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更新日:2021.10.07 / 掲載日:2021.10.07

メルセデス・ベンツ GLCクーペの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

メルセデス・ベンツ GLCクーペのグレード紹介 あなたはどこまで知っている?

2017年2月に誕生したプレミアムミドルサイズSUVクーペのメルセデス・ベンツ GLC クーペに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

メルセデス・ベンツ GLCクーペの歴史

2016年2月、メルセデス・ベンツからプレミアムミドルサイズSUVであるGLCの初代が登場します。このときはまだ、GLCに設定されたのはSUVタイプのみでした。

2017年2月、マイナーチェンジが行われ、GLCにクーペタイプのGLC クーペが新たに設定されます。GLC クーペは、SUVよりもスポーツクーペに近い美しい流線形デザインが特徴で、セダンよりも室内空間が広めです。さらに、エクステリアデザインはクーペのようなフォルムで、SUVとクーペ両方の機能を兼ね備えています。

そんなGLC クーペが設定された当初には、2輪駆動モデルの「GLC クーペ 200」「GLC クーペ 200 スポーツ」とクリーンディーゼルモデルの「GLC クーペ 220d 4マチック スポーツ」「GLC クーペ 220d 4マチックスポーツ(本革仕様)」などがラインナップされました。

それに加え、走行状況に合わせて乗り心地を好みのセッティングに変えられるAIR BODY CONTROLサスペンションを採用した4気筒ガソリンエンジンモデルの「GLC クーペ 250 4マチック スポーツ(本革仕様)」と、プラグインハイブリッドモデルの「GLC クーペ 350e 4マチック スポーツ」も設定されています。

2019年10月、マイナーチェンジが行われます。ディーゼルエンジンモデルの「GLC クーペ 220d 4マチック」とガソリンエンジンモデルの「GLC クーペ 300 4マチック」が追加されました。

このとき、最新の安全運転支援システムを標準装備するとともに、さらなる強化としてアクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)を追加で装備させています。

2020年4月、再びマイナーチェンジが行われ、プラグインハイブリッドモデルの「GLC クーペ 350e 4マチック クーペ」「GLC クーペ 220d 4マチック AMGライン」「GLC クーペ 300 4マチック AMGライン」を追加。

2021年1月、AMGラインを標準装備するハイパフォーマンスモデルの「GLC クーペ 350e 4マチック AMGライン」を追加しています。

メルセデス・ベンツ GLCクーペの中古車を探す

GLC クーペ 220d 4マチック

BlueTECクリーンディーゼルエンジン搭載の「GLC クーペ 220d 4マチック」
GLC クーペ 220d 4マチックは、初代の2019年10月に設定されたグレードです。

このグレードには、2.0L直列4気筒BlueTECクリーンディーゼルエンジンが搭載されており、さらに9速オートマティックトランスミッションの9G‐トロニック(TRONIC)が組み合わせられています。

装備面では、デュアルエアコンやパワーウィンドウ、集中ドアロック、クルーズコントロール、本革巻きステアリング、運転席パワーシートなどを標準装備しているのが特徴。また、サンルーフや本革シートなどはオプションで装備することができます。

中古で購入する際の目安となる予算
GLC クーペ 220d 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2019年式:599万円
2020年式:712万円
2021年式:流通量希少のため算出不可

現時点の中古車市場に流通しているGLC クーペ 220d 4マチックの中古車は、2台のみです。発売からまだ2年程度しか経っていないため、流通量が少ないと考えられます。初期年式である2019年のものであれば、500万円台まで下がっていますが、それでも中古車としては高額です。

先代モデルとの比較
■初代(現行モデル):2019年~
GLC クーペ 220d 4マチックは、2019年10月に行われたマイナーチェンジで誕生しました。

インテリアは、スポーティーかつ上質なデザインコンセプトを継承しつつ、ダッシュボードの中央にはナビゲーションやエンターテインメントシステムの表示画面となる10.25インチの高精細なワイドディスプレイが装備されています。

その他の装備に関しては、運転席と助手席それぞれで独立して温度設定が可能なクライメートコントロール(左右独立調整)を搭載。これにより、室温や外の気温の変化に応じて、設定に合わせた温度と風量を自動的に調整できます。

GLC クーペ 220d 4マチックは発売からまだ2年程度しか経過していないこともあり、現時点の中古車市場には2台しか流通していません。新車価格と比べればかなり安くなってきてはいますが、それでも中古車として購入するには高すぎる価格です。もう少し価格が落ち着いてから購入することをおすすめします。

エンジンは2.0L直列4気筒ディーゼルターボ最高出力194ps。ボディサイズは全長4740mm×全幅1890mm×全高1605mmです。

人気のあるカラー
GLC クーペ 220d 4マチックのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・ポーラーホワイト(S)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・カバンサイトブルー(M)
・セレナイトグレー(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・ブリリアントブルー(M)

この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

※(S)とはソリッドペイントを意味し、(M)とはメタリックペイントを意味します。

GLC クーペ 300 4マチック

新開発のM264型エンジンを搭載した「GLC クーペ 300 4マチック」
GLC クーペ 300 4マチックは、初代の2019年10月に設定されたグレードです。

このグレードには、M264型の2.0L 直列4気筒ガソリンターボエンジンが搭載されており、9速オートマティックトランスミッションの9G‐トロニック(TRONIC)が組み合わせられています。

ダッシュボードの中央部分には、高精細10.25インチのワイドディスプレイを装備しており、ナビゲーションやエンターテインメントシステムなどを画面に表示させることが可能です。

中古で購入する際の目安となる予算
GLC クーペ 300 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2019年式:流通量希少のため算出不可
2020年式:777万円
2021年式:流通量希少のため算出不可

登場から2年近く経過しているGLC クーペ 300 4マチックですが、現時点の中古車市場に流通する中古車は1台のみです。価格も新車より50万円程度しか下がっていないので、もう少し価格が落ちてから購入したほうがよいでしょう。

先代モデルとの比較
■初代(現行モデル):2019年~
GLC クーペ 300 4マチックは、2019年10月に行われたマイナーチェンジで誕生しました。

エクステリアには、メルセデス・ベンツのSクラス クーペで初めて導入された細いリアコンビネーションランプや中央に配置された同ブランドを象徴するロゴのスリーポインテッドスター、シャープな形のスポイラーリップなども採用されています。また、ステアリングホイールに関しては、メルセデス・ベンツ最新世代のステアリングホイールが採用されました。

装備面では、対話型インフォテインメントシステムであるMBUXも搭載されています。これにより、エアコンの温度やナビの設定などを音声で操作することが可能です。

GLC クーペ 300 4マチックは登場してから2年ほど経過しているグレードですが、現時点の中古車市場に流通しているのはたった1台しかありません。選択肢も少ないうえ、中古車として購入するには高額すぎるのでもう少し価格が落ち着いてから購入することをおすすめします。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力258ps。ボディサイズは全長4740mm×全幅1890mm×全高1600mmです。

人気のあるカラー
GLC クーペ 300 4マチックのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・ポーラーホワイト(S)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・カバンサイトブルー(M)
・セレナイトグレー(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・ブリリアントブルー(M)

この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

GLC クーペ 350e 4マチック

プラグインハイブリッドとガソリンエンジンを使用した「GLC クーペ 350e 4マチック」
GLC クーペ 350e 4マチックは、初代の2020年4月に設定されたグレードです。

このグレードはプラグインハイブリッドのフルタイム4WDモデルであり、最高出力211馬力、最大トルク350Nmを発生する2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンを採用。

さらに、最新世代のプラグインハイブリッドシステムを採用しているため、システム総合の最高出力は320馬力となり、最大トルクも700Nmになるなど大幅に向上しているのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算
GLC クーペ 350e 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:798万円~830万円

発売からまだ1年ほどしか経過していないGLC クーペ 350e 4マチックの中古車はあまり多くなく、たった3台しか流通していません。新車の場合、900万円以上するのでその価格と比べれば中古車価格は100万円近く下がってきてはいますが、それでもかなり高額です。

先代モデルとの比較
■初代(現行モデル):2020年~
GLC クーペ 350e 4マチックは、2020年4月に行われたマイナーチェンジで誕生しました。

最新世代のプラグインハイブリッドシステムを採用しているため、時速130kmまではモーターのみでの走行が可能となっています。そのため、電気自動車のように使用することが可能です。

さらに、フル充電時のEV走行可能距離は45.2kmを達成しました。EV走行モード中には、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点をドライバーに伝えるため、アクセルペダルの動きに抵抗を増やす「プレッシャブルポイント機能」をインテリジェントアクセルペダルに採用しています。

登場から1年ほど経過したGLC クーペ 350e 4マチックの中古車は、現時点の中古車市場には3台が流通していました。いずれも走行距離が1kmにも満たないものばかりで、今年登場の2021年式で車両状態もかなり良好です。そのため高い価格がついています。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ+モーター最高出力211ps。ボディサイズは全長4740mm×全幅1890mm×全高1600mmです。

人気のあるカラー
GLC クーペ 350e 4マチックのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・ポーラーホワイト(S)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・カバンサイトブルー(M)
・セレナイトグレー(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・ブリリアントブルー(M)

この中では、深みのある赤色の「ヒヤシンスレッド(M)」が人気です。

GLC クーペ 350e 4マチック AMGライン

AMGラインが標準装備された「GLC クーペ 350e 4マチック AMGライン」
GLC クーペ 350e 4マチック AMGラインは、初代の2021年1月に行われたマイナーチェンジで設定されたグレードです。

グレード名からもわかるとおり搭載しているエンジンやトランスミッション、そして採用されているプラグインハイブリッドシステムに関しては「GLC クーペ 350e 4マチック クーペ」と同じものを採用しています。

また、最新の運転支援システムが標準装備されている他、新たにアクティブブレーキアシスト (歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)を搭載するなど、安全装備も充実しているのが特徴です。

中古で購入する際の目安となる予算
GLC クーペ 350e 4マチック AMGラインを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2021年式:900万円

現時点の中古車市場に流通しているGLC クーペ 350e 4マチック AMGラインの中古車は、たった1台だけです。2021年1月に登場したばかりのグレードなので、この流通量の少なさは仕方のないことでしょう。また、価格も新車価格とほとんど変わらないので、今は中古車として購入するメリットはなさそうです。

先代モデルとの比較
■初代(現行モデル):2021年~
GLC クーペ 350e 4マチック AMGラインは、2021年1月に行われたマイナーチェンジで誕生しました。

すでに発売されていた「GLC クーペ 350e 4マチック」に、通常はオプションであるAMGラインが標準装備されたモデルとなっています。

このAMGラインとは、簡単にいうとスポーティーモデルのことで、エクステリアではハイグロスブラックペイント20インチAMG5ツインスポークアルミホイールが装備されているのが特徴。また、インテリアにはAMGスポーツシート(前席)やAMGスポーツステアリングが装備されているなど、スポーティーな装備が随所に施されています。

GLC クーペ 350e 4マチック同様にプラグインハイブリッドシステムを採用しているので、時速130kmまではモーターのみでの走行することが可能です。

このグレードは発売されてからまだ1年も経っていないので、1台しか流通しておらず、中古車価格も新車価格とほとんど変わりありません。そのため、このグレードの流通量が増えてくるのはまだしばらく時間がかかりそうです。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力211ps。ボディサイズは全長4730mm×全幅1930mm×全高1600mmです。

人気のあるカラー
GLC クーペ 350e 4マチック AMGラインのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・ポーラーホワイト(S)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・カバンサイトブルー(M)
・セレナイトグレー(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・ブリリアントブルー(M)

この中では、真っ白な「ポーラーホワイト(S)」が人気です。

※本記事は、2021年9月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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