中古車購入
更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.05.02
スバルWRX S4の歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた
グーネット編集チーム
WRX S4は、インプレッサWRXシリーズの流れをくむ4ドアスポーティセダンとして2014年8月に誕生しました。
「Pure Power in Your Control」を開発コンセプトに掲げ、スバル独自のトルクフルで圧倒的な動力性能を誇る水平対向ターボエンジン、シーンを問わない優れたロードホールディング性を発揮するシンメトリカルAWD機構を搭載しています。
ドライバーがコントロールできる性能を極限まで追求した、ハイパフォーマンスモデルです。
ここでは発売から現在モデルの人気車種と燃費・維持費についてまとめてみました。
初代 スバルWRX S4 VA系(2014年~)
グーネット編集チーム
インプレッサシリーズのWRX S4は、ドアセダンにハイポテンシャル2.0L水平対向4気筒ターボエンジンを搭載しています。豪快な走りが特徴の「WRX STI」の実質的な後継モデルとして、2014年8月のフルモデルチェンジ時に独立した車種として誕生しました。
この代のフルモデルチェンジでは、イージードライブから本格的なスポーツ走行まで幅広いシーンで質の高いドライブが楽しめるCVTを搭載する「WRX S4」と、初代レガシィから搭載され熟成されたショートストロークEJ20型エンジンをチューニングしたツインスクロールターボエンジンと6マニュアルトランスミッションを搭載する走りのトップグレードモデルに位置づけされる「WRX S4 STI」と枝分かれしました。
車名の「S4」は、「Sports performance」「Safety performance」「Smartdriving」「Sophisticated feel」の4つのバリュー「S」に由来しています。
誰もが安全でポテンシャルの高い走りを快適に楽しめるモデルとして命名されています。
【エクステリア】
スバル車に共通するデザインモチーフである立体的なヘキサゴングリルを採用しています。精悍なホークアイヘッドランプと一体になったブリスター形状のフロントフェンダー、ダイナミックな意匠のフロントバンパーを備えるフロントビューは、1795mmの全幅をより踏ん張りのあるワイド&ローを強調しています。
高性能ターボエンジンの搭載をアピールするフロントボンネットの大型ダクト、大径ロープロファイルタイヤを採り入れています。リヤドアからリヤエンドまで大きく一体で膨らんだブリスター形状のリヤフェンダー、シャープなキャラクターラインに加え、Aピラーを200mm前方へ移動し、Cピラーを寝かせたショートデッキスタイルと相まって、躍動感のあるサイドビューが特徴です。
リヤビューはディフューザー一体型リヤバンパーをはじめ、整流効果の高い大柄のウイング形状リヤスポイラーの設定など、安定感のある洗練された佇まいを演出しています。
【インテリア】
ブラック基調のスポーティでシックなインテリアは、ドライバーがクルマと一体となった大人のためのスポーツモデルに相応しい、機能性を重視したコックピットデザインを採用しています。
艶やかで質感の高いハイグロスブラックインストルメントパネルをはじめ、視認性の高い大型マルチインフォメーションディスプレイ付ホワイトイルミセントメーター、身体をしっかりホールドする上質な掛け心地が特徴の丁寧な作りのセミバケット形状シート、ステアリングホイールやセレクトノブやブーツ、シートに施されたレッドステッチとなっています。
ほかにも、ブラックインテリアとマッチするオレンジ色のスイッチ照明など、センスの良いドライバーを高揚させる刺激的なインテリアデザインが、大人のためのスポーツセダンとしての魅力を高めています。
また、4ドアセダンとして日常の利便性や実用性、快適性も大きな魅力です。
大容量トランクルームや6:4分割可倒式トランクスルーの採用に加え、左右独立温度調整機能がついたフルオートエアコンやリヤアームレストなど、大人5名が快適に移動できる優れた居住性を提供しています。
【パワープラント・メカニズム】
低回転域からフラットで豊かなトルクを発生する、2.0L水平対向4気筒直噴ツインスクロールターボエンジンを搭載し、レスポンスの良い専用設計のスポーツリニアトロニックとの組み合わせになります。
スポーツリニアトニックは、3つの走行モード「インテリジェントモード(I)」「スポーツモード(S)」「スポーツ・シャープモード(S#)」を備える「SI-DRIVE」機構を採用しています。燃費を重視したエコドライブから、アクセルに対し機敏なレスポンスを示し、爽快なスポーツドライブを提供するインテリジェントなトランスミッションとなります。
「スポーツ・シャープモード(S#)」では、8段クロスレシオのステップ変速制御となり、マニュアルトランスミッションのような、ダイレクトな走行フィールが楽しめます。
水平対向エンジンならではの低重心化に加え、スバル独自の「シンメトリカルAWD機構」、走行状況に応じてトラクションモードを可変する「マルチモードVDC」、スムーズでドライバーの意図するラインを忠実にトレースする「アクティブトルクベクタリング」を採用しています。サスペンションのジオメトリーの変更、ボディの剛性強化などにより、優れた走行安定性と操舵性能を両立しています。
フロント可倒式ビルシュタイン製ダンパーやピロボールブッシュ付アルミ鍛造フロントロアアームを採用した足回りは、高性能18インチロープロファイルタイヤをしっかり履きこなし、しなやかでダンピングの効いた快適な乗り心地と優れた操舵安定性を提供しています。
【安全性能】
スバル車に共通する安全思想である「ALL-AROUND SAFETY」に基づき、「0次安全」から「予防安全性能」「アクティブセーフティ」「パッシブセーフティ」まで妥協を許さない、先進の高い安全性能を備えています。
指向性の高い光輝度「LEDハイ&ロービームランプ」やステアリング舵角に連動した「ステアリング連動ヘッドランプ」、ロングドライブでも疲れの少なく快適な座り心地を提供する「フロントスポーツシート」などを設けています。
事故を起こしにくいクルマづくりの基本性能である「0次安全」に加え、運転支援や視界拡張の「アイサイトセイフティプラス」の設定や、新たにロングドライブや高速道路走行時のドライバーのストレスを軽減する「全車速追従機能付クルーズコントロール」「車線中央維持」「追従走行」からなる新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」を追加した運転支援システム「アイサイト」を全グレードに標準搭載しています。
スバルの安全に対する信頼を揺るぎないものへと推し進めています。
スバルWRX S4(WRX_S4)2.0GT-Sアイサイト(2017年8月モデル)
ボディタイプ:セダン
乗車定員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
ボディサイズ:4595×1795×1475mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:2005×1490×1205mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)245/40R18(後)245/40R18
エンジンタイプ:FA20型 水平対向4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1998cc
最高出力:300ps(221kW)/5600rpm
最大トルク:40.8kg・m(400N・m)/2000~4800rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:12.4km/リットル
車両重量:1540kg
価格:3,736,800円
自動車税:年間39,500円 ※
「2.0GT-Sアイサイト」は、高い安全性能と充実した装備を備え、2014年8月の発売時においても、受注台数の約75%を占めるほどの高い人気を誇る上位グレードです。
2017年8月に実施された大幅改良では、ダンパーやスプリング、スタビライザーなどサスペンション周りの最適化をはじめ、電動パワーステアリングの改良、徹底したボディ各部の振動騒音対策を施すなど、より走りの質を高め、路面の追従性に優れたフラットで快適な乗り心地を実現しています。
さらに、高速道路を使用したロングドライブでもドライバーのストレスを軽減する「全車速追従機能付クルーズコントロール」「車線中央維持」「先行車追従操舵」の3つの新機能「アイサイト・ツーリングアシスト」がアイサイトに追加され、標準装備されています。ほかにも、「後退時自動ブレーキシステム」と「ステアリング連動ヘッドランプ」が一緒に標準装備されました。
本グレードでは、運転支援の「アイサイトセイフティプラス:スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)、ハイビームアシスト」と視界拡張アイサイトセイフティプラス(フロント&サイドビューモニター)が標準装備されています。スバルを象徴する高い安全機能を備えた、最上位スポーツセダンとして位置づけられます。
この「アイサイトセイフティプラス」は装着率が9割超えるほどの、予防安全性能を高める人気の装備です。
ほかにもトップグレードに相応しい、優れた操縦安定性と乗り心地を提供するビルシュタイン製ダンパー、ファットな18インチロープロファイルタイヤやダークガンメタリック塗装が施された精悍なアルミホイールやトランクリップスポイラーなどの走りの質を高める装備となっています。
フロントにはシートヒーターを備えた、滑りにくく肌触りの良い上質なウルトラスエードを使用したレッドステッチ入り本革コンビシートが設置されています。ウエルカムライティングやサテンメッキドアミラーを装備するなど、上質で快適性を重視した、充実した装備が特徴の1台です。
ボディカラーは歴代WRXモデルからのイメージカラーとして人気の高いWRブルー・パールを含め、全6色が設定されています。
※自動車税は2018年2月時点で参照したものとなります。
・主なオプション
大型リヤスポイラー、サンルーフ(電動チルト&スライド式)、本革シート(レッドステッチ入り、アクセスキー対応運転席シートポジションメモリー機能付)など。
・カラーバリエーション
クリスタルブラック・シリカ、ダークグレー・メタリック、アイスシルバー・メタリック、ピュアレッド、WRブルー・パール、クリスタルホワイト・パール。