中古車購入
更新日:2021.02.08 / 掲載日:2021.02.08
マツダ フレアワゴンの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介
現行のモデルが3代目となる軽トールワゴンのマツダ フレアワゴンに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
マツダ フレアワゴンの歴史
フレアワゴンは、2008年に生産を終了した「スピアーノ」以来の新型軽自動車としてスズキから販売された軽トールワゴンです。車名の「flair」とは、英語で才能、ひらめき、おしゃれなどを意味しています。
2012年6月26日に、マツダとしては4年ぶりの軽自動車となるフレアワゴンの初代を発売しました。フレアワゴンはトールワゴンタイプのボディを持ち、広さと使いやすさを両立したデザインとパッケージングをアピールしています。
この初代MM21S型フレアワゴンの車両基本構成はスズキ パレットをベースとしており、スズキからOEM供給を受ける形でマツダのブランドで販売されました。
ゆとりある頭上空間と後席でもくつろげる室内長を持ち、大人4人がゆったり過ごせる室内空間を確保し、簡単な操作で格納できる後席や使いやすい収納部を備えるなど、便利で快適な装備が充実しています。また、ドアの開閉シチュエーションを選ばない後席両側スライドドア、低い位置に設けられる段差の少ないリアステップによって、高い乗降性を実現しました。
メカニズム面では、スズキのロングセラーエンジンであるK6A型3気筒VVTエンジンと、副変速機構付CVTを組み合わせることで、力強い走りと低燃費を両立しています。
2013年3月18日に、初代発売開始からわずか10か月という短い販売期間で、2代目であるMM32S/42S型にフルモデルチェンジされました。これはOEM供給元であるスズキがパレットの生産を終了し、後継車種であるスズキ スペーシアをデビューさせたためであり、それに伴ってフレアワゴンのベース車両もスズキ スペーシアに変更されています。
エンジンを新型のR06A型に換装し、減速エネルギー回生システムやアイドリングストップシステムを装備、さらに車体の軽量化を行ったことで燃費を大幅に高めました。
2017年12月22日、先代同様にベース車両であるスズキ スペーシアのフルモデルチェンジに伴って、3代目となるMM53S型がデビューします。マイルドハイブリッドシステムを搭載したことで燃費性能をさらに向上させ、デュアルセンサーブレーキサポートなどの先進機能を採用して安全性能を強化しました。
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フレアワゴン XS
シンプル&スタイリッシュなデザインの上級グレード「フレアワゴン XS」
フレアワゴン XSは、初代から2代目まで設定されていた上級グレードです。ゆったり過ごせる室内空間と高い乗降性を実現しています。
駆動方式はFFに加えて4WDをラインナップし、寒冷地での走行性能を確保、トランスミッションはCVTを採用したことによって高い燃費性能を誇っているのが特徴です。
室内空間の広さと解放感を感じさせる、親しみやすくシンプル&スタイリッシュなエクステリアデザインが好評を博しています。また、このグレードのみボディカラーに2トーンカラーが設定されました。
中古で購入する際の目安となる予算
フレアワゴン XSを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2012年式:11万円~69万円
2013年式:27万円~108万円
2014年式:34万円~99万円
2015年式:49万円~99万円
2016年式:49万円~123万円
2017年式:73万円~123万円
2018年式:流通量希少により算出不可
フレアワゴン XSは初代の中古車は数台しか流通していませんが、2代目であれば豊富に流通しているため、条件に合った車両を探すことができるでしょう。
先代モデルとの比較
初代:2012年~2013年
初代に設定されたフレアワゴン XSは、充実した装備が特徴の上級グレードとして位置づけられています。上級グレードらしく、後席左側スライドドアに携帯リモコンでも開閉可能な電動スライドドアを採用しているのが特徴です。
この世代は、販売期間がわずか10か月という異例の短さであったことから、中古車の流通量も少ないので選択肢はあまりないでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
2代目:2013年~2018年
この世代のフレアワゴン XSは、ベース車両がスズキ パレットからスズキ スペーシアへと変更となるフルモデルチェンジを受け、アイドリングストップシステムやエネルギー回生システムを装備するようになりました。そのため、燃費性能が大幅に向上しています。また、先進安全装備も追加され、安全性能の強化が図られました。
この世代は初代よりも設定期間が長かったことから、中古車の流通量も多く、価格も高めです。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
人気のあるカラー
フレアワゴン XSのボディカラーは、下記のモノトーン5色、2トーン2色が設定されています。
モノトーン
・ブルーイッシュブラックパール3
・フォレストアクアメタリック
・イノセントピンクパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
2トーン
・フォレストアクアメタリック2トーンカラー
・イノセントピンクパールメタリック2トーンカラー
この中では、パール塗装が施された白色の「パールホワイト」が人気です。
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フレアワゴン ハイブリッドXG
マイルドハイブリッドシステム搭載のベーシックグレード「フレアワゴン ハイブリッドXG」
フレアワゴン ハイブリッドXGは、3代目で設定されたベーシックグレードです。
先代のフレアワゴン XGを継承しつつ、減速の際のエネルギーを利用して発電し、その電力を活用してモーターによるクリープ走行や加速の際にエンジンアシストを可能にするマイルドハイブリッドシステムを搭載しています。これにより、グレード名にハイブリッドという名称が付け加えられました。
エクステリアデザインも一新され、ボディがより広く、より大きく見える工夫をしながらも、個性や遊び心をも表現したデザインとなっているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
フレアワゴン ハイブリッドXGを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2018年式:75万円~125万円
2019年式:114万円~135万円
2020年式:114万円~135万円
2021年式:流通量希少により算出不可
このグレードは従来のフレアワゴン XG同様にベーシックグレードですが、高い燃費性能や安全性能を誇る充実した装備が与えられているため、中古車市場でも人気があります。そのため、全体的に高い価格がつけられているようです。
先代モデルとの比較
3代目(現行モデル):2018年~
フレアワゴン ハイブリッドXGは、3代目から設定されているベーシックグレードです。
エクステリアデザインは先代までのシンプルな造形から脱却し、高いボンネットや角度の立ったフロントガラスでゆとりのある大きさを表現。また、ベルトラインも高くしてボディの厚みを強調しました。さらにデザイン上のアクセントとして、スーツケースをモチーフとした水平ラインをボディサイドや助手席インストルメントパネルに施して、遊び心を演出しています。
先代モデルよりも、スライドドアの開口幅と開口高を拡大して後席の乗降性を向上させ、荷室開口部の天地を伸長することで、大きな荷物の出し入れがしやすくなりました。
また、単眼カメラや赤外線レーザーレーダー、超音波センサーなどによって万一の危険を察知した際にはブレーキが自動的に作動し、衝突回避・被害軽減をサポートしてくれる先進安全装備を搭載しています。
このグレードは登場からまだ3年ほどしか経過していないこともあり、どの年式も高値で取引されています。そして車両状態がよいものが多いです。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mmです。
人気のあるカラー
フレアワゴン ハイブリッドXGのボディカラーは、下記の5色が設定されています。
・ピュアホワイトパール
・オフブルーメタリック
・ブルーイッシュブラックパール3
・シフォンアイボリーメタリック
・シルキーシルバーメタリック
この中では、クリーム色の「シフォンアイボリーメタリック」が人気です。
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フレアワゴン LS
設定期間わずか10か月の「フレアワゴン LS」
フレアワゴン LSは、初代のみに設定されていたベーシックグレードです。
エンジンは自然吸気の直列3気筒DOHC12バルブVVT(可変バルブタイミング)を搭載し、十分な動力性能と優れた燃費性能を両立しています。
トールタイプのボディを活かしたゆとりある居住性を持つ室内空間、さらに大きく開口するスライドドアによる後部座席への良好なアクセス性が高い評価を得ました。また、このスライドドアには、半ドア位置から自動的に全閉するスライドドアイージークロージャーを両側に採用しているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
フレアワゴン LSを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2012年式:0.1万円~43万円
2013年式:流通量希少により算出不可
フレアワゴン LSは初代のみに設定されたグレードですが、OEM供給のベース車両であるスズキ パレットの生産終了に伴い、発売開始からわずか10か月という短い期間しか設定されていません。そのため、流通量はかなり少なく、数台しか確認できませんでした。
先代モデルとの比較
初代:2012年~2013年
フレアワゴン LSは、初代のみで設定されていたベーシックグレードです。
このグレードは使い勝手のよいトールタイプのボディ形状によって、広大な室内空間を実現しており、エクステリアデザインでもゆとりと安定感を感じさせるスタイリッシュなフォルムが採用されました。開口幅580mm×開口高1230mmの大型後席両側スライドドアと、地上高340mmの低いステップによって、あらゆる場面で楽に乗り降りすることが可能です。
インテリアでは、エアコンの冷風を利用する保冷機能付アッパーボックスやシートアンダーボックスなど、使い勝手のよい豊富な収納スペースを装備しました。
設定されていた期間が1年にも満たないフレアワゴン LSの中古車はあまり多くなく、現時点では数台しか確認できません。フレアワゴン誕生初期に設定されていたグレードなので、今後も増えるような状況は見込めないでしょう。そのため、選択肢はあまりないですが、条件に合った車両があるのであれば購入することをおすすめします。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力54ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
人気のあるカラー
フレアワゴン LSのボディカラーは、下記の5色が設定されています。
・ブルーイッシュブラックパール3
・アクアベールブルーパールメタリック
・ブルームピンクメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中では、パール塗装が施された白色の「パールホワイト」が人気です。
フレアワゴン XG
2代目のベーシックグレード「フレアワゴン XG」
フレアワゴン XGは、2代目のみに設定されていたベーシックグレードです。初代におけるフレアワゴン LSを継承しています。
減速エネルギー回生技術であるエネチャージやブレーキを踏んで時速13km以下に減速するとエンジンを自動停止するアイドリングストップシステムなどを装備しているため、優れた燃費性能が特徴です。
また、新プラットフォームの採用によって室内長がさらに拡大し、軽自動車とは思えないくらいのゆとりのある快適空間を提供しています。
中古で購入する際の目安となる予算
フレアワゴン XGを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2013年式:39万円~75万円
2014年式:35万円~82万円
2015年式:56万円~117万円
2016年式:49万円~99万円
2017年式:58万円~129万円
2018年式:81万円
フレアワゴン XGは人気のグレードであったことからも、中古車市場における流通数は豊富です。全体的に、年式や走行距離に応じた価格設定がなされています。
先代モデルとの比較
2代目:2013年~2018年
フレアワゴン XGは、2代目のみに設定されていた価格も装備も抑えられたベーシックグレードです。初代で設定されていたフレアワゴン LSをベースに開発されました。
スタイリッシュなハイルーフとロングホイールベースにより、室内高1375mmと室内長2215mmに達する広大な室内空間を確保しながらも、最小回転半径4.2mという使い勝手のよさも魅力のひとつです。後席スライドドアには、半ドア位置から自動的に全閉するスライドドアイージークロージャーを両側に採用し、室内には携帯電話などの小物収納に便利な収納スペースを豊富に用意しています。
2015年に行われたマイナーチェンジでは、フロントデザインが刷新され、フロントでグリルのワンポイントメッキが新デザインへと変更されました。
フレアワゴンの中でも廉価グレードとして人気があったことから、フレアワゴン XGの中古車の流通量は豊富です。比較的年式が新しいので、車両状態がよいものや走行距離の短いものも流通しています。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力52ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1735mmです。
人気のあるカラー
フレアワゴン XGのボディカラーは、下記の5色が設定されています。
・ブルーイッシュブラックパール3
・フォレストアクアメタリック
・イノセントピンクパールメタリック
・シルキーシルバーメタリック
・パールホワイト
この中では、明るいシルバー色の「シルキーシルバーメタリック」が人気です。
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※本記事は、2021年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。