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フルモデルチェンジした
ヴィッツに福祉車両登場
 今年2月、6年ぶりのフルモデルチェンジで2代目へと移行したトヨタのヴィッツ。従来モデルより若干大きくはなったものの、日本での使いやすさを重視した5ナンバーサイズであることにはかわりはない。
 ヴィッツに用意される福祉車両のうち、介護タイプとなるのが助手席回転スライドシートと、助手席リフトアップシートの2種。
 助手席回転スライドシートは手動で65度回転させたのち、外側に70mm引き出すことが可能。引き出し時のクッション高はFFで575mmと多少高めなので、基本的にはつかまり歩き程度ができないと移乗が難しいだろう。
 一方、助手席リフトアップシートは、電動によって全自動でシートが回転してせり出し、リフトダウンするタイプ。付属のリモコンによって操作する。回転角度は103度、せり出し量は90mm、リフトダウン時のシート高はFFで430mmとなる。つかまり立ちができれば移乗は可能なはずだ。
TOYOTA ヴィッツ
助手席リフトアップシート車
Aタイプ
TOYOTA ヴィッツ ●せり出し量も大きく、リフトダウンするので乗り込みもしやすいのがリフトアップシート。アームレストは折りたたみ式。
助手席回転スライドシート車
Bタイプ
TOYOTA ヴィッツ ●写真でもわかるようにクルマからのせり出し量はそれほど大きくない。和服を着ている人なども乗りやすいタイプだ。
■折りたたみ時に収容可能な手動車いすの目安(助手席回転スライドシート車・前席がニュートラル位置での場合)
  大車輪径(インチ) 全高(mm) 全長(mm) 折りたたみ幅(mm) 重量(kg)
  TOYOTA ヴィッツ
2WD 24以下 770以下 990以下 320以下 30以下
2WD横置き 24以下 890以下※ 890以下※ 990以下 350以下 30以下
4WD横置き 24以下 890以下※ 890以下※ 990以下 350以下 30以下
※助手席リフトアップシート車は910mm以下。
フレンドマチック取付専用車
TOYOTA ヴィッツ TOYOTA ヴィッツ ●2代目ヴィッツはインパネまわりのデザインもすっきりと仕上げられていて、各種装備の追加もしやすい設計となっている。
操舵力を50%軽減した専用ステアリングを
装備するフレンドマチック取付専用車
 最近のトヨタは自操式モデルを完成車として販売するのではなく、ベース車を販売し架装はディーラーや架装業者に任せるという方式をとるようになってきた。
 自操式モデルの場合は、使用する人の障害や症状の程度によって、装備するべきパーツの種類や装着方法がさまざまなので、こうした方法のほうがかえってコストもかからず使い勝手のよい理想的なクルマに仕上げやすい。
 ヴィッツもこの手法が取られていて、フレンドマチック取付専用車というネーミングで発売されている。
 この専用車は停車時や低速走行時のステアリング操舵力を半減しているほか、助手席を運転席側から倒せるようにして車いすの搭載を楽にするストラップ、バックドアストラップなどを装着。自操式モデルのベース車として求められる装備が追加されている。
■ヴィッツ・ウェルキャブメーカー希望小売り価格(乗車定員はすべて5名。※消費税非課税。)
車両タイプ タイプ 駆動 グレード メーカー希望小売り価格
助手席回転スライドシート車 Aタイプ 2WD F1.0 122万8500円
F1.3 129万1500円
4WD 145万9500円
Bタイプ 2WD F1.0 124万円※
F1.3 130万円※
4WD 146万円※
助手席リフトアップシート車 Aタイプ 2WD F1.0 135万円※
F1.3 141万円※
4WD 157万円※
Bタイプ 2WD F1.0 142万円※
F1.3 148万円※
4WD 164万円※
フレンドマチック取付専用車 タイプI
タイプII
2WD F1.0 123万7950円
F1.0 141万9000円※