車を高い価格で買取してもらいたいなら査定の時に車のどこをチェックされるのかを意識することです
車を買取する場合、車種・走行距離・エンジン・外装(ボディの凹み、タイヤの擦り切れ具合など)・内装(車内の状態・ニオイなど)・パーツなど、さまざまなところを確認します。どういった部分がチェックされるのかを認識した上で、清掃したり、アピールしたりするとより高い価格で売れる可能性が高まります。
車を売却する際は、査定スタッフの視点で考えることがポイントです。
車買取の際に査定スタッフがチェックするポイントは大きく分ける4つあります
車の買取では、チェックするべき項目がある程度決まっています。一般的には、査定スタッフが査定する項目は大きく分けると4つありますので、確認していきましょう。
車種・走行距離・エンジンの劣化具合などは、車の買取において重要なポイントです。一つずつ確認していきましょう。
まずは車種についてです。メーカーごとに人気となる車種は異なるものであり、需要には差があります。
どの買取業者にもいえることで、ユーザーから買取した車は利益を得られるように販売します。そのため売れる車種であるのか否かは重要です。
次に走行距離についです。一般的に5万キロメートル、10万キロメートルの走行距離を超えるごとに、買取価格は下がる傾向にあります。
車を売りたいと思った時は、走行距離を目安にするのも大切です。仮に5万・10万キロメートルにまもなく到達しそうな場合は、その前に売るのも高値で売るコツといえるでしょう。
最後にエンジンの劣化具合についてです。エンジンは車の心臓ともいえる部分ですので、どの業者であってもチェックします。
修理したことがあるのか、オイル漏れは発生していないのかなど、業者ごとのチェック方法で確認した後、買取価格を決める判断材料とします。
車の外観は、フロント・サイド・リアなど全体的に確認します。ボンネット・フロントガラス・ドアパネル・マフラー・ルーフなど、目に付く箇所はすべてチェックされると考えたほうがよいでしょう。
外観を確認して、傷や凹みなどがない場合は査定においてプラスに働きます。大切に乗ってきた証拠ですので、査定を依頼する際はアピールすべきポイントです。
またタイヤの溝も確認いたしますので、あまり磨り減っていない場合は査定にプラスに働く可能性があります。一般的には5ミリメートルを超えていると、プラスと捉えられます。
内装は、傷や汚れだけでなく、ブレーキやハンドルの具合も確認します。基本的に操作する場所はすべて確認しますので、査定を依頼する前にきちんと動作するか調べておくとよいでしょう。
また内装のチェックにおいて重要なポイントの一つが、ニオイです。ご自身では全く感じなくても、たばこやペットのニオイは他人にとっては気になってしまいます。
たばこを車内で吸ったり、ペットを同乗させたりする方は、売る前に消臭スプレーをかけるかもしくは換気をしておくことをおすすめします。ご自身ではニオイがあるかどうかが判断できない場合は、お友達や知人に嗅いでもらうのもよいでしょう。
ちなみにニオイが強い芳香剤を使っている場合も注意が必要です。ニオイは人それぞれ好みがありますので、他の方にとっては難色を示す場合も考えられます。
ニオイが強い芳香剤を使っていた場合は、マイナスとなってしまう場合もありますので、その点は留意しておきましょう。
車のカスタムが好きな方は、社外パーツを使っている場合もあるでしょう。社外パーツは、一般的には低い評価を受ける可能性があります。
純正品を残している場合は、交換しておくのも選択肢の一つとして考えられます。しかし社外パーツが必ずしもマイナスに働くとは限りません。
業者によっては、社外パーツを使っているほうがプラスに査定される場合があります。改造車の扱いをしている業者に依頼する場合は、あえて社外パーツのまま査定させるのも戦略です。
買取店ごとに評価が大きく異なる場合があるため、その点も念頭におきましょう。
車の買取価格は売値の何割が基本なの?
少しでも高く車を売りたいならこまめに清掃することをおすすめします
車の買取価格をアップさせたい場合は、どの部分を見られるのかを把握することがポイントです。
査定の前日に清掃を行うのは大変ですし、限られた時間の中では納得のいくまで綺麗にできない場合もあります。人同様、車も第一印象が重要ですので、清掃しておくことで「よい状態の車だ」と査定スタッフが感じ、査定額がアップする可能性があります。
もちろん綺麗にするといっても、プロの清掃業者に高いお金を払って隅々まで美しくする必要はありません。たしかにプロの清掃員が行った方が綺麗になるのは間違いないです。
しかし清掃料がかかってしまっては、せっかく高く売却できてもあまり得しない場合があります。掃除機をかける、埃を払うなど、ご自身がムリなくできる範囲で綺麗にしておくことが大切です。
車の傷や凹みは直さなくても問題ありません
査定に出す車に傷や凹みがある場合、高価買取のために修理をする方もいます。しかし傷や凹みは修理をしなくとも、ほとんどの場合問題なく買取いたしますのでムリに直す必要はありません。
たしかに傷や凹みはないほうが、査定にプラスとなります。しかし板金修理をしなければ直らないような傷や凹みの場合、査定にプラスとなった金額よりも、修理料金のほうが高くつく可能性があります。
軽度な損傷であれば、修理をしたほうがよい結果となる場合もありますので、直さないことが絶対にプラスになるとは断言できませんが、しないほうが賢明でしょう。
ステッカーを貼った跡や小さな擦り傷などであれば、市販されているアイテムを用いて綺麗にできますので、その場合は直したほうがプラスになります。
ご自身で修理する場合は、状態を悪化させないで修理できるかどうかを考えることが大切です。あまり修理になれていない、もしくは知識が全くない場合は、修理しないほうがよいでしょう。
査定はスタッフとのコミュニケーションも重要な要素です
査定は機械が車を調べるのではなく、人と人とのやり取りです。査定スタッフとのコミュニケーションは、高価買取における重要な要素といえます。
査定スタッフは車に関する知識が豊富なプロです。しかし売却する車と一番長く付き合ってきたのは、依頼者本人に他なりません。
依頼者本人が車のよいところを伝えることで、査定スタッフも気付かなかったようなプラスポイントに気づける場合もあります。査定までにどういったところがアピールポイントとなるかをピックアップして、伝えるとよいでしょう。
どの程度の金額で売りたいのか、なぜ売りたいと思ったのかをスタッフに伝えることも大切です。できるだけ依頼者の要望に寄りそうように買取はしたいものですので、要望や売却の背景などがわかれば、少しでも高く買い取ろうとギリギリまで粘ります。
スムーズに取引を進めるためにも、査定の際は積極的にスタッフと会話をするように心がけましょう。
車の買取価格は売値の何割が基本なの?
車検が残っているとプラスになることがあります
車検がある程度(目安としては4カ月以上)残っている場合は、買取金額がアップする可能性があります。
車検が残っている車を売却する場合は、アピールポイントですので査定スタッフにお伝えください。車検証もきちんと用意しておきましょう。
高価買取のために、車検が切れた車を車検に出すのはあまりおすすめいたしません。買取金額がアップするといっても、車検にかかる費用を超えることは一般的にないからです。
あくまで車検が残っていたら、運が良かったと思う程度に考えるのがよいでしょう。たとえ車検が切れていたとしても、買取価格が大幅に減ることはありません。
また車の価格は日に日に下がっていく場合がほとんどです。車検によって売るのが遅れるようであれば、車検が切れていても売ったほうがよい結果となる場合があります。
事故歴があった場合は買取価格が下がる可能性があります
事故歴がある車の場合、残念ながら買取価格は下がってしまいます。しかしすべての事故車の価値が下がるのかというと、そうでもありません。
事故といっても損傷が軽微であれば、査定に大きな影響は出ないことが多いです。フレームに大ダメージを受けてしまうような事故の場合ですと、不具合が生じる可能性があるためそういった車は当然のことながら低い価格で買取をすることになります。
損傷の度合いによっては買取を拒否する場合もありますので、大事故の経験がある車を売る場合は留意しておきましょう。業者によっては、動かすことが難しい車であっても買取をする場合があります。
ダメージが大きい場合は、そのような業者を探しておくとよいでしょう。
(まとめ)車を高い価格で買取してもらうためには?
車を買取する場合は、車種や走行距離などをチェックします。どういったところをチェックされるのかを理解した上で、査定に備えておくと、高い価格で売却できる可能性が高まります。
車の査定において、重要なポイントは大きく分けて4つあります。とくに重要視されるところ、外装・内装・パーツなど、どの部分をチェックされるのかを把握して、査定に備えましょう。
車の買取価格をアップさせるためには、清掃も重要なポイントです。ご自身ができる範囲内で、車を綺麗にしておくことで、よい印象を感じられ、買取価格が高くなる可能性があります。
車に傷や凹みがある場合は、ムリに修理をする必要はありません。綺麗な状態のほうが買取価格はアップしますが、板金修理をするような傷や凹みの場合は修理料金のほうが高くつく可能性があります。
査定の際は、査定スタッフとの積極的なコミュニケーションも重要です。コミュニケーションをしっかりと取ることで、スタッフでさえ気付かなかったようなプラスポイントが判明する場合があります。
車検が一定の期間残っている車は、買取金額がアップする可能性があります。しかし車検が切れたからといって、車検後に査定を依頼するのはおすすめいたしません。
車検にかかる費用のほうが、アップする金額よりも少ないことが多いからです。
事故歴がある車は、買取価格が下がるのが一般的です。しかし軽度な事故であれば、査定にそれほど影響しません。
また大ダメージを負った車の場合は、買取をする業者が限定されますのでその点は留意しましょう。