車のエンタメ
更新日:2018.10.28 / 掲載日:2016.06.23
日本車の原点を伝えていく、「クラウン」再生プロジェクトが始動!
巨大自動車メーカー、トヨタ。「カローラ」、「プリウス」、「ランドクルーザー」、「トヨタ2000GT」、「86(ハチロク) レビン/トレノ」などなど自動車史にその名を刻む名車がたくさんありますが、その原点となったモデルはなにかといえば「クラウン」を置いてほかにありません。
1955年に誕生したクラウンは、日本の道路事情を前提に、日本人ユーザーの声に耳を傾けて日本人がつくった初めての「純国産車」なんです。1983年に発表された7代目のキャッチコピー「いつかはクラウン」はあまりにも有名ですよね。
そんなクラウンのDNAをしっかりと次世代に継承していこう、という取り組みがスタートしました。その名も「DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT」。発売からの年数が経過し、現存する車両が少ないうえに部品の入手もひじょうに困難になっている初代から7代目のクラウンをレストアしよう、というプロジェクトです。
「DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT」特設サイト(トヨタ公式)
レストアを手がけるのは、全国トヨタ店の販売店。各社が全力をあげてレストアに取り組む様子と心意気が、写真とレポート、動画で紹介されています。2016年6月13日現在、特設サイトには18ものレポートがアップされています。
「REPORT #1 愛知トヨタ編」の動画には、ピカピカにレストアされた初代クラウンが登場。
ほかのレポートでも、古いカタログや整備の手引書を参考にしながらていねいに解体し、手に入らない部品は代用品を探したり手でつくったりしてレストアしていく様子が細かく紹介されていて、読み応え&見応え十分。クラウンのすごさを知ると同時に、旧車のデザインの美しさにあらためて魅了されてしまいます。
プロジェクトはまだまだ進行中。全車のレストアが完了した暁には、ぜひとも全車でパレードしてほしいですね。きっと壮観だろうなぁ。