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更新日:2018.11.28 / 掲載日:2016.08.26

ONE MAKE MARKET RESEARCH TOYOTA ESTIMA

流線型フォルムのロングセラーミニバン

デビューから10年目のマイナーチェンジを敢行し、魅力アップ。今回は、そんなエスティマについてリサーチしてみよう。

3rd 後期型(2016年~)

  • トヨタ エスティマ

    新車価格帯:327万1418円~498万8727円(全グレード)

  • 主要諸元
    2016年式 トヨタ エスティマ アエラス スマート 2WD(CVT)
    全長×全幅×全高:4820×1810×1745mm
    ホイールベース:2950mm
    トレッド前/後:1545/1550mm
    車両重量:1255kg
    総排気量:2362cc
    エンジン:直4DOHC
    最高出力:170ps/6000rpm
    最大トルク:22.8kgm/4000rpm
    JC08モード燃費:11.4km/L
    サスペンション前/後:ストラット/トーションビーム
    ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
    タイヤ前後:215/60R16

箱型ミニバンとは違うスタイリッシュさ

車体を四角くして室内を広くした“箱型ミニバン”ではない。かといって背の低いミニバンでもなくリヤドアもスライド式。それがエスティマの個性であり、ミニバン界では独特の立ち位置だ。
箱型ミニバンは実用性に優れるけれどスタイリッシュではない、低車高のミニバンはカッコいいけれど室内の広さや実用性で劣る。そんなミニバンの世界の中で、エスティマの魅力はスタイリッシュなフォルムと居住性のバランスに優れることにある。
ワンモーションフォルムと呼ぶ滑らかなスタイリングは、箱型ミニバンとは一線を画するもの。全高は1745mmと低いわけではないが、先進的で生活感を感じさせないデザインが魅力的だ。それでいて室内は実用的。明確に感じるのが3列目で、背の低いタイプのミニバンは窮屈な印象を拭えないことが多いが、エスティマは長時間乗車でも快適に過ごせる広さと乗車姿勢を提供。開放感だって悪くない。
このスタイリングと居住性のバランスのよさは、国産ミニバンでナンバーワンと言える。
2016年6月のマイナーチェンジでは内外装をリデザイン。自動ブレーキを全車に標準装備するなど安全性も高めたほか、サスペンション設定を見直して走りもレベルアップしている。最新仕様のパワートレインは3.5LのV6エンジンが廃止され、2.4Lの直列4気筒エンジンとハイブリッドの2本立てとなった。

トヨタ エスティマ はこんなクルマ

トヨタのミニバンのラインアップでは、ノアヴォクシーアルファードヴェルファイアの中間に位置するモデル。マツダMPVと並び、日本のミニバンの先駆者といえる存在だ。

INTERIOR インテリア

さらにモダンになったインパネやシート
最新のマイナーチェンジでは、インパネの仕立ても新しくなった。光沢のあるブラックのセンターパネルを浮き上がらせた形状とし、空調スイッチをタッチセンサー式とするなど新世代のインターフェイスも採用。シートは本革表皮でも明るい色を選べるようになった。

INTERIOR インテリア

明るめのシートは視覚的にも広さを強調。手触りのよいシート表皮と3列目でも乗員の負担が少ないシートなど、ミニバンとしての実力はかなり高い。

SAFETY セーフティ

SAFETY セーフティ

自動ブレーキ赤外線+カメラ式を採用
追突を避けられない状態になると自動でブレーキを掛ける仕掛けは、現代のクルマに欠かせないアイテム。最新のエスティマには「セーフティセンスC」と呼ぶタイプが全車に標準装着された。自動ブレーキ作動上限は約80km/h。

HISTORY ヒストリー

日本のミニバン界を見届けてきた存在
フラットフロアかつ商用車仕様のないミニバン専用設計の日本車としては、マツダMPVと並ぶパイオニア。「エミーナ」と「ルシーダ」は全幅を狭めて狭い日本の道で扱いやすくした派生車だ。デビューから10年を迎えた3代目は初代を凌ぐロングセラーモデルとなった。

HISTORY ヒストリー

RIVAL ライバル

icon 日産 エルグランド

日産 エルグランド

新車価格帯:321万3000円~806万7600円(全グレード)

日産のフラッグシップミニバンで上級感や風格はエスティマを凌ぐ。極上設計のシートが生み出す2列目の座り心地は絶品。3列目のの居住性も優れる。

icon ホンダ オデッセイ

ホンダ オデッセイ

新車価格帯:276万円~405万6400円(全グレード)

高い運動性能が自慢のオデッセイ。先代までは背の低いプロポーションで独自の道を歩いていたが、現行は背が高くなってエスティマに近づいた。

世代別中古車物件比率

世代別中古車物件比率

3世代にわたって生産され続けているエスティマ。現行型がもっとも豊富で全体の7割弱。初代は在庫車が少なく、探すのはかなり難しい。

流線型フォルムのロングセラーミニバン

ちょっと贅沢な気分になれるスタイリッシュな高級ミニバン

3代目の方向性は2代目の正常進化。パッケージングは2代目を踏襲しつつ、さらにモダンに。

ロングライフを誇る現行型 初期型の中古車はお買い得!
たとえ4回目の車検を受けたモデルであっても、最新型と基本的に同じデザインだから古さを感じない。それがリーズナブルな価格で買えるのだから魅力的である。販売台数が多かったので、市場において中古車の選択肢も幅広い。

3rd 前期型 (2006年~2016年) 

  • 2006年式 トヨタ エスティマ G 2WD(CVT)

    中古車参考価格帯:80万円~340万円(06年~16年 ※ハイブリッドを除く) ※写真は2006年式

  • 主要諸元
    2006年式 トヨタ エスティマ G 2WD(CVT)
    全長×全幅×全高:4795×1800×1730mm
    ホイールベース:2950mm
    トレッド前/後:1545/1550mm
    車両重量:1730kg
    総排気量:2362cc
    エンジン:直4DOHC
    最高出力:170ps/6000rpm
    最大トルク:22.8kgm/4000rpm
    10・15モード燃費:12.4km/L
    サスペンション前/後:ストラット/トーションビーム
    ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
    タイヤ前後:215/55R17

7人乗りの足元はファーストクラス水準

エスティマの魅力はスタイリッシュなデザイン。3代目はそれを飛躍させることに大成功した。
伝統のワンモーションフォルムは面構成をシンプルにしてより未来的に。すべてのピラーを黒くすることで、フローティングルーフ(天井が浮いているように見せる演出)もスタイリッシュだ。
いっぽうで、使い勝手面でも斬新な発想を盛り込んだ。ひとつは、背が高めのミニバンでは珍しい床下へ折り畳める3列目シートだ。シートサイズがやや小ぶりになってしまうものの、畳んだ際に邪魔にならないから日常的に畳んでおくユーザーに都合がいいのである。もうひとつは、驚きのスライド量で足元を広くできる、7人乗り仕様の2列目。足元空間は飛行機に例えるとファーストクラス並みだ。

エスティマ(3代目)性能チャート

  • エスティマ(3代目)性能チャート

  • 積極的にオススメしたい実用性の高さ
    より室内の広いミニバンも存在するが、乗用車全体の尺度でいえば居住空間は広く、実用的で快適。荷室は、3列目格納時はセダンとは比較にならない大空間だし、3列目展開時はゴルフバッグを横積みできる床下スペースが使えて便利。V6はパワフルな走りと引き換えに、燃費は良好ではない。

エンジンバリエーション(全年式)

2362cc 直列4気筒DOHC(2AZ-FE)
最高出力170ps/最大トルク22.8kgm(06年~)

3456cc V型6気筒DOHC(2GR-FE)
最高出力280ps/最大トルク35.1kgm(06年~16年)

2362cc 直列4気筒DOHC+モーター(2AZ-FXE+2JM+2FM)
エンジン:最高出力150ps/最大トルク19.4kgm(06年~16年)
モーター前:最高出力143ps/最大トルク27.5kgm(06年~16年)
モーター後:最高出力68ps/最大トルク13.3kgm(06年~16年)

ボディタイプ
5ドア
乗車定員
7名 8名

EXTERIOR エクステリア

  • EXTERIOR エクステリア

  • まるで未来の宇宙船 どのクルマとも似てない
    これほどデザインコンシャスなミニバンは日本車では見当たらないし、輸入車でもフランスあたりでつくられている程度。丸みを帯びた流線型で、ミニバンの定番となった強面とは対照的なスマートなマスク。美しいラインが自慢だ。

INTERIOR インテリア

オススメはゆったりの7人乗り
先代からセンターメーターを受け継ぎ、水平基調としたシンプルなインパネが開放感を高める。シートアレンジは7人乗りと8人乗りをラインアップ。オススメは2列目が左右で独立している7人乗りで、ロングスライド機構がもたらすゆったりアレンジが魅力。

INTERIOR インテリア

※写真は2006年式

MINOR CHANGE マイナーチェンジ

MINOR CHANGE マイナーチェンジ

トヨタのミニバンラインアップでエスティマはどんな位置付け?

トヨタのミニバンラインアップでエスティマはどんな位置付け?

ひとまわり車体の大きなアルファードヴェルファイアは3列目がさらに広くて快適で、室内も豪華だがそのぶん価格も高い。ノアヴォクシーエスクァイアはエスティマより車体が小さく、価格設定もリーズナブル。

ESTIMA HYBRID エスティマハイブリッド

  • JC08モード 燃費最大 18.0km/L

    ESTIMA HYBRID エスティマハイブリッド

    中古車参考価格帯:130万円~450万円(06年~16年 ※ハイブリッドのみ) ※写真は2008年式

  • JC08モード 燃費最大 18.0km/L

    燃費を優先するなら魅力的な選択肢
    2.4Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドは燃費重視のユーザーに最適な存在。動力性能では3.5Lにかなわないものの、燃費だけでなくモーター走行する低速時における静粛性や振動の少なさなど快適性の面でもメリットがある。家庭用電気製品が使えるコンセントも便利。

ESTIMA HYBRID エスティマハイブリッド

運転席と助手席の間に大型の固定式センターコンソールボックスを備えるのがハイブリッドのインテリアの特徴だ。

MARKET DATA マーケットデータ

年式によって価格の差が大きいのが特徴
100万円以下の物件もあれば400万円を超える高額な物件も存在するなど、ロングセラーならではの相場傾向となる現行型エスティマ。相場の目安は、走行距離5万km&5年落ちの「アエラス2.4」で190万円前後である。

グレード×年式別相場(3代目/エスティマ)

2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年
2.4X/2.4G84万円89万円109万円138万円132万円175万円224万円199万円229万円239万円
3.5G89万円102万円140万円149万円179万円240万円205万円

アエラス2.493万円105万円124万円157万円182万円203万円236万円252万円268万円275万円
アエラス3.598万円111万円127万円153万円179万円190万円217万円231万円245万円319万円

ハイブリッドX/ハイブリッドG129万円127万円152万円188万円206万円231万円256万円256万円289万円449万円
ハイブリッドアエラス272万円297万円335万円374万円478万円

走行距離×年式別相場(3代目/エスティマ)

2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年
5万km未満125万円133万円143万円175万円191万円210万円239万円251万円267万円275万円
5万km~8万km107万円117万円130万円156万円177万円193万円215万円234万円245万円
8万km以上76万円80万円92万円122万円143万円168万円221万円203万円

走行距離×年式別相場(3代目/エスティマハイブリッド)

2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年
5万km未満175万円175万円193万円223万円232万円250万円279万円298万円328万円399万円478万円
5万km~8万km151万円147万円170万円194万円202万円215万円256万円271万円268万円
8万km以上110万円111万円119万円161万円170万円189万円218万円253万円
  • 年式

    年式
    10年におよぶ長い生産期間だが、物件が多いのは06年、07年、10年登録の個体。デビューから5年前後の低年式が目立っている。

  • 走行距離

    走行距離
    5万km以上の走行距離の個体が全体の6割以上を占めるが、低走行な物件もまだ十分購入可能。予算に応じて選べるのが魅力だ。

グレード

グレード
大きく分けると、2.4L、3.5L、HVの3モデル存在。その大半を占めるのが2.4Lモデル。なかでも「アエラス」が豊富に流通する。

FFレイアウトを新採用して広々した室内空間を実現

パッケージングを大きく変更した2代目エスティマ。室内が広くなって移動がさらに快適になった。

2nd 2000年~2006年 

  • 2003年式 トヨタ エスティマT Gレザーセレクション(4速AT)

    中古車参考価格帯:20万円~90万円(00年~06年 ※ハイブリッドを除く) ※写真は2003年式

  • 主要諸元
    2003年式 トヨタ エスティマT Gレザーセレクション(4速AT)
    全長×全幅×全高:4780×1790×1770mm
    ホイールベース:2900mm
    トレッド前/後:1545/1530mm
    車両重量:1760kg
    総排気量:2994cc
    エンジン:V6DOHC
    最高出力:220ps/5800rpm
    最大トルク:31.0kgm/4400rpm
    10・15モード燃費:9.4km/L
    サスペンション前/後:ストラット/トーションビーム
    ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク
    タイヤ前後:215/60R16

INTERIOR インテリア

  • INTERIOR インテリア

    ※写真は2000年式

  • 広い室内空間と近未来的なコックピット
    キャビンスペースは、3列目の居住性でアルファードにこそかなわないものの、同年代のノアやヴォクシーに比べると明らかに広くて快適。インパネは躍動感にあふれた個性的なデザイン。開放的で、シフトレバーはコラム式を採用。

エンジンバリエーション(全年式)

2362cc 直列4気筒DOHC(2AZ-FE)
最高出力160ps/最大トルク22.5kgm(00年~06年)

2994cc V型6気筒DOHC(1MZ-FE)
最高出力220ps/最大トルク31.0kgm(00年~06年)

2362cc 直列4気筒DOHC+モーター(2AZ-FXE+1EM+1FM)
エンジン:最高出力131ps/最大トルク19.4kgm(01年~06年)
モーター前:最高出力18ps/最大トルク11.2kgm(01年~06年)
モーター後:最高出力24ps/最大トルク11.0kgm(01年~06年)

ボディタイプ
5ドア
乗車定員
7名 8名

V6エンジンも選べるようになった

エンジンを床下に積む特殊な構造で作り上げた初代エスティマは、日本初の完全に乗用車設計したミニバンとしてクルマの世界にあらたな歴史を切り開いた。
しかし、その特殊性ゆえに専用設計のパワートレインを組み合わせる必要があるなど手間やコストがかかり、さらなる量販をねらうには次の進化が必要とされた。
そこで登場した2代目は、エンジンを車両前部に搭載するFFというごく一般的な方式を選択。いっぽうでスタイリングはラウンドフォルムを継承し、ほかのミニバンとは明らかに違うエスティマらしさを作り上げた。低床化で天井が高くなるなど室内空間が広がり、とくに2列目と3列目の快適性が高まったのもポイントである。6気筒モデルも新たに登場した。

エスティマ (2代目)性能チャート

広い室内だから移動も快適だ
快適性や実用性は同世代のミニバンのなかでも高い水準。とくに3列目の居心地は、3代目エスティマに比べても劣らない。シート格納方法の違いにより、2代目のほうがサイズやクッション、そして着座姿勢で優れているからだ。走行性能はハンドリング面でライバルのオデッセイにリードを許す。

  • エスティマ (2代目)性能チャート

  • 広い室内だから移動も快適だ

天才タマゴの初代はどんなクルマだった?

  • 天才タマゴの初代はどんなクルマだった?

    中古車参考価格帯:30万円~40万円(90年~99年 ※エミーナ、ルシーダを除く)

  • 1990年に発売した初代エスティマが従来の「ワゴン車」と決定的に異なったのが商用車のない完全乗用車設計だったこと、そして1列目から3列目までの床を平らにしてウォークスルーを実現したことだ。それは日本のクルマ界において“革命”とも呼べるクルマづくりだった。エンジンを車体中央の床下に積むパッケージングも異例だし、先進性に満ち溢れた姿も魅力。

ESTIMA HYBRID エスティマハイブリッド

時代の要求が生んだハイブリッド
プリウスの登場をきっかけに、トヨタは環境に優しい次世代自動車としてハイブリッドカーを全面的に押し出す方向へ舵を切った。その流れを受けたミニバンが「エスティマハイブリッド」だ。プリウスとは異なる独自のハイブリッドシステムを搭載し、後輪をモーターだけで駆動する4WD。2トン弱の車体ながら10・15モードで18.0~18.6km/Lの低燃費を実現した。

  • ESTIMA HYBRID エスティマハイブリッド

    中古車参考価格帯:30万円~100万円(01年~06年 ※ハイブリッドのみ) ※写真は2001年式

  • 3代目エスティマのハイブリッドモデルとは異なり、1列目から3列目までウォークスルーが可能。バッテリーは荷室に搭載する。

    3代目エスティマのハイブリッドモデルとは異なり、1列目から3列目までウォークスルーが可能。バッテリーは荷室に搭載する。

MARKET DATA マーケットデータ

50万円以下の低予算でねらえる先代
現行型とは対照的に、先代エスティマの相場はかなり下がっている。物件の多くは2.4Lモデルとなり、2005年式でも50万円以下の予算があれば十分購入可能。ハイブリッドはそれよりも高めだが、100万円の予算があればお釣りがくるほどだ。

グレード×年式別相場(2代目/エスティマ)

2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年
2.4X/2.4G21万円19万円27万円25万円45万円
3.0G16万円15万円
2.4アエラス29万円27万円25万円32万円38万円48万円
3.0アエラス25万円27万円36万円36万円37万円53万円
ハイブリッド42万円46万円36万円56万円71万円

走行距離×年式別相場(2代目/エスティマ)

2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年
8万km未満29万円31万円29万円39万円49万円66万円
8万km~10万km27万円26万円26万円29万円40万円44万円
10万km以上26万円25万円22万円28万円27万円34万円

走行距離×年式別相場(2代目/エスティマハイブリッド)

2000年2001年2002年2003年2004年2005年2006年
8万km未満53万円55万円49万円69万円86万円
8万km~10万km30万円47万円42万円34万円79万円
10万km以上32万円39万円34万円45万円44万円

IMPRESSION インプレッション

ユーザー口コミレビュー

大きさもちょうどよく、大変使いやすい。運転していても楽しいクルマだと感じます。ゆったり過ごせる2列目シート、収納できる3列目シートも便利。ただし、街乗りでの燃費と内装の質感はいまいちです。
総合評価:4.6/5.0(3代目)
ドライバー歴24年/グレード:アエラス Sパッケージ

後部座席はリムジン気分でゆったりくつろげます。モーターからスムーズにエンジンに切り替わる走りも長所。実燃費は8~9km/L程度ですが、このクラスのミニバンであることを考慮すると納得できます。
総合評価:3.4/5.0(3代目)
ドライバー歴27年/グレード:ハイブリッド

可もなく不可もなく、シンプルにまとまっているクルマだと思います。アルファードのような威圧感はないものの、5ナンバーミニバンでは物足りないひとにちょうどよい。3L車は走りにもゆとりがある。
総合評価:3.8/5.0(2代目)
ドライバー歴不明/グレード:アエラス

※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。

工藤貴宏氏

自動車ジャーナリスト工藤貴宏の○と×

GOOD

奇跡のバランスが唯一無二の魅力
箱型ミニバンとも低車高ミニバンとも違う立ち位置は、ライバルが存在しない独壇場。箱型ミニバンとは一線を画する近未来的でスタイリッシュなデザインながら室内に入れば6人が快適に座れるパッケージングは奇跡と言えるほど絶妙なバランスだ。パッケージング的に近いモデルはあるけれど、それらはエスティマほどのデザインのパンチ力がない。

BAD

バランスはいいのだが極めるひとには向かない
デザインと居住性のバランスは最強だが、どこかを徹底的に求めるならほかのミニバンにはかなわない。たとえば居住性は箱型ミニバンのトヨタ アルファード/ヴェルファイアにかなわないし、運動性能でいえばホンダオデッセイのほうが水準が高い。「どこかを最重視する」のか「バランスを求める」のかが車種選択の分かれ道となるだろう。

※すべての価格は参考価格です
※中古車参考価格はすべてGoo-net 7月調べ。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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