軽自動車の法定耐用年数は4年です
軽自動車の法定耐用年数は4年です。
中古車は以下の計算式で、耐用年数を導き出せます。
耐用年数 = 法定耐用年数-経過した年数+経過した年数×0.2
実際に車は10年以上持ちます。しかし、それはあくまで目安であり、それ以上の年数を乗っても問題なく動く車も多いです。
車に乗り続ける以上、タイミングベルト、バッテリー、タイヤなどは定期的に交換しなければなりません。車を手放すのであれば、車の走行距離が5万kmに到達する前、リセールバリューが下がる前などのタイミングがベストです。
新車で軽自動車を購入した場合、4年の耐用年数があります。普通自動車の場合ですと6年ですので、自動車によって耐用年数は異なります。新車の軽自動車であれば、4年を必要経費として計上することが可能です。
中古車の法定耐用年数は、対象となる車が登録された月からどの程度経過したかによって異なります。
中古の軽自動車の耐用年数を調べる際は、簡便法と呼ばれる計算式を使用します。
具体的な計算式
耐用年数 = 法定耐用年数-経過した年数+経過した年数×0.2
中古車の場合、短期間で減価償却が可能なため、新車に比べると税金の面は有利といえます。中古の軽自動車を、事業用だけでなくマイカーとしても使用している場合、経費として処理できる割合も減ってしまうのでその点は注意しましょう。
実際に車は10年ほど持ちます
法定耐用年数とは、業務上何年使えるのかを国が定めた年数に過ぎないので、実際に車がどの程度持つのかは別の話です。一般的に車は、10年ほど持つといわれています。
こちらでは、車の使用年数について
- 使用年数の目安は10年
- 使用年数は人それぞれ異なる
この2つの項目に分けて解説します。
一般的に、車は10年くらい使用できると考えられています。ただし、車を頻繁に使用する方でしたら、10年よりも早い段階で壊れることも多いです。
車は10万から15万kmほど走ると、壊れやすくなるといわれています。丁寧にメンテナンスを行っている場合は、これらの年数や走行距離を超えるほど車を使っていても壊れないケースもあります。
あくまで10年、10万・15万kmといった年数・走行距離は目安と考えましょう。
実際のどのタイミングで車は壊れるのでしょうか?結論からいうと、車の寿命は乗る人の使い方次第で大きく異なってきます。
そもそも現在販売されている車の寿命は、昔の車に比べると使用年数が伸びています。
- エンジンオイル
- ブレーキオイル
- バッテリー
などのチェック・交換などを行っていれば、驚くほど長く乗り続けることが可能です。
また、壊れたとしても交換を行えば、何十年も使い続けていくことも難しい話ではありません。メーカーが交換用の部品を提供しなくならない限り、半永久的に乗ることもできます。
しかし、実際は高い修理費用を支払ってまで古い車を乗り続ける方は少ないです。特にエンジンのように、交換するのに何百万もかかってしまうような部品が壊れてしまえば、乗り換えるのが一般的といえます。
車は古くなればなるほど故障する箇所が増え、修理・交換費用が高くなっていきます。どの程度まで維持費がかかっても良いのかを線引きし、一定の基準以上の修理・交換費用がかかってしまうようであれば、乗り換えを検討したほうが良いでしょう。
軽自動車の売買をする際の必要書類とは?
交換が必要となる部品は主に3つあります
車の部品は消耗品ですので、定期的に交換する必要があります。こちらでは、主に交換が必要となる部品である
- タイミングベルト
- バッテリー
- タイヤ
この3つについてご紹介いたします。
タイミングベルトとは、エンジンの中に使用されているパーツの一種です。目安としては、10万kmを走るごとに交換が必要となります。
万が一、走っている最中にこのベルトが切れてしまうと、エンジンに大きなダメージが加わる可能性があるので注意しましょう。10万km未満であっても切れる場合があるので、定期的にチェックすることが大切です。
タイミングベルトは、約4万円で交換することができます。ご自身で交換ができる場合は、タイミングベルトの代金だけを支払えば良いので、約5千円ほどで済むでしょう。
タイミングベルトが切れると、内部のその他のパーツも壊れてしまったりして、修理費用は高くなってしまいます。切れる前の交換が重要といえます。
バッテリーは約3年で交換するケースが多いです。バッテリー交換の工賃は、数千円ほどで済むケースがほとんどでしょう。
しかし、バッテリー本体の値段は様々です。安いバッテリーも多いですが、品質が悪すぎるものを購入しないように注意しましょう。
品質が悪いバッテリーを使用した場合、トラブルが発生して修理費用がかなりかかることも考えられます。ある程度の品質があるバッテリーを購入すると良いでしょう。
バッテリーを少しでも長持ちさせたい場合は、車をきちんと動かすことが大切です。使用しないでいると、バッテリーは持ちが悪くなってしまいます。
タイヤは走れば走るほど磨り減っていき、グリップ力が悪くなっていきます。目安としては5年ほどですが、実際には路面の状態や保管する場所などによって寿命は大きく変化します。
タイヤの交換時期を判断したいのであれば、スリップサインをチェックしましょう。路面を走ることでタイヤはどんどん削れていき、スリップサインが露出するほどになれば交換の時期です。
スリップタイヤが露出したタイヤで走り続けると、スリップする可能性が高いです。危険ですので、早めに交換するようにしましょう。
また、タイヤを見てひび割れしているようであれば、注意してください。ひび割れした状態で走ると、破裂することもあるでしょう。
タイヤの交換にかかる費用は、業者ごとに異なります。どのようなタイヤを選ぶかによっても、値段に差が生じるので様々なお店の情報をチェックすることをおすすめいたします。
業者によっては、タイヤの購入と交換をお得なサービスで提供している場合もあります。
車を手放すタイミングは4つです
古くなってきた車を手放すのであれば、4つのタイミングのいずれかで売却することをおすすめいたします。売るタイミング次第では、安い価格でしか売却できないこともあるので注意しましょう。
車は走行距離が5万kmを超えると、売却価格が下がる傾向にあります。
例えば…
4万7千kmの車と、5万2千kmの車はそれほど差はありません。
しかし、4万7千kmの車の方が高く売れる可能性が高いです。売りたいと思っている車が、間もなく5万kmに到達しそうであれば、早めに売ることをおすすめいたします。
リセールバリュー(再び車を売る時の価値)が下がる前に、車は売ったほうがお得です。購入してから時間が経過するほど、車の価値は下がっていきます。
しかし、
- 現在乗っている車に新型が登場した
- ライバル社が、より優れた性能の車を販売した
などのタイミングでは、よりリセールバリューは下がりやすくなります。新型が登場する噂がある、ライバル社が新しい車を販売しようとしているなどの情報を聞いた時は、できるだけ早い段階で売ることを検討したほうが良いでしょう。
子供が入学した、新しい場所に引っ越すなど、これまでと違った環境に身を置くことになった場合は、車の買い替えを検討したほうが良いでしょう。車ごとに特徴は大きく違うものであり、ライフスタイルが変化すれば現在乗っている車では使い勝手が悪い可能性もあります。
例えば…
バスや電車が利用しにくい場所に引っ越したのであれば、ハイブリッド車が合っているでしょうし、駐車場が狭い住宅に住む場合は小さな車を選んだほうが良いでしょう。今乗っている車が新しいライフスタイルに合わないようであれば、買い替えたほうが楽に生活できるはずです。
車検にかかる費用は決して安くありません。目安としては、軽自動車が約7万円ほど、普通自動車で11万円ほどです。
交換しなければならない部品がたくさんある場合は、それ以上かかる可能性が高いでしょう。車検に出して高額になる車を所有している場合は、車検に出さずに売ってしまうのも手です。
車検が切れそうになっている、もしくは切れている車を売ったとしても、買取業者はそれほどマイナスに評価することはありません。売るつもりであるならば、車検に出さずに売ったほうが良いでしょう。
(まとめ)軽自動車の法定耐用年数は何年?
軽自動車の法定耐用年数は4年です。車は大切に扱えば、10年もしくはそれ以上乗り続けることもできます。車に乗る以上、タイミングベルト、バッテリー、タイヤなどは定期的に交換することが大切です。車を手放す際は、タイミングを見極めましょう。
また、中古車は「法定耐用年数-経過した年数+経過した年数×0.2」の計算式で、法定耐用年数を導き出せます。
車は10年以上乗った場合、もしくは10万から15万kmほど走ると壊れやすくなるといわれています。実際にどのタイミングで壊れるかは、人それぞれ異なります。
大切に乗り続けていれば、驚くほど長く乗ることも可能です。
タイミングベルトは10万km、バッテリーは約3年、タイヤは5年ほどで交換する時期になります。実際には、それぞれの状況ごとに異なりますので、こまめにチェックして交換すべきかどうかを決めましょう。
車を手放すのであれば、車の走行距離が5万kmに到達する前、リセールバリューが下がる前、ライフスタイルに変化があった場合、車検に出す前のいずれかのタイミングで売ったほうが良いです。タイミングがずれると安い価格でしか売れない場合もあります。