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007は二度死ぬ トヨタ2000GT
原題 You Only Live Twice
監督 ルイス・ギルバート
出演 ショーン・コネリー/丹波哲郎/若林映子/浜美枝/ドナルド・プレゼンス/テル・シマダ/カリン・ドール 他
STORY
米ソが共同開発した宇宙ロケットが相次いで行方不明になる事件が起きた。米ソはこの事件をお互いに戦争行為と見なし戦争寸前まで緊張は高まる。独自の調査で事件にスペクターが関与している事を知った英国情報部は、ジェームズ・ボンドを香港で一度死亡した体裁にしてスペクターを油断させボンドを日本に派遣する。

ボンドは日本の情報部接触し局長であるタイガー田中と共にスペクターの秘密基地を探し始める。
九州の山中に火山をくり貫いて作った巨大ロケット基地が存在した。

シリーズ第5弾。本格的に日本を舞台にした超大作。
今から40年近く前の東京の街並みは、今となっては、まったく異国の地にしか見えない。まるでどこかの東南アジアの出で立ちだ。
COMMENTARY
府中で撮影されたトヨタ2000GTのカーチェイス、ヘリにぶら下げられた強力な磁石で吊り下げられた敵の乗る車が東京湾まで運ばれ、投げ落とされる場面も当時の日本人の度肝を抜く凄いシーンである。

日本情報部の丹波哲郎と打合せをするのが地下鉄の丸の内線の車輌を改造した会議室で、着物姿の秘書が日本酒を出すなど、アイデアも奇抜だった。当時の代々木体育館、ホテルニューオータニ、箱根富士屋ホテル、国技館、銀座等等の東京の姿が楽しめる。九州の火山の火口に作られたスペクター本部のあの大掛かりな基地のセットは、とにかく凄いの一言。開閉する天井、可動式のヘリポート、モノレールに巨大な宇宙ロケットも全て本物。ボンドを助ける忍者部隊がロープで基地の屋根から一斉に降りてくる場面も圧巻である。

チグハグに描かれているが決して恥ずかしくない日本がそこにあった。

1967年に一般公開された映画「007は二度死ぬ」に、トヨタ2000GTのオープンモデルが登場した。劇中の2000GTは、タイガー田中の秘書であるAKI役の若林映子の運転によりジェームズ・ボンドの危機を救った。撮影場所は、ホテルニューオータニ前や四谷および代々木近辺の他、富士スピードウェイの側道などを利用し、スタントシーンではトヨタワークスドライバーのあの大坪善男がAKIに扮して2000GTを運転したのは意外と知られていない。

故・福沢幸雄や浅岡重輝などの計らいにより、007の映画の制作会社イオン・プロからオファーを受けたトヨタは、この思わぬ依頼に歓喜した。007の当時の人気と言ったらハンパなものではなかった。

オープンカーへの改造を、トヨペットサービスセンター特殊車両開発部が受け持った。同部はショー用の車両製作を得意としていたが、クーペボディからオープン2台の改造期間がわずか2週間というのは、あまりにも厳しい要求であった。1966年5月、岡田稔弘の原案スケッチを元に、まだ車台ナンバーすらないプロトタイプ2台を使用してオープン化への作業が綱島工場にて進められた。鈑金作業や、剛性確保のための補強、アクリルによるフロントガラス処理などを実施し、2台のオープンカーは徹夜の連続の末2週間で見事完成した。その後1台は国内撮影用、もう1台は海外でのイベント展示に使用され、ファンの賞賛を浴びた。

現在この実車はトヨタ博物館で見る事ができる。
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●配給
ユナイト
●DVD販売元
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン