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更新日:2018.10.28 / 掲載日:2016.08.26
マツダ、「アテンザ」を商品改良「G-ベクタリング コントロール」搭載
マツダ、「アテンザ」を商品改良「G-ベクタリング コントロール」搭載
マツダは8月25日、フラグシップモデル「アテンザ」の一部改良を行い発売した。今回の改良では、7月に大幅な商品改良を行ない発売した「アクセラ」と同様の新世代車両運動制御技術「スカイアクティブ ビークル ダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」の第1弾となる「G-ベクタリング コントロール(G-Vectoring Control)」を搭載。ドライバーのステアリング操作に応じてエンジンの出力を変化させ、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールし、自然で滑らかな車両挙動を実現する。
ブラックの2種類のインテリアカラーを設定する
ドライバー補助システムを充実させ乗り心地を向上させた
インテリアでは、ホワイトとブラックの2種類のインテリアカラーを用意。シート素材には上質なナッパレザーを採用したほか、インパネデコレーションパネルやドアトリムスイッチ、シフトパネルに専用カラーにし上質な空間を演出。さらにパワーシートスイッチとグローブボックスのノブに専用加飾を与えるなどして品質感を向上。
また、天井部とピラー部は黒にし落ち着いた雰囲気とした。そのほか、全周にわたって一貫した握り心地を実現するという専用アクセント(中央メッキリング、6時ベゼル本革巻き)付きのステアリングも新採用。フロントドアガラスの板厚アップ、トップシーリングの吸音材面積を拡大し快適な居住空間を実現。加えてLパッケージではフロントドアガラスに遮音ガラスを採用し、ロードノイズと風騒音を大幅に低減させている。
ソウルレッドプレミアムメタリックの「アテンザ」
また、クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 2.2」ではエンジンのトルク応答を緻密にコントロールする「DE精密過給制御」を新たに採用し、軽負荷時のアクセル操作に対する反応がより機敏になるように設定。さらに、燃焼時のピストンとコネクティングロッドの振動を減衰させるピストンに組み込んだダンパー「ナチュラル・サウンド・スムーザー」に加え、周波数帯1.3kHz/1.7kHz/2.5kHz付近で発生するノック音がエンジン燃焼による圧力波(エンジン加振力)と構造系共振のピークが重なって増幅していることが判明したことから、燃料噴射タイミングを0.1ミリ秒単位で制御し、エンジン加振力を構造系共振と逆位相にすることでノック音を低減する技術「ナチュラル・サウンド・周波数コントロール」を標準装備した。
ATENZA WAGON
居住空間、運転快適性などを向上させるアップグレードとなった
安全運転支援システム「i-ACTIVSENSE」では、検知端末をこれまでの近赤外線レーザーセンサーからフォワード・センシング・カメラに変更。検知対象をこれまでの車両のみから歩行者まで拡大し安全面でもアップグレードが行われた。なお、車両検知の作動領域は従来の約4~30km/hから約4~80km/hに拡大。歩行者検知は約10~80km/hで作動する。
そのほか、ディスプレイ内にフォワード・センシング・カメラで認識した速度標識、進入禁止標識、一時停止標識といった標識の内容を表示する「交通標識認識システム(TSR:Traffic Sign Recognition)」を採用。制限速度を超過している場合はディスプレイ内のグラフィックを点滅させて通知するとともに、ブザー音による警告も行なう。
メーカー希望小売価格は、276万4800円~400万1400円(税込)