低床化技術でゆとりの室内を持つ
ゼストに福祉車両もラインアップ
車いす仕様車
ホンダの軽自動車ラインアップに新たに加わったモデル、ゼストは発表時から福祉車両をラインアップに用意して登場した。
ゼストの福祉車両は、スロープ式車いす仕様車と助手席リフトアップシート車の2種。ホンダでは助手席リフトアップシート車を数多くの車種に用意しているが、このスロープ式車いす仕様車は1種のみ。ゼスト以前のスロープ式車いす仕様車は、ザッツベースであった。ザッツは先代のライフとプラットフォームを共有していたが、ゼストは現行ライフとプラットフォームを共用。より低床化されたプラットフォームを使うことによって、さらに使いやすさを高めた仕様となっている。
さらに基準車ではラゲッジルームに搭載されるスペアタイヤを廃止して、パンク修理キットで対応することにより、車いすで乗ったときにより広々とした乗車スペースを確保することに成功している。
またバックドアそのものを大型化して、従来の2枚ドアでなく1枚ドアとしたことで、利便性を向上。スムーズでスマートな乗降を可能にしている。
●ニールダウン機構は持たないが、スロープ角度は10.5度とゆるやかな設定。
●後退防止装置のロックスイッチやスロープのロックは、リヤゲート左側に設定。
●車いすの乗員もシートベルトが使えるようにして、安全性を向上している。
●基準車とはドアハンドルの位置を変更。大きくなったドアを開けられるように、基準車よりも下の位置に装着される。
●大開口を実現しているリヤゲート。車いす収納時は、スロープは写真のように収納される。
●スロープは2つ折りとするものが多いが、ゼストは引き出して延長する方式を採用。
90度を超える回転を実現
車いすからも立位からも乗りやすい
助手席リフトアップシート車
基準車の持つ69度のフロントドア開口角度を生かして造られた助手席リフトタイプは、助手席の回転角度を96度と直角を超える設定として、乗降性のいいモデルに仕上げている。また、シートの迫り出し量は630mmとたっぷりで、シートが完全に車体の外に出るようになっている。シート展開時のクッション高は440mm、もちろん途中で停止することも可能で、車いすからの乗り替えはもちろん、立った状態からも乗り込みやすい設定となっている。
●車いすは後席を残したまま、すっきりと搭載可能。収納時はバンパーカバーが被さって、車いすを保護する。
ベース車
N・Gタイプ
●スロープタイプは中間グレードGのみ。助手席リフト仕様は、中間グレードのGとベーシックのNが用意される。さまざまなオプションはGのみ装着可能。
■車いす仕様車・メーカー希望小売り価格
仕様
グレード
定員
ミッション
駆動
価格(消費税非課税)
リヤシート付きタイプ
Gタイプ
3名※1
4AT
FF
160万円
リヤシートなしタイプ
3名※2
159万円
※1:車いす使用時の定員数。使用しない場合はリヤシートをセットすると4名が乗車可能。
※2:車いす使用時の定員数。車いすを使用しない場合は、フロントシートのみの2名乗車。
■助手席リフトアップシート車・メーカー希望小売り価格
グレード
定員
ミッション
駆動
価格(消費税非課税)
Nタイプ
4名
4AT
FF
138.8万円
Gタイプ
144.5万円