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究極のエコ燃料 それは「水素」
クルマの燃料として使った場合、最終的には水蒸気(水)しか出さないため、究極のエコロジー燃料として期待されているのが水素。正確には、水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、そのエネルギーでモーターを駆動する仕組みだ。バッテリー技術の問題から、純粋な電気自動車では航続距離を伸ばすのが難しく、それならば発電機をクルマに積んでしまおうというのが燃料電池自動車の発想。燃料の爆発エネルギーを駆動力へと変換していたガソリンエンジンに比べ、音や振動が少なくなることも燃料電池自動車の特徴。
写真
●ホンダFCXのメカニズム。車両後部に搭載された水素タンクを中央の燃料電池スタックで電気に変え、モーターで車輪を駆動する。いわば発電所付きの電気自動車だ。
FCX
日本メーカーの水素自動車
クルマの仕組みそのものに大変革を引き起こすと言われる燃料電池自動車。それだけに開発にはたいへんな時間とコストがかかってしまう。現在、日本のメーカーで燃料電池自動車を継続して開発しているのはトヨタ、日産、そしてホンダの3社。すでに官公庁や一部企業に車両がリースされている。マツダは燃料電池ではなく、ガソリンの代わりに水素を燃焼させる水素ロータリーエンジンを開発している。
FCHV
●トヨタが開発しているFCHVの特徴は、燃料電池のシステムにさらにハイブリッドシステムをドッキングさせていること。エネルギー効率の高さが自慢。
エクストレイル
●日産もSUVのエクストレイルをベースにした水素式燃料電池自動車を開発している。今後さらに研究を進め、システムの小型化や効率の向上を目指す。
燃料電池自動車の現状とこれから
メーカーや研究機関の努力によって、実用化が近づいてきた燃料電池自動車。ホンダは2005年にアメリカにおいて世界で初めて一般消費者へFCXを販売した(写真左)。しかし、真の意味での一般化はまだまだ先の話。たとえば、車両のコストや水素を補給するための水素ステーションの建設とそこまでの水素の輸送、そしてそもそも水素を造り出すために現状ではCO2が排出されてしまうなど問題は山積みだ。
FCX ●クリーンエネルギーとされる水素だが、取り扱い方法をあやまると爆発する危険性があるなど、ネガティブな要素もじつはある。また、燃料補給のためのステーションにも、ガソリンとはまったく異なる新規の施設が必要となる。
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