ダイハツ 創立100周年記念事業として 福祉車両100台を寄贈 WELFARE TOPIC
●国際福祉機器展などのイベントでも、ダイハツの福祉車両には多くの注目が集まる。
 今年、ダイハツは創立100周年を迎える。その記念事業の一貫として、全国都道府県自治体に福祉車両100台を寄贈する。
 ダイハツが福祉車両を手がけたのは昭和54年で、運転補助装置付きのモデルを発売したことが始まり。平成7年には、ハイゼットをベースとしたリヤシートリフト車を販売開始。ここをターニングポイントとして、本格的に開発・販売が開始され、平成11年からは、福祉車両を「フレンドシップシリーズ」と呼ぶようになった。
 平成16年度にはダイハツの軽福祉車両の販売台数は、4217台となり、軽福祉車両全販売台数の44.4%のシェアを占めるにまで至った。
 100年の歴史のなかで30年間近くも福祉車両の開発を行っていたダイハツだけに、社会貢献活動の一貫として福祉車両の寄贈はイメージに合ったものだ。
 今回の寄贈は、地元である大阪府の協力のもと、全国知事会を通じて47都道府県自治体に各1台を寄贈。加えて離島、交通過疎地域などにも寄贈され、その合計台数はじつに100台という大規模なものとなる。
タントスローパー
タントスローパー
●緩やかな角度がつけられたスロープの採用によって、車いすでの乗車も楽々。
タントスローパー ●フロア部分を切り取る加工をしているタントスローパー。製造ラインでの加工が行われている。 タントスローパー ●リヤシートが装着されたモデルもあり、車いすを乗せないときは4名乗車も可能。
ダイハツ福祉車両
フレンドシップシリーズのラインアップ
 ダイハツの福祉車両フレンドシップシリーズには、スロープタイプが3種、リフトシートタイプが5種、回転シートと自操式がそれぞれ1台ずつ用意される。
 ブーンのリフトシートタイプ以外は、すべて軽自動車となっている。維持費が安い軽自動車は、タクシーなどの送迎用だけではなく、パーソナルな使われ方をすることも多く、よりエンドユーザーに近いクルマ造りがされている。
 完成車の架装ではなく、ライン上で製造しているため、パーツ類などの無駄がなく、エコロジーなクルマ造りがされているのも特徴的だ。
ブーン フロントシートリフト
ブーン
フロントシートリフト
●ダイハツ唯一の小型車ベースの福祉車両。助手席が回転&リフトする。
ムーヴ
フロントシートリフト
●人気のムーヴをベースに、助手席が回転&リフトし、移乗をしやすくしている。
ムーヴ フロントシートリフト
ムーヴ 助手席回転スライドシート車
ムーヴ
助手席回転スライドシート車
●ムーヴベースで、助手席が回転&スライドするタイプ。電動ではなく手動で操作する。
ミラ
セルフマチック
●自操式装置とともに、運転席が車いすとなって、そのまま車外に出ることができる。
ミラ セルフマチック
TEXT:諸星陽一