「今まで普通車ばかり乗っていたけれど、人や荷物をそれなりに乗せられれば十分」といった考えをお持ちの方は少なくありません。
そこで、選択肢の一つとして軽自動車を検討してみてはいかがでしょうか。運転のしやすさや高い安全性能など、軽自動車には多くの魅力があり、人気を博しています。
この記事では、50代女性に人気の軽自動車の特徴や選ぶ際のポイント、おすすめの車種について紹介します。
軽自動車は乗りやすさや価格の面などで50代女性から人気がある!
軽自動車は運転のしやすさやお手ごろな購入価格など、様々な点で50代女性から多くの支持を集めています。
50代に突入すると、10年たてば60歳になります。変わりゆくライフステージを意識した車選びが欠かせません。なぜならば、運転を負担に感じやすい老後生活が控えているためです。
例えば、関節を痛めてしまえば車の乗り降りがしにくくなるかもしれません。また、ペダルの踏み間違えによる事故を起こす可能性もあるでしょう。それらのリスクを回避するためにも、乗降しやすいボディタイプや最新の安全性能は重要な判断ポイントです。
それらの希望を満たす、かつ費用が抑えられている車が軽自動車といえます。
50代女性に人気のある軽自動車の特徴
ここからは、軽自動車の特徴について紹介します。
軽自動車のおすすめポイントは「室内空間の広さ」「運転のしやすさ」「多種多様な便利機能」の3つです。
これらのポイントは前述の通り、未来のライフステージに合わせて車を選ぶ際には欠かせない特徴です。
1つ目のポイントは多人数や荷物を快適に運べる室内空間の広さです。
一昔前までは、軽自動車は小さく居住空間の快適性は低いとされてきました。しかしながら、法律の改正により規格は以前よりも大きくなったことで快適性は向上しています。
特にハイトワゴンタイプの軽自動車の登場は市場に大きな影響を与えました。十分な室内高が乗員の満足度を上げただけでなく、積載できる荷物の幅も広げたためです。
2列目のシートは倒すことでフラットになり、室内高と組み合わせて背の高い家具なども乗せられます。左右どちらか片方を倒すようなシートアレンジにすると長尺かつ背の高い荷物を乗せながら、人も乗せられる点は、ボディサイズから想像もつかないでしょう。
このような室内空間の広さが人も物も乗せたいニーズにマッチしています。
2つ目のポイントは小回りの利きやすさです。
軽自動車は普通車と比べて、全長やホイールベースの長さが短く設計されています。そのため、最小回転半径が小さい点が特徴です。
最小回転半径が小さければ小回りが利き、狭い道や駐車場にて楽に運転できます。特にデパートなどの立体駐車場であれば他の車が駐車スペースに隣接しているため、路上以上に注意しなければなりません。その点、軽自動車であればプレッシャーも感じにくいでしょう。
また、年齢を重ねると、以前より運転ができなくなったと感じる人も多いようです。しかし、ハンドルを切った方向に思い通りにすぐ車が反応してくれるため苦手意識も感じにくいかもしれません。
3つ目のポイントはスライドドアをはじめとした便利な機能を搭載していることです。
長く乗り続けるためには便利な機能が欠かせません。スライドドアが搭載されている軽自動車であれば大きな間口を構えています。自動開閉式が主流であるため、大きな荷物を持っていても乗り降りがしやすいでしょう。
また、低床フロア機能があれば、乗車時に足の上げ下げが最小限で済むため体の負担も低減されます。つまずくリスクも減るため、年月をかけて乗っていても使いやすい車になり得るでしょう。
軽自動車の売買をする際の必要書類とは?
50代女性が軽自動車を選ぶ際のポイント
軽自動車の購入を検討する場合、どのような車を選べば良いのでしょうか。運転に不安を覚える方であったり、ランニングコストを気にされる方であったりと注目するポイントは人それぞれです。
ここからは、50代女性にとって車を選ぶ際に意識してほしいポイントを紹介していきます。
軽自動車を選ぶ際には高い安全性能を備えているか意識してみましょう。
各車メーカーが技術を駆使して先進の安全機能を開発しています。それは主に以下の3つに大別されます。
- 運転時の視界の良さ(基本安全機能)
- 事故に遭わせない(予防安全機能)
- ぶつからない(衝突安全機能)
しかしながら、選択する車種やグレードによって搭載されている機能や装備は異なっているため、自分に必要な機能の取捨選択が重要です。
予算の許す範囲内であれば、最新の安全技術やアシスト機能を搭載した車種をおすすめします。標準装備の内容が豊富な車を選びましょう。
長年乗るためには乗り降りのしやすさも欠かせないポイントです。
年齢を重ねれば膝をはじめとした関節の節々に痛みや違和感を覚えることも増えてくるでしょう。その際に乗り降りしにくい軽自動車を選んでしまえば、運転への負担が大きくなり、車に乗ることを億劫に感じるかもしれません。
そのため、ちょうどよい座席の高さや位置に調整できるか、間口の大きいスライドドア仕様か、低床フロア仕様か、様々な観点から車を吟味しましょう。
おすすめは実際に試乗してみることです。試しに乗ってみることで車の特徴を体感できるでしょう。時間が許されれば入念なチェックをおすすめします。
デザインやカラーも自分好みのものを選びたいと考えている方は少なくありません。愛着をもって乗るためにも、車を選ぶ際にこだわっておきたいポイントです。
デザインやカラーに関しては、同じ車種名であっても、バリエーションは異なります。また、グレードの違いによっても選択肢は多岐にわたるでしょう。
そのため、予算や装備との兼ね合いを考えながら好きな組み合わせを考えることが重要です。なるべく選択肢の多い車種を選びましょう。
軽自動車の魅力の一つに燃費と維持費の安さが挙げられます。
低燃費の理由は3つあり、軽自動車ならではの車体の小ささに由来します。1つ目はコンパクトサイズゆえの空気抵抗の少なさ、2つ目は車体重量の軽さ、3つ目はエンジンの排気量が少ないため、使用するガソリンの量が少ないことが挙げられます。
これらの理由によって軽自動車は1リッター当たりの走行距離が長くなり、普通車と同じ距離を走る場合と比べると必要になる燃料の量が少なく済みます。
1回の補充量が減ればガソリン代金も減るため、維持費が安価に抑えられるでしょう。
自分に合った機能を好みに合わせて選べる点も車選びのポイントです。
デザインやボディカラーももちろんですが、装備面や機能面など自動車を選ぶ際には選択できる項目はいくつもあります。内容によっては標準装備として設けられているものもありますが、なかにはオプションメニューに設定されているものも多々あるでしょう。また、グレードによって選択できるもの、できないものもわかれます。
購入時の予算によってかけられる金額は人によって様々ではあるものの、これから長く運転を楽しむためにも予算の範囲内で好みの装備が搭載された車を選んでいきましょう。
50代女性に人気の軽自動車10選
ここからは、50代女性に人気の軽自動車について具体的な10車種を紹介していきます。
各メーカーの人気車種ばかりであり、デザインや機能面で優れたパフォーマンスを発揮しているものばかりであるため、お気に入りの1台が見つかるでしょう。
これから購入を考えている人は、紹介する内容を車選びの参考にしてみてください。
スズキから販売されているスペーシアは軽ハイトワゴンタイプの人気車種です。
高くとられた天井高から圧倒的な室内空間の広さを誇っており、従来の狭い印象を受ける軽自動車のイメージを覆しています。
モデルはノーマルとカスタムの2種類が設けられており、ともにハイブリッドエンジンが採用されています。そのため、デザインと燃費の両方を追い求めたい人におすすめの車といえるでしょう。
カスタムにおいては内装の豪華さが特徴です。本革巻きステアリングが採用されるなど、ホテルライクな高級感のあるデザインが人気を博しています。
日産から販売されているデイズはカラーリングの組み合わせが豊富なかわいらしさと充実した安全機能が人気の車です。
ボディカラーは単色から2トーンの全21パターンから選べるため、お気に入りの組み合わせを見つけられるでしょう。
グレードはS、X、ハイウェイスターの3種類から選べ、予算に合わせて機能や装備とデザインの組み合わせを検討できます。
高級感のあるハイウェイスターであればシート材に合皮が採用されているため、なめらかな手触りを堪能できるでしょう。
また、日産のプロパイロットが軽自動車として初めて搭載された車種です。高い安全性能を有する車で安心して運転したい方におすすめです。
ホンダから販売されているN-BOXは軽自動車としても車全体としても販売台数が全国で1位になった人気のある車です。
ノーマル、JOY、CUSTOMの3種類のモデルとパワフルなターボエンジン、高い燃費性能が人気の理由です。特に高級感のあるCUSTOMモデルは、高級感のあるフロントマスクやブラックを基調とした落ち着きあるインテリアデザインが特徴であり、多くの人に選ばれています。
燃費面ではWLTCモードで21.6km/Lとなっており、低燃費を実現しているためランニングコストも抑えられるでしょう。
スズキから販売されているアルトラパンは可愛いデザインが女性から人気を集めている車種です。
丸目のヘッドライトをはじめ全体的に丸みを帯びたエクステリアデザインもさることながら、自分の部屋を感じさせるようなインテリアも人気の理由といえるでしょう。木目調のインパネやキルトデザインの座面や天井、レトロチックなタコメーターなど、おしゃれ好きにはたまらないデザインです。
とはいえ、可愛い見た目だけでなく、後部座席のシートアレンジによって長尺物を積載でき、車本来の機能も充実しており、質実剛健な部分もアルトラパンの魅力といえます。
日産から販売されているルークスは家族と乗っていて楽しい軽自動車をコンセプトに人気を博しています。
広い室内空間と使い勝手や鮮やかなカラーリングが特徴で、先進的な安全装備も充実している点が人気の理由でしょう。室内のインテリアはシンプルではあるものの、スライドドアにより乗り降りのしやすさや荷室の広さも十分に確保されているため、実用性の高い車といえるでしょう。
この車種も日産の誇るプロパイロットが搭載されています。グレードによっては選べませんが、安心してカーライフを楽しむためには検討してみても良いかもしれません。
スズキから販売されているハスラーは遊び心をくすぐるデザインが特徴の軽自動車です。
アウトドアを彷彿とさせるデザインであるものの、角ばったデザインでなく丸みを帯びたデザインが採用されているため、万人に愛されるエクステリアが特徴です。
また、ブラックカラーを基調としつつも差し色を組み合わせることでキャッチーな内装に仕上げられる選択肢の多さから自分だけの車を選びたい人におすすめできます。
汚れに強い素材を採用しているため、お孫さんを乗せる場合にも汚れを気にすることも少なくなる点は、これからのライフスタイルを楽しむ人にメリットといえます。
ホンダから販売されているN-WGNは人気車種のN-BOXも属している「Nシリーズ」の1車種です。
コロッとした丸みを帯びたエクステリアデザインとスライドドアではないもの、開口部の広いドアが特徴で、乗り降りのしやすい車といえます。
外装内装ともデザインはシンプルで統一されています。自然体で過ごしたい人にとっては、ノイズレスであるからこそ落ち着いた空間を楽しめるでしょう。
燃費についてはWLTCモードで23.2km/Lと優れたパフォーマンスを発揮しています。
ダイハツから販売されているタントは軽自動車として初めて「ハイトワゴン」として誕生した名車です。
広い室内空間と乗り降りのしやすいスライドドアは車としての使い勝手の良さを体現しています。助手席側では前後のドアにピラーを内蔵したセンターピラーインを採用したことで、ミラクルオープンドアという全開放の大きな窓口を実現しました。
デザイン面でもノーマルモデルとカスタムモデルに分れており、高級感のある仕様を好む方にはカスタムモデルをおすすめします。実用性を重視する方に人気の高い軽自動車です。
ダイハツから販売されているムーヴキャンバスも女性人気の高い車です。
欧州車を彷彿させるような2トーンカラーが特に人気で、インテリアにおいても2パターンのテーマデザインから好みのデザインを選択できます。
また、ワイヤレス充電器が搭載されているため、余分なコード類を持ち込む必要がなく、すっきりとした室内空間を好む人にとっておすすめです。
スライドドアが採用されているため、大きな間口が特徴であり乗り降りのしやすさも魅力の一つです。
安全性能に関してはダイハツの「スマアシ」が採用されており、事故を未然に防ぐ工夫が施されています。
スズキから販売されているワゴンRスマイルは今までのワゴンRのイメージを一新させるような魅力的な車です。
丸み帯びたボディラインや人気のくすみカラーが採用されており、落ち着いた大人女子にピッタリなデザインが人気の理由です。
また、ハイブリッドシステムが採用されているため、燃費性能も十分に備わっています。
安全装備についてはスズキセーフティサポートが採用されており、予防安全をはじめ運転時に重要な安全性能を十分に備えているでしょう。
スライドドアも設けられているため、開口部も広く乗り降りのしやすさも十分です。