オデッセイ　車高調　純正へ戻す　ショックアブソーバー　ストラット持込｜車検・点検・修理のグーネットピット

数年前に当社で純正ショックアブゾーバー（ストラット）から社外車高調に取替えた車両です。このお車を家族の方へ譲られるの為、車高をノーマルに戻したいという事で入庫されました。以前外した純正部品をお客様が保管されていたので、今回、部品を持ち込まれました。

純正のストラットです。
とても良い状態なので、このまま車両に取付できそうです。
部品の確認（点検）を終え、車両側の車高調を外す準備をします。
車高調の頭側（接合部）は、3列目シート側のトリム（内張り）内にある為、リヤゲートを開けて見える部分を取り外していきます。

3列目シートと内張りを取り外すと、車両本体の鉄板が剥き出しになります。
車高調の頭の部分のボルトはトリムの内側に隠れている為、トリムを外しました。
リヤドア近くに車高調の接合部のボルトがあるので外していきます。

矢印はリヤの車高調です。
先ほど車高調の頭のボルトを外し終えたので、今度は車高調下の部分のボルト類を取り外していきます。
そして、車高調本体を取り外します。

丸く囲っているのが、車高調本体のみが外れた状態です。

純正ストラットを、先ほどとは逆の手順で取り付けていきます。

純正のストラットが取り付けられました。
取外と取付には、色々と複雑な作業内容がありましたが、ここでは画像等を省略しています。
点検項目も、ボルトの締付状態やストラットに付くセンサーの状態等、多岐に渡ります。1つでも不具合がある状態で納車すると大事故に繋がる恐れがある為、点検整備して安全が確定するまでは、作業は進められません。
左後ろのストラットが完成した所で、右後ろストラットの作業をし、前側ストラットの交換という作業を進めます。（残り3本交換です）

バラバラになっていた後ろ側を元の状態に戻しました。3列目シートは床下へ格納されてフラットなトランクルームになっています。

車両が動ける（移動できる）状態になったので、サイドスリップを調整します。
車両をテスターに乗せて測定していきます。
この作業は、タイヤが路面に均等に接触出来るようにするものです。これをやらないと、タイヤの減り方が片減したり、ハンドルに震えがきたり、様々な不具合がおこります。
ハンドルの位置も調整します。（タイヤがまっすぐ向いている状態で、ハンドルが左右どちらかに傾いていないかどうか、正常値を確認修正）

全ての作業工程が終了しました。
納車準備をして完成です。

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