新車試乗レポート
更新日:2018.11.07 / 掲載日:2017.01.16
マツダ ロードスター RF 試乗レポート
マツダ ロードスター RF 試乗レポート
試乗
[ニューモデル]
発表:2016年11月10日
マツダコールセンター
TEL:0120-386-919
文と写真●編集部
美しさにこだわりぬいたメタルルーフ 大人びた走りで新たなる境地を開拓
オープンエアドライビングには憧れるけど、あまり視線を集めるのは気後れするし、布のトップは防犯面で不安・・・。そういったユーザーにとっては、まさに待望となるメタルトップ仕様が登場したわけだが、最大のポイントはスタイルの美しさにある。
電動式メタルトップのメリットは、気軽にオープンとクーペを切り替えられることだが、その代わりメカは大きく複雑になり、スタイルが犠牲になることもしばしば。だが、この手のクルマにとってデザインのよさは走行性能と対をなす大切な要件であり、RFではオープン時にも構造物が残るファストバックスタイルをあえて選択したという。その甲斐あって、RFのスタイルは360度どこから見ても隙がない均整が取れたプロポーションとなっている。
そしてもうひとつ、このクルマには大きな見どころがある。それが日本初上陸となる2Lエンジンだ。北米仕様には当初から採用されていたユニットだが、車重の増えたRFにロードスターらしい走りを与えるために、排気量の増強が必要だと判断された。
RFの走りをひと言で表現すれば「オトナのロードスター」。動きのなかにいい意味での溜めがあり、しっとりとクルージングを楽しむようなシチュエーションがよく似合う。低中速から豊かなトルクを提供する2Lエンジンによって、気負って回転を上げずとも快活に走れるのが嬉しい。フルオープンと開放感の大きさこそ異なるものの、むしろそれを生かし、RFならではの新しいオープンカーの世界を作り上げたところに、このクルマの価値がある。
■インテリア/エクステリア写真[1]
シリーズのなかでも「オトナの上質さ」を強く意識したRFには、ナッパレザーのシートや各部がアルカンターラ仕上げになるオプションも用意される。
従来型に比べて最高出力で27馬力アップしている2Lエンジン。しかし、排気量拡大の目的は、性能強化ではなく、上質さの演出にある。
■インテリア/エクステリア写真[2]
機内持ち込み用のキャリーオンバッグ2つを搭載できるラゲッジスペース。また、内部に工具などが入るマルチボックスも用意される。
ルーフの開閉は電動機構によるフルオートで、約13秒で終了。時速10kmまでであれば走行中でも作動する。動きもスムーズで気持ちがいい。
マツダ ロードスターRF RS(6速MT)
全長×全幅×全高 | 3915×1735×1245mm |
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ホイールベース | 2310mm |
トレッド前/後 | 1495/1505mm |
車両重量 | 1100kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 1997cc |
最高出力 | 158ps/6000rpm |
最大トルク | 20.4kg m/4600rpm |
JC08モード燃費 | 15.6km/L |
サスペンション前 | ダブルウィッシュボーン |
サスペンション後 | マルチリンク |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 205/45R17 |
価格
ロードスターRF | 324万円~373万6800円(全グレード) |
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