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更新日:2024.02.26 / 掲載日:2022.01.06

シボレー コルベット|語り継がれる名車の系譜 vol.13|

文●ユニット・コンパス 写真●シボレー
※中古車参考価格はすべてグーネット2021年12月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2022年2月号の内容です)

世界トップの自動車大国でありながら、本格的なスポーツカーに恵まれなかったアメリカ。コルベットは、そんな状況を打破したアメリカの誇りだ

アメリカのプライドが形となったスポーツカー

コルベットはアメリカンスポーツカーそのもの

 時計の針は1940年代にまでさかのぼる。第二次世界大戦を勝利で飾ったアメリカには、欧州からさまざまなものが兵士とともに海を渡ってきた。その中のひとつがスポーツカーで、小粋なデザインと優れた走行性能にアメリカ人たちは衝撃を受けた。
 時は流れ1953年、GMは1台のプロトタイプモデルをニューヨークモーターショーに出展した。軽量で形状の自在性に優れるFRP樹脂を採用した、曲線美あふれる小型スポーツカーである。このプロトタイプは、GMの予想をはるかに上まわる大反響を呼び、アメリカ初のスポーツカーが誕生することになる。
 欧州車に負けない魅力的なスタイリングで登場した初代コルベットだったが、デザインに対してパフォーマンス面ではいまいちで、特にパワー不足を指摘された。そんな初代モデルに転機が訪れたのがV8エンジンの搭載だった。これにより本格的なスポーツカーとなったコルベットは、アメリカにスポーツカーブームを巻き起こす。
 その後もコルベットは先鋭的なデザイン、パワフルなエンジンを武器にアメリカを象徴するスポーツカーとして君臨。第5世代ではついにル・マン24時間レースでクラス優勝を遂げ、欧州製スポーツカーを上まわって見せた。
 まさにアメリカの誇り。それがコルベットというスポーツカーなのだ。

シボレー コルベットはこんなクルマ

2021年に日本でもデリバリーが開始された8代目コルベット。最大の特徴はエンジンの搭載位置を従来のフロントから車体後方中央、つまりミッドシップにしたこと。ねらいは当然運動性能のさらなる向上だ。
運転席と助手席が明確にセパレートされたコックピット。視認性と乗降性のためにステアリング上下はカットされたDシェイプを採用。
ミッドシップされるエンジンは排気量6.2LOHVで最高出力495馬力を発生させる。組み合わるのは初採用の8速DCT。
ルーフは脱着式で取り外したルーフはラゲッジルームに収納可能。ラゲッジ容量はフロントと合わせて約357Lとされる。

[シボレー コルベットが名車になった理由]アメリカの夢が詰まったマッスルカー

コルベットはアメリカにとって初のスポーツカー

当時、モータースポーツの世界は欧州製スポーツカーの独壇場だったが、そこにアメリカを代表する形で挑戦。初代をベースにしたレース仕様が1956年のセブリング12時間レースでクラス優勝して以来、その歴史は続いている。

宇宙飛行士たちの愛車としてもコルベットは活躍した

 コルベットは「アメリカの誇り」と言われている。NASAによる月への有人宇宙飛行ミッション「アポロ計画」に選ばれた宇宙飛行士たちにはシボレーからコルベットがプレゼントされた。まさにヒーローのためのクルマだったのだ。

夢が形になったような魅力的なデザイン

 のびやかで力強いデザイン。その斬新さと美しさも歴代コルベットの大きな特徴。単純に性能だけを追い求めるのではなく、クルマの魅力を多角的に追求しているのもコルベットの魅力だといえるだろう。

コルベットをテーマにした博物館がある

 いかにコルベットが米国にとって大切な存在なのかわかるのが、ケンタッキー州にあるナショナルコルベットミュージアムの存在。そう、国立の博物館である。貴重な試作車からレースカーまで数多くの展示車が並ぶ。

速さだけでなくオープンカーの爽快さも持つ

 高性能スポーツカーというと、サーキットでの全開走行というイメージがある。だが、コルベットには、カジュアルにも付き合えるオープンモデルという側面も備えている。それもまた初代モデルから続く伝統である。

実用性をおろそかにしないところはアメリカらしい

 ミリアルスポーツカーといえる高性能を誇るコルベットだが、実用性をおろそかにしないのも米国流。トランクルームにはご覧のとおりゴルフバッグを収めることだってできる。最高に贅沢なスポーツカーがコルベットなのだ。

いま買いの中古車たち

シボレー コルベット(C7)

まだ高い人気を誇る先代モデル。中古車の物件数が少なく、年式にしては高値。今後に期待だ。

中古車参考価格帯:700万円〜1300万円(14年〜20年 全グレード)

シボレー コルベット(C6)

 中古車市場の主役となっているのがC6。総じて走行距離が多い傾向にあるのを注意したい。

中古車参考価格帯:200万円〜650万円(05年〜13年 全グレード)

シボレー コルベット(C5)

 中古車としてグッと買い頃を迎えているC5。だが購入にはコンディションの見極めが必要だろう。

中古車参考価格帯:220万円〜360万円(97年〜04年 全グレード)

シボレー コルベット(C4)

 少し前までは不人気モデル扱いだったC4がここのところ価格相場をあげている。買うならいまだろう。

中古車参考価格帯:200万円〜380万円(83年〜96年 全グレード)

シボレー コルベット(C3)

 現実的なクラシックカーとして注目を集めているのがC3。コーラ瓶のようなボディが美しい。

中古車参考価格帯:300万円〜1000万円(68年〜82年 全グレード)

シボレー コルベット(C2)

 「スティングレー」の名前が初めて使われた2代目も当然高値。今後さらに高値となっていくだろう。

中古車参考価格帯:1000万円〜2000万円(63年〜67年 全グレード)

シボレー コルベット(C1)

 もはや走る美術品扱いとなりつつある初代コルベット。多くの物件がASKとなっている。

中古車参考価格帯:1400万円〜ASK(54年〜62年 全グレード)

シボレー シボレーコルベットの中古車を探す
  • 支払総額:1363.5万円
  • 車両本体価格:1338万円
  • 車種 : シボレーコルベット
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 0.5万km
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  • 車種 : シボレーコルベット
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  • 年式 : 2022年
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  • 車種 : シボレーコルベット
  • 年式 : 2023年
  • 走行距離 : 990km
  • 車検: 検8.1
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  • 車種 : シボレーコルベット
  • 年式 : 2022年
  • 走行距離 : 0.4万km
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  • 車種 : シボレーコルベット
  • 年式 : 2022年
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  • 年式 : 2023年
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  • 年式 : 2021年
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  • 年式 : 2011年
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