車のエンタメ
更新日:2018.10.24 / 掲載日:2017.03.17
トヨタの社員が、世界5大陸を走破するビッグプロジェクト進行中
「あなたがクルマを運転しているところをイメージしてください」と訊かれたら、どんなシーンを思い浮かべますか? 通勤時間帯の渋滞した国道を思い浮かべる人もいるでしょう。ワインディングを気持ちよく走っているところを想像する人もいるでしょう。雪国に住んでいれば、真っ白な雪道をゆっくり走っているかもしれません。
モータースポーツをはじめ、クルマにまつわる楽しさや夢を追求するトヨタのプロジェクト「TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ ガズーレーシング)」では、2014年から「5大陸走破プロジェクト」に取り組んでいます。「もっといいクルマ」づくりを目指し、それを支える「人」を育てるため、トヨタの社員が「クルマ」と「クルマが走る環境」を徹底的に体感できる機会を共有するのが目的なんですが、そのために「世界中のあらゆる場所を実際にトヨタ車で走る」という壮大なプロジェクトをやってしまうところがすごすぎます!
2016年、8月22日から12月6日まで約3か月半かけて南米大陸を走破したときの動画がこちら。
砂漠、高地、強風、塩湖、日常的なロングドライブ、市街地……。日本とはまったく異なる環境下で、トヨタの社員がクルマと向き合い、道路と向き合い、人と向き合ったチャレンジの記録が特設サイトにアップされています。写真がきれいですし、ルポも読みごたえがあるので、ぜひともじっくり読み込んでいただきたいコンテンツです。
南米走破2016の際に撮影された映像に物語をのせたショートムービー『風の惑星』です。ロックバンド「くるり」の岸田繁が作曲したオリジナルのオーケストラ楽曲をバックに、俳優の佐藤健が朗読する10のショートストーリーを鑑賞できます。しかも、俳優の浅野忠信が描き下ろしたプロローグのアニメーションのイラストにも、『風の惑星』の世界観がギュッと凝縮されています。
「別れた彼女の名前を脳から消去する」というところからはじまる南米の旅。5大陸走破プロジェクトの過酷な記録とはまったく切り離された、「読む」でも「見る」でも「聴く」でもなく、すべてを一体化しておもしろさを引き出した作品です。映像と、ストーリーと、ギミックをぜひご自身で体感してみてください。