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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06

奥様キラー 日産ブルーバードシルフィ

奥様キラーなクルマ

足回りには定評のあるリバウンドスプリングやリップルコントロールショックアブソーバを採用し、優しい乗り味を実現。さて、乗り心地はいかに?

足回りには定評のあるリバウンドスプリングやリップルコントロールショックアブソーバを採用し、優しい乗り味を実現。さて、乗り心地はいかに?

【本記事は2006年1月にベストカーに掲載された記事となります。】160万~200万円のセダン市場は、84%が子離れ層であるポストファミリーで占められており、さらに、その決定権の多くは女性が握っているというのが日産の調査結果。ニューブルーバードシルフィ(以下シルフィ)はズバリ、ターゲットをここに絞って開発されている。つまり“奥様キラー”なクルマなのだ。

セールスポイント(1)/どこが奥様キラーなのか?

スーパーマルチコンソールは最大9.7Lもの容量を誇り(プレミオは4.6L)、使い勝手のよさは抜群。セカンドバッグがすっぽり収まるのはもちろん、アームレストを180度回転させればトートバックのような大きなバッグも収納可能。その際、回転させたアームレストは後席用のトレイとなるのだからニクイ

スーパーマルチコンソールは最大9.7Lもの容量を誇り(プレミオは4.6L)、使い勝手のよさは抜群。セカンドバッグがすっぽり収まるのはもちろん、アームレストを180度回転させればトートバックのような大きなバッグも収納可能。その際、回転させたアームレストは後席用のトレイとなるのだからニクイ

●セールスポイント(1)/どこが奥様キラーなのか?「美しい」「心地よい」「優しい」の3つのアピールポイントを持つニューシルフィ。そのどれもが女性を意識して作られている。なかでもソファのような大型でたっぷりとした厚みのあるシートと、大きなトートバックも収納できるスーパーマルチコンソールが最大のウリ。もちろん運転のしやすさも重要なポイントだが、ヘッドライト上に突起をつけ、トランクリッド後端を凸型形状にするなどして車両感覚をつかみやすい工夫を施しているほか、最小回転半径も5.3mと小回りのきくクルマに仕上げ、そのあたりも万全だ。

スーパーマルチコンソールは最大9.7Lもの容量を誇り(プレミオは4.6L)、使い勝手のよさは抜群。セカンドバッグがすっぽり収まるのはもちろん、アームレストを180度回転させればトートバックのような大きなバッグも収納可能。その際、回転させたアームレストは後席用のトレイとなるのだからニクイ

スーパーマルチコンソールは最大9.7Lもの容量を誇り(プレミオは4.6L)、使い勝手のよさは抜群。セカンドバッグがすっぽり収まるのはもちろん、アームレストを180度回転させればトートバックのような大きなバッグも収納可能。その際、回転させたアームレストは後席用のトレイとなるのだからニクイ

ニューシルフィのボディサイズは全長4610×全幅1695×全高1500~1510mm。ホイールベースを165mmも延長して2700mmとし、後席居住性を大幅に拡大しながら5ナンバーサイズは死守した。開発責任者である松本秀二CPSはこう語る。「全幅が1700mmを少し超えても実質的には何も変わりません。しかし、気持ちの問題。日本では5ナンバーサイズには意味がある。私は絶対に3ナンバーにはしたくなかったんです」肥大化するいっぽうの最近の日本車のなかで、このこだわりは嬉しい。エンジンは直4の1.5L(109ps/15.1kgm)と2L(133ps/19.5kgm)で、ともにレギュラーガソリン仕様。組み合わされるトランスミッションは1.5Lが4AT、2LがCVTとなる。ニューシルフィのメインエンジンは従来型の1.8Lから2Lへ拡大されたが、10・15モード燃費は16.0km/Lと同じ数値をキープ。排ガスレベルはもちろん全車4つ★を獲得している。また、1.5Lにはe-4WDの設定もある。

セールスポイント(2)/高い質感、広い室内

サンドベージュ(写真)とブラックの2種類のカラーを用意するインテリア。クラスを超えた質感の高さが自慢

サンドベージュ(写真)とブラックの2種類のカラーを用意するインテリア。クラスを超えた質感の高さが自慢

●セールスポイント(2)/高い質感、広い室内ニューシルフィはティアナから始まった「モダンリビングコンセプト」を踏襲。内外装ともにSモーションと呼ばれる優しい曲線を多用したデザインが採用されている。インテリアカラーはサンドベージュとブラックの2種類を用意。また、後席ニールームはセルシオの665mmを超える680mm、ペダルからリアシート着座位置までの距離である有効室内長もセルシオの1871mmを凌ぐ1876mmを実現。もちろん、ライバルのプレミオ/アリオンを大きく超える、5ナンバーセダンとしては最大級の広さを誇る。グレード構成は1.5Lが15Sとe-4WDの15MFOUR、2LがS、M、Gの3種類。量販グレードになることが予想される20Mの価格は199万5000円で、プレミオの量販グレードである1.8XLパッケージの195万3000円に対して、+200ccでわずか4万2000円高という絶妙の設定。従来型に対し、広さ、質感、使い勝手とすべてが大きく進化したニューシルフィ。「セダンは男のクルマという常識を棚上げし、白紙の状態から企画しました」と松本CPSは言う。 月販目標台数は3000台。ヒット商品の条件は女性に支持されることとよくいうが、ニューシルフィはその思惑どおりにいくか否か。BCとしてもその成りゆきが気になるところだ。超クリーンな1.8Lはなくなったが?先代のブルーバードシルフィは、都市の空気よりもきれいとまでいわれたSULEVの1.8Lエンジンを搭載していたが、今回のモデルチェンジで2Lに変更。あのクリーン性能はどうなった? と心配している人もいるかもしれない。認定値で比べると、NMHC(ハイドロカーボン)は0.013g/km以下で新旧同じ、NOxも0.013g/km以下で新旧同じ、COが旧型1.8Lの0.57g/km以下に対し、新型の2Lは1.15g/km以下で若干劣るという数値になっている。ただし、新型の2LもSULEVであることに変わりはなく、クリーン性能は充分に保たれている。奥さん、安心していいよ(ハート)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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