ドライブ
更新日:2015.05.15 / 掲載日:2015.05.08
ブレーキの「引きずり」の原因とその症状について
goo-net編集チーム
車を運転していて進みが悪くなった、ブレーキがかかっている感じがする、
などの経験をされた人もいるのではないでしょうか。
それは、ブレーキの「引きずり」が原因かもしれません。
では、ブレーキの「引きずり」とはどのような状態のことでしょうか。
ブレーキの「引きずり」とは
ブレーキの「引きずり」とは、
ブレーキが常時かかっている状態といえます。
そのため、車の進みが遅くなったり、
進まないといったことが起こります。
ブレーキの「引きずり」の原因
ブレーキの「引きずり」の原因として、
ブレーキキャリパー内のピストンの固着が考えられます。
固着の原因として錆びが考えられます。
ではなぜ、ブレーキキャリパー内のピストンが錆びるかというと、
ダストブーツやピストンシールの劣化や割れなどにより、
そこから水分などが侵入するためです。
正常な状態のブレーキである場合、
圧力がかかるとブレーキキャリパー内のピストンが押し出され、
ブレーキパッドがブレーキディスクを押さえ付けることによって、
ブレーキがかかります。
そして、ブレーキから足をはなすと、
ピストンはピストンシールの弾力によって元の位置に戻ります。
しかし、ブレーキキャリパー内のピストンに錆びにできると、
ブレーキから足をはなしてもピストンが元の位置に戻ることができず、
ブレーキの引きずりを起こす原因となります。
ブレーキの「引きずり」の症状
ブレーキの引きずりが悪化すると、
「ゴー」といった異音を発するようになります。
ここまで引きずりが悪化している場合、車の走行にも問題が出てきます。
車を運転していて、いつもと何か違うと感じたら、
早めにメンテナンスをすることをオススメします。
また、安全に車に乗るためにも、
定期的なメンテナンスをするようにして下さい。