| 原題 |
The Fast and The Furious |
| 監督 |
ロブ・コーエン |
| 出演 |
ポール・ウォーカー/ヴィン・ディーゼル/ミシェル・ロドリゲス/ジューダナ・ブリュースター/リック・ユーン 他 |
夜のロスは、限界までチューニングを施した高性能モンスター・カーを駆りストリート・レースに熱狂する若者たちで活気づく。主人公ブライアン(ポール・ウォーカー)は、そこでカリスマ的強さとリーダーシップを発揮するドミニク(ヴィン・ディーゼル)に挑み敗れるが、警察の取締りからドミニクを助けたことから彼らと行動を共にするようになった。
同じ頃、高級品を輸送中のトラックが襲撃される事件が連続して発生した。いずれも複数の改造スポーツ・カーに囲まれ、高速走行中に積荷を強奪されたのだ。FBIはこの想像を絶する手口から高度なドライビング・テクニックを持つストリート・レーサー達の犯行と睨んでいた。
そしてブライアンは、犯行の証拠を掴むため、単身ストリート・レースの世界に潜入したアンダーカバーだった。
登場するクルマは
日本車:トヨタスープラ、三菱エクリプス、マツダ RX-7、ホンダシビック、ホンダインテグラ
アメリカ車:ダッジチャレンジャー
以前は公道レーサーのアメリカ映画に日本車が登場するのはごくまれであった。ところがワイルドスピードに登場するのはほとんどがマツダ、トヨタなどの国産車。それもスーパーカーの類の高級車ではなくミドルクラスのGT系。
その中でも出色なのがこのホンダ・シビック・クーペ。
一見スピード競技には縁の無さそうなエコカーであるシビックが登場することで車通は驚きを隠せない。渋いブラックの車体に青く浮かび上がるうなネオン管が妙にマッチする。
「NOS、NOSさえあれば絶対勝てる」
「ワイルドスピード」の主人公はこう呟く。
NOS?
日本ではかなりの車マニアでもほとんど聞いた事がないはずの「NOS」とは?
Nitrous Oxide (亜酸化窒素) を添加するシステム。
燃焼しやすいガスを供給することで極端にパワーアップするのだ。
となると、映画に登場する13Bエンジンを搭載するシビックFD3Sが、当時のノーマル日本仕様で255ps。
それがNOS使用で推定370ps〜500ps。
4G63エンジンを搭載する三菱エクリプスD32Aが、当時のノーマル日本仕様で220ps。
NOS使用で推定320ps〜400ps。
これだけのパワーアップとなると、車体剛性、ブレーキ、サスペンションなど全てを強化しなければならない。街中ではいくらなんでも凄すぎるモンスターマシンだ。
映画ではトラックジャックを遂行する悪漢達がシビックを操るが、その腕前は凄まじい。圧巻は、大型トラックの前輪と後輪の間を走行しながらパスしてしまうシーンだ。一歩間違えればシビックなど一瞬でペチャンコだ。
値段や燃費などばかり強調される優等生シビックが悪の道具として登場するギャップを楽しめる作品。
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