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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04
580馬力の試乗最強のワゴンをFISCOでサーキット試乗! アウディRS6アバント
アウディ史上最強?
張り出したフェンダー、マッドブラックのリアディフューザー、左右に配されたオーバルタイプのテールパイプが特徴
【本記事は2008年8月にベストカーに掲載された記事となります。】アウディのスポーツモデルはSとRSという称号が与えられているが、そのなかでも史上最強に位置づけられているアウディRS6シリーズのアバント。そのRS6アバントをFISCOの本コースでサーキット試乗!本コースに入る前にRS6のエクステリアに驚く。張り出したフェンダー、2つのエアインテークを備えるその面構えは、さすがにアウディ史上最強を謳うだけの獰猛さだ。
スポーツカーを超えるモンスターワゴン
A・マクニッシュ選手は「今年のル・マンは一瞬たりとも気が抜けなかった、24年間のレース人生のなかでも一番ハードだった。レース中は常にR10のこと、タイヤの摩耗のことを考えていたけど、夜10時頃、1コーナーで観客がバーベキューをしていて羨ましかった」とのこと。R8は左足ブレーキ(F1は左足、R10は右足)を使っていた
驚くのはまだ早い。その心臓には580ps/66.2kgmの5LV10ツインターボが積まれている。レース用エンジンと同じドライサンプ式駆動方式はもちろん、お家芸のクワトロシステム。心躍らせながら本コースに入る。0→100km/h加速、4.6秒というスポーツカー顔負けの加速性能はダテじゃない。フル加速した時の安定感、路面への伝達力、6速ティップトロニックのスムーズさなど、どれをとっても一級品でまさに“パワーをてなづける”といった感じ。もちろんパワーに見合ったフロント6ピストンキャリパーの効きの不安感はまったくなく、ヘアピンなどでの急激な挙動変化に対しても、ボディの捻れ剛性、スタビリティはワゴンを感じさせないすばらしさ。まさにスポーツカーを超えるモンスターワゴンである。
乗り心地はよく、インテリアの質感、ボディの造り込みのよさ
主要諸元
それでいて乗り心地はよく、インテリアの質感、ボディの造り込みのよさにも驚かされる。スポーツカー好きの(担)は、この内容だったらクーペ=スポーツカーという常識はもう通用しないと思うほど驚いたのなんの。でも価格は1660万円! 幸運な人ならぜひお勧めである。このRS6アバントは6月16日から予約が開始され、デリバリーは今年9月中旬の予定。今年の販売分は100台!