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更新日:2018.11.25 / 掲載日:2015.09.24
【トヨタ】福祉車両「ウェルキャブ」シリーズに「助手席回転チルトシート車」が追加
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
トヨタの福祉車両「ウェルキャブ」(メーカー完成特装車)シリーズに「助手席回転チルトシート車」が設定された。設定車種はコンパクトミニバン「シエンタ」とコンパクトハッチバックの「ポルテ」および「スペイド」の3モデルで、12月下旬から販売を開始する。助手席回転チルトシート車の価格帯は、シエンタが190万9000円(Bタイプ/7人乗り/1.5L ガソリンエンジン/FF)~249万9709円(Aタイプ/7人乗り/ハイブリッド/4WD)、ポルテおよびスペイドが181万円(Bタイプ/FF)~204万218円(Aタイプ/4WD)。
かんたんな操作で、助手席を回転させ、座面の前側を下げるチルト機構で乗降をサポート。ヒップポイントが高くなることでより、「座る」、「立つ」の動作がいっそうしやすくなる。また乗降に必要なスペースも縮小された。座面のチルト機構により、車外に出るシートの面積を最小化。ポルテとスペイドでは車両の横に45cmのスペースがあれば乗降できる。外出先の駐車場など広いスペースが確保できない場合でも回転機構を利用できるうえ、雨の日でもシートが濡れにくいというメリットもある。
シートの操作は2段階で行う。助手席シート左下側面のスライドレバーでシートを回転させ、シート左肩のチルトボタン&グリップでシート前面を下げる。操作はかんたんで、短時間で乗降をサポートすることができる。
なお、シエンタには「車いす仕様車」の「タイプI」に助手席回転チルトシートを標準装備した「タイプIII」も追加設定している。
ポルテ ウェルキャブ