車種別仕様・中古車評価・まとめ
更新日:2019.06.28 / 掲載日:2018.05.24
第2回目 時を超えるスーパーカーたち SUPER CARレジェンド、まるごと。
FERRARI 示されたスーパーカーの可能性
新たなユーザーを開拓する名門
スーパーカー特集に欠かせないブランドといえば、やはりフェラーリ。イタリアの跳ね馬はその代名詞と言ってもいいかもしれない。
その人気モデルとなるとV8エンジンをミッドに積んだ488系だが、フェラーリは最近ほかのモデルもしっかりプロモーションしている。そのひとつがこの「GTC4ルッソT」。12気筒エンジンをフロントミッドに積んだモデルのV8版だ。
その特徴は4シーターで荷物を積めるということ。しかも、非常に速く、ハンドリングも楽しい。またV8版はプライスタグがV12よりも低く設定され、ランニングコストも抑えられる。要するに実用性を兼ね備えたスーパーカーといったところだ。
なので、フェラーリによるとターゲットは若干若くなる。メインは40代で、スポーツギアを積んで出かけたり、2人の小さな子供を持つファミリーになるという。
たしかにフロントミッドのこいつは走っても乗りやすく実用性が高いことを感じた。だが、スーパーカーであることは間違いない。
フェラーリ GTC4 ルッソT
昨年リリースされたGTC 4ルッソT。ボディは12気筒モデルと同じで、ディテールに若干の変更が加えられた。駆動は4WD。
2016年のエンジン・オブ・ザ・イヤーに輝いたエンジンは3.9L V8ターボ。最高出力は610馬力だ。
昨年春にイタリアのトスカーナでこのクルマの国際試乗会は行われた。郊外の景色にもピッタリだ。
シートはご覧のような2+2。後席スペースはかぎられるが、荷物を投げ入れられて便利だ。
フェラーリ GTC 4 ルッソ T(7速AT)
全長×全幅×全高 | 4922×1980×1383mm |
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車両重量 | 1740kg |
エンジン | V8DOHCターボ |
総排気量 | 3855cc |
最高出力 | 610ps/7500rpm |
最大トルク | 77.5kgm/3000-5250rpm |
新車価格 | 2970万円 |
from LEGEND
そして、最新モデルがこの488PISTAだ
サーキットを意味するイタリア語「ピスタ」の名がつけられたスペチアーレが、先日のジュネーブモーターショーで発表された。特徴はエアロダイナミクスの向上と軽量化。しかも、3.9L V8ターボは、なんと720馬力(!)までパワーアップされるというのだから興味津々だ。
注目ブランドその3
LAMBORGHINI 次なるステージはSUV!
visual model LAMBORGHINI URUS
絶好調のランボルギーニブランドがついに「ウルス」をリリースした。ランボルギーニであることを証明する強い顔立ちと尋常ではない凝縮感、塊感が伝わるフォルム。ブランドの名に恥じないSUVが世界中の注目を集める!
文●九島辰也
満を持して投入されたランボルギーニ
なかなか我々の前に姿を現さなかったランボルギーニのSUVが、ついに日本で正式発表された。名前は「ウルス」。アヴェンタドール、ウラカンに次ぐ第三のモデルとなる。フェラーリもSUV着手を匂わせているが、このスタートダッシュはランボルギーニにとってかなりのメリットになることだろう。
その中身は、まさにスーパーカー。搭載されるエンジンは4L V8ツインターボで、最高出力は650馬力、最大トルクは86.7kgm。背の高いクルマのスペックとは思えない。
そしてそこにANIMAと呼ばれるドライブモードのコントローラーが用意される。オンロードで3つ、オフロードで3つのモードを選べるわけだ。オフロードもちゃんと意識して作られている。が、最大のメリットは、やはりリヤシートがあるということ。リヤドアのあるランボルギーニですから。
すでに発表&発売を開始したが実際のデリバリーは秋になるとか。ステアリングを握るにはもう少し待たなくてはならない。
ランボルギーニ ウルス
オンロード用のドライブモードには「ストラーダ」、「スポーツ」、「コルサ」が用意される。スーパーカーのセッティングだ。
インテリアは高級車としてのクラフトマンシップによる装飾と最新テクノロジーによるインターフェイスがセットされる。
オフロードモードには「ネーヴェ」、「テラ」、「サビア」がある。路面によってモードを変える。
ランボルギーニ ウルス(8速AT)
全長×全幅×全高 | 5112×2016×1638mm |
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車両重量 | 2200kg以下 |
エンジン | V8DOHCターボ |
総排気量 | 3996cc |
最高出力 | 650ps/6000rpm |
最大トルク | 86.7kgm/2250-4500rpm |
新車価格 | 2779万9200円 |
from LEGEND
いま見てもあまりに美しいカウンタック
スーパーカーとしてのランボルギーニはデザインも高く評価されてきた。中でもカウンタックはその象徴と言える。それじゃウルスはというと、じつはLM002というモデルのデザイン要素が取り入れられる。通称「チーター」と呼ばれた過去唯一のオフローダーだ。