徹底分析中古車相場
更新日:2019.04.08 / 掲載日:2019.04.08
マツダのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた
グーネット編集チーム
マツダは1920年に広島で創業した自動車メーカーです。
「東洋コルク工業株式会社」を振り出しに、「東洋工業株式会社」の社名変更を経て、1984年に現在の「マツダ株式会社」へ社名変更がなされました。
マツダは1960年に本格的な軽乗用自動車の製造を開始します。
中でも1961年に西ドイツ・NUS社とのロータリーエンジンにおける技術提携は、その後のマツダの方向性を左右するエポックメイキングな出来事として記録されます。
1960年代になり、来るモータリゼーション時代の到来に伴い、スタイリッシュな2ドアクーペボディを採り入れた1965年発売の「ファミリアクーペ」を皮切りに、実用性に加え、趣味性の高い卓越した走行性能を強調するスポーツモデルが数多く誕生します。
1967年には初のロータリーエンジンを搭載する2人乗りスポーツカー「コスモスポーツ」がデビューし、空力特性を重視した未来的なスタイリングを採り入れ、モーターのようにスムーズに加速するパワフルなロータリーエンジンは、多くの人々を魅了しました。
その後もロータリーエンジンはスポーツモデルを中心に搭載され、マツダを象徴するシンボリックなパワーユニットとして知れ渡ることとなります。
マツダを語る上で欠かせない個性的で重要な技術と言えるでしょう。
国内では無敵と言われた日産スカイラインGT-Rの50連勝を阻止し勝利した「サバンナ(海外名:RX-3)」をはじめ、リトラクタブルヘッドライトを採用した「サバンナRX-7」、さらにピュアスポーツモデルとして進化を遂げた「アンフィニRX-7」、ロータリーエンジンを搭載する最後のモデルとして知られる「RX-8」、ライトウェイトスポーツモデルとして現在も世界中に多くのファンを持つ「ロードスター」など、マツダはスポーツカー作りにも高い実績を誇ります。
ここでは、マツダのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
RX-7
グーネット編集チーム
サバンナ(海外名:RX-3)の後継車種として1978年に誕生した「サバンナRX-7」のフルモデルチェンジにあわせ、2代目モデルの車名を販売チャネルの名を冠した「アンフィニサバンナRX-7」と改め1985年10月に誕生しました。
先代の「サバンナRX-7」に搭載される573cc ×2の12Aロータリーエンジンから、よりパワフルな654cc×2の13 Bエンジンに置き換わり、さらにツインスクロールターボチャージャーを装着することで、飛躍的に動力性能が向上しました。徹底した空力処理が施された、前後にブリスターフェンダーを備えるエアロダイナミクスボディを採用し、のちに2シーター仕様が追加されるなど、よりスポーツ性を高めたモデルとして人気を博しました。
3代目モデルでは車名からサバンナを取り去り「アンフィニRX-7」として、1991年10月にリリースされます。
低くうねりのある滑らかなワイドな3ナンバーサイズボディを採り入れ、50:50の理想的な前後重量配分を持つ、重心の低いピュアスポーツカーとして開発されました。
アルミ材を随所に使用することで可能となった徹底した軽量化とともに、4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションの採用など、圧倒的な動力性能を誇るシーケンシャル・ツインターボチャージャー付ロータリーエンジンなど、ピュアスポーツとしての資質を高めたスポーツカーとして今なお多くのファンを持つモデルです。
RX-7のおすすめ人気車種・グレード
マツダ RX-7(RX7)タイプRS(2000年10月モデル)
乗車人員:4名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)235/45ZR17(後)255/40ZR17
エンジンタイプ:13B-REW型 水冷直列2ローターICツインターボ
排気量:1308cc
最高出力:280ps(206kW)/6500rpm
最大トルク:32.0kg・m(314N・m)/5000rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:7.2km/L
車両重量:1280kg
新車価格:3,848,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
RX-7の価格相場(2019年2月25日時点)
新車価格帯:289~444万円
中古車価格帯:87~798万円
中古車平均価格相場:206.9万円
RX-8
グーネット編集チーム
RX-8はRX-7の後継モデルとして、2003年4月に誕生しました。
ロータリーエンジンを搭載する専用車ながら、ファミリーユースにも焦点をあてた4ドアスポーツカーとして開発されました。
ロータリーエンジンならではのコンパクト・軽量・高出力を活かし、街乗りから本格的なサーキット走行まで幅広い用途に使える、フリースタイルドアと呼ばれる観音開きドアを備え、後席へのアクセスをより容易にした、ユニークなパッケージデザインが特徴のモデルです。
先代モデルにあたるRX-7の持つ、研ぎ澄まされた卓越した走りの性能を備えたピュアスポーツモデルとは異なるものの、新世代の環境に配慮した13BロータリーNAエンジン「RENESIS(レネシス)」を搭載し、大人4人がリラックスできる実用性を備えた身近なスポーツカーとして発売当初より高い人気を誇りました。
RX-8のおすすめ人気車種・グレード
マツダ RX-8 (RX8)タイプRS(2009年5月モデル)
乗車人員:4名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)225/40R19 89W(後)225/40R19 89W
エンジンタイプ:13B-MSP型 水冷式直列2ローター
排気量:1308cc
最高出力:235ps(173kW)/8200rpm
最大トルク:22.0kg・m(216N・m)/5500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:9.4km/L
車両重量:1350kg
新車価格:3,180,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
RX-8の価格相場(2019年2月25日時点)
新車価格帯:240~383万円
中古車価格帯:9~329万円
中古車平均価格相場:100.7万円
ロードスター
グーネット編集チーム
ロードスターは2人乗りオープンスポーツカーとして1989年9月に誕生しました。
英国製のトラディショナルなオープンカーを彷彿とさせる、コンパクトなボディを採り入れ、スポーツカーらしいややタイトなコックピットや、小気味よく吹け上がる自然吸気ツインカムエンジンを搭載し、人馬一体となったヒラリ感を具現化した爽快な走りを実現しています。海外でも「MX-5ミアータ」として販売されるなど、ワールドワイドで熱心なファンを持つ人気モデルです。
現在では4代目へと進化していますが、初代モデルからの美点である取り回しに優れるコンパクトな軽量ボディ、ショートストロークのクロスレシオマニュアルトランスミッションを駆使したドライバーと一体となったリニアな走行性能や四季を問わず心地良いオープンエアが楽しめるソフトトップの装備など、世界的にも希少となった本格的な2シーターライトウェイトスポーツカーとして、圧倒的な存在感を放つモデルです。
ロードスターのおすすめ人気車種・グレード
マツダ ロードスター (RX7)タイプRS(2000年10月モデル)
乗車人員:2名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)195/50R16 84V(後)195/50R16 84V
エンジンタイプ:P5-VP[RS]型 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1496cc
最高出力:132ps(97kW)/7000rpm
最大トルク:15.5kg・m(152N・m)/4500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:—-km/L(詳細不明)
車両重量:990kg
新車価格:2,554,200円
自動車税:年間34,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
ロードスターの価格相場(2019年2月25日時点)
新車価格帯:161~325万円
中古車価格帯:12~374万円
中古車平均価格相場:104万円