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更新日:2024.03.06 / 掲載日:2024.03.06
アストンマーティン 新型「ヴァンテージ」F1公式FIAセーフティカーに採用
アストンマーティンは現地時間の3月5日、新型「ヴァンテージ」がフォーミュラ1の公式FIAセーフティカーに採用されたと発表した。
2024年2月に発表された新型「ヴァンテージ」は、最大出力665PS、最大トルク800Nmのパワーを発揮する、ハンドビルドされた4.0ツインターボV8エンジンを搭載。このクラスのエンジンでは最速であり、従来モデルよりも30%パワーが引き上げられている。
今回、セーフティカーとしてサーキットで最大限のアタックを可能にするため、マシンは床下のエアロダイナミクスをさらに追加・改良し、フロントスプリッターを延長してプロファイル化された。
また、ダウンフォースを強化するために、ビスポークによる特別なポジションに新しいリアウイングが取り付けられ、チューニング済みのガーニーフラップが装着されている。
さらに、急速に冷却されるタイヤを装着したF1マシンの先頭を走る際には、1ミリ秒のパフォーマンス向上が重要となるため、FIAライトバーには、新しいエアロプロファイリングも施されたという。
車内には、ドライバーと同乗者がそれぞれの役割を果たすためのシステムが多数搭載され、市販車のシートはポールポジションシートに変更。
ビスポークのセンターコンソールには、FIAのシステムを操作するためのスイッチ類が装備されているほか、ライブのラップタイム、全マシンのコース上の位置、そしてリアビューカメラを表示するスクリーンも設置されている。
また、ブランドのレーシングカラーにちなんで、インテリアは独自のライムエッセンスのトリムで仕上げられた。
新型「ヴァンテージ」セーフティカーは、3月6日より開催される「フォーミュラ1 STC サウジアラビア グランプリで2024」にてデビュー。
フォーメーションラップで全20台のF1マシンを先導した後、ピットレーン出口で待機し、安全上の必要がある場合にはコースに出てF1レースのペースをコントロールする役目を果たすという。
アストンマーティン 公式HP:
https://www.astonmartin.com/ja/
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