トヨタ18年ぶりにWRC勝利、ラリー・スウェーデンの激闘がこれだ！

　もちろん今回の優勝は「上位ライバルがリタイヤした」っていうのもありますが、ここできっちりと断言しておきたいのは運も実力のうちだということ。本当に力がなければ、運だけで1位のゴールラインを通過することなんてできません。

　それにしてもあたりは真っ白ですね。路面の滑りやすいこんな場所を最高で200kmちかい時速でカッ飛ぶというんだからすごいものです。

　ちなみにトヨタ参戦車両の「ヤリス」とは、日本で「ヴィッツ」として販売している車両の欧州名。「えっ、ずいぶんと形が違うけど？」と思った人もいるかもしれませんが、それはラリー用に大改造されているからですね。リヤスポイラーなんて本当にゴツくて大胆なデザインです。

　ところでチーム代表のトミ・マキネン氏は往年の名ドライバー。マキネンといえばやっぱりランエボで大活躍したイメージですよね。ランエボでは「トミーマキネンエディション」というモデルが発売されたほど三菱色が強く、ここ数年はスバルとも関係が深かったという、日本メーカーとの相性の良さも知られています。