1954年に初代モデルが誕生したアルファロメオの「ジュリエッタ」は、2度の中断を経ましたが、現在も製造販売されている小型乗用車です。初代から現行モデルの3代目まで共通の車名が使用されていますが、技術的な繋がりはなく、1977年にリリースされた2代目モデルは「ジュリア・ベルリーナ」の後継となる4ドアセダン、2010年に登場した3代目モデルは同社の「147」の後継モデルとなる5ドアハッチバックとして展開されました。なお、3代目モデルについては、日本国内においては2012年から販売が開始されています。このモデルには、新たに開発された「コンパクト」というプラットフォームが採用されており、優れた俊敏性とロードホールディングに加えて、快適性と高度な安全性も備えています。また、路面状況などに応じて3種類の走行特性から選択できる「アルファD.N.A.システム」が搭載されている他、「軽快さ」をコンセプトとするデザインがインテリアに採用されました。2017年2月発売モデルのグレードについては、「スーパー」「スーパーパックスポーツ」にくわえ、ハイパフォーマンスモデルとして「ヴェローチェ」がラインナップされています。このモデルでは、ナビゲーションシステム、クルーズコントロールが全てのクルマで標準装備されました。また、ボディカラーについては、「アルファホワイト」「アルファレッド」などが用意されています。また、2017年7月には、特別限定車である「ヴェローチェ クオーレロッソ」が40台販売されています。「ヴェローチェ」を基盤としたこの車両の車名は「赤いハート」という意味で、その名の通り内装には「レッド」があしらわれ、ボディカラーにはそれを際立たせる「アルファホワイト」のみが用意されています。※記載の文章は、2018年11月時点の情報です。