新車試乗レポート
更新日:2018.11.22 / 掲載日:2016.08.19
トヨタ エスティマ ハイブリッド 試乗レポート
トヨタ エスティマ ハイブリッド 試乗レポート
試乗
【マイナーチェンジ】
発表/2016年6月6日
トヨタ自動車・お客様相談センター
0800-700-7700
文●編集部 写真●澤田和久
■上質な走りに進化したスタイリッシュミニバン
■ドライビング/ユーティリティ
今回のマイナーチェンジにおけるメカニズムの変更点は、じつはそれほど多くない。エスティマハイブリッドは、従来型と同じく2.4L4気筒(2AZ- FXE)に、リダクション機構の付いたハイブリッドシステム「THSII」を組み合わせる。JC08モード燃費も、従来型と同じく18.0km/L。ただし、新型は足まわりのセッティングが見直されたほか、フロントパフォーマンスダンパーが新たに装着されたのが今回の新機軸。これが少なからず乗り心地に影響を与えており、従来型と比べてダイレクト感のあるハンドリングを実現している。この進化はスポーティというより、上品でマイルドな方向性に感じられた。前席だけでなく、2列目や3列目での快適性がアップしたことで、ミニバンとして必要な性能がさらに際立ったと言っていい。
それから、室内がよりゴージャスになったのも見逃せないポイント。今回新たにホワイトのカラーが選べるようになったほか、ブランノーブと呼ばれるヌバック調ファブリックがシート表皮に採用されたことで、洗練された印象を与えてくれる。今回マイナーチェンジに留められたのは、エスティマの完成度の高さゆえ。そう考えると、現行型の続投は十分納得のいく回答だと思われた。
■インテリア/エクステリア写真[1]
合成皮革をあしらったインパネにはアクセントステッチが施された。サテン調加飾オーナメントの装着により、伸びやかでモダンなコックピットまわりとなっている。メーターも一新。
パッケージングは従来と同一。新シート表皮の採用で高品質な印象がグッと高まっている。3列目でも大人が座れるスペースを確保。実用性は十分高い1台である。
■インテリア/エクステリア写真[2]
従来存在していた3.5L V6がラインアップから消滅し、2.4L直4とハイブリッドの2本立てとなった。
シートを畳めばさらにゆとりが生まれるラゲッジルーム。地上高がそれほど高くないので、荷物の出し入れがしやすいのも大きな特徴。
フロントほど大きく変更はされていないが、リヤコンビランプが立体的な造形になるなど、ひと目で新しいクルマとわかるデザインに。ブラックルーフと組み合わせた2トーンカラーも新採用。
トヨタ エスティマ ハイブリッド アエラス スマート・7人乗り(CVT)
全長×全幅×全高 | 4820×1810×1760mm |
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ホイールベース | 2950mm |
トレッド前/後 | 1545/1550mm |
車両重量 | 1970kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 2362cc |
エンジン最高出力 | 150ps/6000rpm |
エンジン最大トルク | 19.4kg m/4000rpm |
モーター最高出力 | 前:143ps 後:68ps |
モーター最大トルク | 前:27.5kg m 後:13.3kg m |
JC08モード燃費 | 18.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/60R17 |
価格
エスティマ ハイブリッド | 431万1163円~492万8727円(ハイブリッドのみ) |
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