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更新日:2021.08.25 / 掲載日:2021.08.25

メルセデス・ベンツ Eクラスステーションワゴンの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

メルセデス・ベンツ Eクラスステーションワゴン

1993年に発売を開始したメルセデス・ベンツ Eクラスステーションワゴンに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

メルセデス・ベンツ Eクラスステーションワゴンの歴史

1985年にメルセデス・ベンツからEクラスの初代が登場します。しかし、このときはまだEクラスはセダンしか設定されていませんでした。

1988年、ドイツ本国でEクラスステーションワゴンが追加されますが、日本に導入されたのはそれからおよそ5年後のことです。

1993年、ついに日本にEクラスステーションワゴンが導入されます。この世代では、Eクラスステーションワゴン独自の装備として、車両姿勢を水平に保つセルフレベリングサスペンションを装備しているのが特徴です。

1995年、2代目が登場します。この世代では、ヘッドライトは楕円形の4灯ライトが採用されており、特徴的なフロントデザインとなりました。

1997年、マイナーチェンジが行われます。フルタイム4WD「4マチック」を搭載したモデルが設定されるようになります。

2002年、3代目が登場し、ヘッドライトは先代と同じものを採用。設定されたモデルは、アバンギャルドとエレガンスの2つのみです。Eクラスステーションワゴンには5人乗りモデルの他に、カーゴルームに2人乗れる7人乗りモデルも用意されました。不具合が多発してリコールが多かったので、前期型モデルと後期型モデルではブレーキ構造が違い、エンジン排気量やトランスミッションも異なります。

2009年、4代目が登場。先代と違って角形ヘッドライトを採用していたものの、不評だったためにマイナーチェンジでデザインが変更されています。また、直感的にナビやオーディオを操作できるコマンドシステムも新たに搭載しました。

2016年、現行モデルである5代目が登場。セダンが一足先に設定され、遅れること3か月後にEクラスステーションワゴンが設定されます。ヘッドライトには、二重の眉に見立てたような形状をしたフロントランプを備えた新型のLED式を採用しました。

2020年、最新モデルが登場します。対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載するなど、Eクラスステーションワゴンはフルモデルチェンジをするごとに進化を遂げています。

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Eクラスステーションワゴン E200 スポーツ

Eクラスステーションワゴン E200 スポーツ

AMGラインエクステリアが標準装備の「Eクラスステーションワゴン E200 スポーツ」

Eクラスステーションワゴン E200 スポーツは、5代目の2020年9月に設定されたグレードです。5代目に設定されたグレードの中では、エントリーグレードとして位置づけられています。

ターボエンジンに、モーター機能付き発電機とリチウムイオン電池を組み合わせたマイルドハイブリッドモデルです。AMGラインエクステリアが標準装備となっており、スポーティーな見た目となっています。

安全装備として、ブレーキアシストや盗難防止システムなどが搭載されているのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

Eクラスステーションワゴン E200 スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2020年式:738万円~768万円
2021年式:778万円~798万円

Eクラスステーションワゴン E200 スポーツは登場して間もないグレードのため、中古車の流通量は少なめです。現行モデルのEクラスステーションワゴンの中では新車価格が一番安いグレードということもあり、他のグレードと比べると中古車価格も低めに設定されています。

先代モデルとの比較

5代目(現行モデル):2020年~
Eクラスステーションワゴン E200 スポーツは、2020年より設定されました。

マイルドハイブリッドモデルとなっているため、モーターアシストによって燃費が向上しているのが特徴です。駆動方式は2WDのみで、トランスミッションは9速AT、ホイールには19インチアルミホイールを採用しました。

フロントグリルには、メルセデス・ベンツを象徴するロゴのスリーポインテッドスターを配置しています。また、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」も標準装備しました。

その他にも、フロントガラスに投影するARナビゲーションも搭載。これにより、交差点が近づくとフロントガラスに進む道を表示してくれます。

Eクラスステーションワゴン E200 スポーツは2020年に登場したばかりのグレードですが、それでも中古車は7台ほど流通しているようです。この世代のエントリーグレードなのでメルセデス・ベンツの中古車としては安くなっていますが、中古車として購入するにはまだ高いので、もう少し時期を待った方がよいでしょう。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力184ps。ボディサイズは全長4955mm×全幅1850mm×全高1465mmです。

人気のあるカラー

Eクラスステーションワゴン E200 スポーツのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・セレナイトグレーマグノ(マット)

この中では、漆黒の「オブシディアンブラック(M)」が人気です。

※(S)とはソリッドペイントを意味し、(M)とはメタリックペイントを意味し、(マット)とはマットペイントを意味します。

Eクラスステーションワゴン E200 4マチック スポーツ

Eクラスステーションワゴン E200 4マチック スポーツ

マイルドハイブリッドシステムを搭載した「Eクラスステーションワゴン E200 4マチック スポーツ」

Eクラスステーションワゴン E200 4マチック スポーツは、5代目の2020年9月に設定されたグレードです。

マイルドハイブリッドシステムを搭載しているために、回生ブレーキで発電し、発電機が走行をアシストします。

装備面では、フロントガラスにはナビを表示するARシステムを搭載。さらに、対話型音声認識システムのNBUXも搭載しました。

安全運転支援機能には、新たに停車時のドア開閉時に後方から接近する障害物のアラート機能が追加されています。

中古で購入する際の目安となる予算

Eクラスステーションワゴン E200 4マチック スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、こちらのグレードは現時点で中古車市場には1台も流通していないため、中古車の相場を割り出すことができませんでした。

そもそもEクラスステーションワゴン E200 4マチック スポーツは、2020年に登場したばかりのグレードで、まだ登場から1年も経過していません。そのため、中古車市場にはまだ出回っていないことが考えられます。

先代モデルとの比較

5代目(現行モデル):2020年~
Eクラスステーションワゴン E200 4マチック スポーツは、2020年より設定されました。

基本的な仕様は、Eクラスステーションワゴン E200 スポーツと変わりありません。ターボエンジンにジェネレーターなどを組み合わせたマイルドハイブリッドモデルとなっています。

グレード名に4マチックという名前がついている通り、駆動方式は4WDです。4マチックと呼ばれる4輪駆動システムは、路面状況に応じて、前輪と後輪のトルク配分を変えて走行することができ、悪路や天気の悪い日に威力を発揮します。

他のスポーツグレードと同じく、クローム仕上げのダイアモンドフロントグリルに、スリーポインテッドスターが配置されているのが特徴。バンパー下部に2本のフィンを配置し、より存在感のあるフロントマスクになりました。

Eクラスステーションワゴン E200 4マチック スポーツの中古車はまだ1台も流通していないため、当分はこのグレードの中古車を手に入れるのは困難でしょう。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力184ps。ボディサイズは全長4952mm×全幅1852mm×全高1463mmです。

人気のあるカラー

Eクラスステーションワゴン E200 4マチック スポーツのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・セレナイトグレーマグノ(マット)

この中では、真っ白な「ポーラーホワイト(S)」が人気です。

Eクラスステーションワゴン E300 スポーツ

Eクラスステーションワゴン E300 スポーツ

AIR BODY CONTROLサスペンションを使用した「Eクラスステーションワゴン E300 スポーツ」

Eクラスステーションワゴン E300 スポーツは、5代目の2020年9月に設定されたグレードです。

ターボエンジンを搭載しており、駆動方式は2WDのみ、トランスミッションは9速ATが搭載されています。ホイールには、19インチアルミホイールが採用されました。

サスペンションには、AIR BODY CONTROLサスペンションと呼ばれるサスペンションを使用。3段階から硬さを選択でき、揺れを抑えて乗り心地の良さを実現します。ペダルはステンレス製のペダルを採用し、スポーティーな印象を与えているのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算

Eクラスステーションワゴン E300 スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、こちらのグレードは現時点で中古車市場には1台も流通していないため、中古車相場を割り出すことができませんでした。

Eクラスステーションワゴン E300 スポーツも、2020年に登場したばかりのグレードであるため、まだ中古車市場には出回っていないようです。どうしてもこのグレードの中古車が欲しいのであれば、もう少し時間が経つのを待つ必要があるでしょう。

先代モデルとの比較

5代目(現行モデル):2020年~
Eクラスステーションワゴン E300 スポーツは、2020年より設定されました。

2.0Lのターボエンジンを搭載しているため、Eクラスステーションワゴン E200 スポーツよりもエンジンの排気量が多く、装備するインテリアやシステムがグレードアップされています。他のスポーツグレードと同じく、クローム仕上げのダイアモンドグリルを備え、スリーポインテッドスターを配置しました。

インテリアでは、シートにナッパレザーシートを採用し、インテリアトリムはブラックアッシュウッドで仕上げているのが特徴です。

安全装備では、アクティブステアリングアシストやアクティブブレーキアシスト、アクティブレーンチェンジングアシストなどの安全システムを備えたパッケージであるレーダーセーフティーパッケージを搭載しています。

このグレードも中古車も、現時点の中古車市場には1台も流通していない状況のため、手に入れるのは困難です。発売されてまだ1年にも満たないため、中古車として手放すユーザーが少ないのが原因でしょう。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力258ps。ボディサイズは全長4952mm×全幅1852mm×全高1463mmです。

人気のあるカラー

Eクラスステーションワゴン E300 スポーツのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・セレナイトグレーマグノ(マット)

この中では、シルバー色の「ハイテックシルバー(M)」が人気です。

Eクラスステーションワゴン E450 4マチック エクスクルーシブ

Eクラスステーションワゴン E450 4マチック エクスクルーシブ

Eクラスステーションワゴンの最上級グレード「Eクラスステーションワゴン E450 4マチック エクスクルーシブ」

Eクラスステーションワゴン E450 4マチック エクスクルーシブは、5代目の2018年8月に設定されたグレードです。

ツインターボエンジンを搭載しており、発電機とリチウムイオン電池の組み合わせにより、マイルドハイブリッドシステムを構築しています。

フロントグリルにはスリーポインテッドスターは配置されていませんが、その代わりにスリーポインテッドスターのボンネットマスコットを配置しているのが特徴です。また、空力を考慮した18インチ5スポークアルミホイールを採用しています。

中古で購入する際の目安となる予算

Eクラスステーションワゴン E450 4マチック エクスクルーシブを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2018年式:645万円~648万円
2019年式:678万円
2020年式:718万円~778万円
2021年式:流通量希少のため算出不可

このグレードの中古車は、現時点で7台が流通していました。新車価格が1000万円以上超えるモデルなので、その値段から見ればだいぶ価格は落ち着いています。

先代モデルとの比較

5代目(現行モデル):2018年~
Eクラスステーションワゴン E450 4マチック エクスクルーシブは、2018年に設定されました。

それまで販売されていたEクラスステーションワゴン E400 4マチック エクスクルーシブに入れ替わる形で設定されたため、基本仕様は同グレードと変わりありません。6気筒ターボエンジンを搭載し、駆動方式はフルタイム4WD、トランスミッションは9速ATが採用されました。

ステアリングには各種スイッチを配置しているため、カーナビや安全運転支援システムなどはすべて手元で操作することが可能です。また、ステアリングリムに静電容量式のセンサーを備えており、ハンズオフを感知してくれます。さらに、インテリアトリムはブラウンアッシュウッドになっているので、高級感溢れる仕様となりました。

このグレードは登場から4年近く経過しているので、他のグレードと比べて若干ではあるものの、数台の中古車が流通しています。新車価格が1000万円を超えるモデルなので、その値段から見れば価格は落ち着きつつありますが、中古車として購入するには高いことを覚悟しておく必要があるでしょう。

エンジンは3.0L直列6気筒ターボ最高出力367ps。ボディサイズは全長4945mm×全幅1852mm×全高1467mmです。

人気のあるカラー

Eクラスステーションワゴン E450 4マチック エクスクルーシブのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・セレナイトグレーマグノ(マット)

この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

※本記事は、2021年8月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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