新車試乗レポート
更新日:2018.10.26 / 掲載日:2017.05.17
マツダ CX-5 試乗レポート(2017年05月)
マツダ CX-5 試乗レポート
試乗
[フルモデルチェンジ]
発表:2016年12月15日
マツダコールセンター
TEL:0120-386-919
文●九島辰也 写真●編集部
格段にスタイリッシュになりディーゼルはさらにレベルアップ
REPORT 九島辰也
ここ数年、試乗会に行くのが楽しみなブランドがある。それはほかでもない、マツダだ。毎回、クルマ好きが納得する考えのもとでラインアップを進化させている。マツダ流に言うと、“深化”だそうだ。う~ん、なかなか深い。
フルモデルチェンジした今回のCX-5もそうだ。まず見た目だが、ヘッドライトが薄くなり明らかにかっこよくなった。先代のスタイリングに文句はなく、キープコンセプトの進化といえる。ムリに変えないのは欧州車的でもある。
エンジンは2Lと2.5Lのガソリン直4と2.2Lディーゼルというラインアップ。2LはFWDのみだが、それ以外は4WDもある。
最初に乗った2Lはイメージどおりの軽快なものだった。高回転型というほどではないが、回して楽しむといった印象。ステアリングも切りはじめの反応はゆっくりなものの、その後はレスポンスよくスポーティに走ってくれる。ただ、気持ちよさではもうひとつ。音やフィーリングの面で、いまひとつ工夫が必要にも思えた。
その面で気持ちよさを発揮してくれたのがディーゼル。そもそも定評あるユニットだが、今回はさらにクルマとのマッチングが高まり、よりスポーティに仕上げた。これはいい。実用的でスポーティでかっこいい。国産SUVの中では珍しく3拍子揃った秀逸な一台と言えそうだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
センターコンソールが太いのが特徴のインテリア。運転席に座るとわかるが、各部のつくりがしっかりしていて安っぽいところはない。シートの質感も高い。
■インテリア/エクステリア写真[2]
もはや定番となったスカイアクティブGとスカイアクティブDのエンジン。今回の試乗からもディーゼル人気はまだまだ続くと思えた。
出っ張りが少なく広くて使い勝手のいいカーゴ。リヤシートは当然分割可倒式だ。パワーゲートの装備はグレードによって異なる。
フロント同様リヤランプも薄目になりクールな印象を受ける。試乗車は19インチを履いたエターナルブルーマイカ。ソウルレッドもいいがこちらも新鮮だ。
マツダ CX-5 XD Lパッケージ 4WD(6速AT)
全長×全幅×全高 | 4545×1840×1690mm |
---|---|
ホイールベース | 2700mm |
トレッド前/後 | 1595/1595mm |
車両重量 | 1660kg |
エンジン | 直4DOHCディーゼルターボ |
総排気量 | 2188cc |
最高出力 | 175ps/4500rpm |
最大トルク | 42.8kg m/2000rpm |
JC08モード燃費 | 17.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 225/55R19 |
価格
マツダ CX-5 | 246万2400円~352万6200円(全グレード) |
---|