。安定志向で万人向き。しっかり路面をホールドする粘り腰には感心させられた。
 低圧ターボはドライバビリティに富み、十分に速い。Dレンジフル加速では5600から6000回転でシフト。そのままでも十分にスポーティだが、シーケンシャルMTを駆使すれば、楽しみは倍増。足腰の安定感と相まって、走りが楽しめる。100km/hは5速2000回転たらず。風の巻き込みが少ないだけに、オープン時でも高速走行は快適。終始プレミアム感を損なわなかった9-3カブリオレは魅力的な1台だ。

(文:横越光廣 写真:郡 大二郎)
▲レザー&ウッドパネルがエレガントなカブリオレならではのムードを高める。ステアリングはチルト&テレスコ機能付き。必要に応じ、不要な照明をカットするナイトパネルが標準。 ▲シートベルトが組み込まれた専用のレザーシートは、重厚でホールド性がよい。もちろん電動で、フィットするポジションをもたらす。 ▲オールアルミ製エンジンは、従来車比15kgの軽量化。ギャレットターボは最大0.7バール。
▲荷室は自動拡張の機能がある。トップ後端とアコーディオン式にリンクしたカーゴセットにより、容量は235〜325L に。実用的でもある。 ▲3層構造の電動ソフトトップは、ワンタッチ操作で20秒で開閉。内張りはソフト素材で質感も高い。クローズド時でも後席のヘッドルームは十分余裕がある。 ▲スタイルは、カブリオレの自慢のひとつ。どこから見ても、プレミアムかつエレガント。フルオープンではもちろん、トップをクローズドしても、美しさを失わない。
■サーブ9-3カブリオレ・リニア (5AT) 主要諸元
全長×全幅×全高4650×1760×1435m
ホイールベース2675mm
トレッド前/後1525/1505mm
車両重量1640kg
エンジン直4DOHCターボ
総排気量1998cc
最高出力175ps/5500rpm
最大トルク27.0kgm/2200rpm
10・15モード燃費9.8km/L
サスペンション前/後ストラット/マルチリンク
ブレーキ前/後Vディスク/ディスク
タイヤ前後215/55R16
■全国メーカー希望小売価格
リニア515万円
エアロ570万円 (予定価格)
見積


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