車を乗り換えた方が経済的といえるケースは2つあります
エンジン・ミッション関連のパーツが壊れた時は、修理・交換にかかる費用が高額になりがちなので、買い替えた方が良いです。
また、軽自動車の場合は、車体の価格が安いので修理・交換するよりも買い替えた方がお得でしょう。消耗品の交換だけで済む場合は、買い替えずに乗り続けるのも良いです。
昇進したのでワンランク上の車が欲しい、子供が増えたので広い車を購入したいなどの理由で車を買い替える方は多いです。古くて売れない場合は、廃車買取業者に依頼しましょう。
車を乗り換えた方が良いケース
長年車を所有している場合、「そろそろ乗り換えるべきか、乗り潰すべきか」と悩む方もいるでしょう。ケースバイケースですので、どちらが絶対に良い選択肢と判断することはできません。
しかし、一般的に「この場合なら乗り換えた方が良い」と判断できるケースは2つあります。こちらでは、その2つのケースについて解説していきます。
エンジンやミッション関連のパーツは、車にとって最も重要なものです。それらのパーツが壊れた場合、交換・修理をするためには、かなりの金額が必要となります。
特にエンジン関連のパーツを交換・修理するためには、数百万円ほどかかることが多いです。中古車であれば、十分に購入できる金額がかかることを考えると、買い替えた方が良いでしょう。
また、ハイブリッド車の場合ですと、バッテリーが壊れた時も買い替えを検討するタイミングとなりえます。バッテリーには、補機類と駆動用の2つがあります。
これらのうち、補機類のバッテリーであれば、数万円ほどで交換できるので、それほど負担にはならないでしょう。しかし、駆動用のバッテリーが壊れた場合は、数十万円ほど交換費がかかることが多いです。
ハイブリッド車は、駆動用のバッテリーが使用されているため、このバッテリーが壊れてしまえばかなりの金額をかけて交換しなければならなくなります。車の調子が悪くなった時は、修理工場に見積もりを依頼しましょう。
見積もりを依頼して、高額の修理費用がかかるようであれば、買い替えも検討した方がいいかもしれません。
軽自動車を所有している場合は、買い替えを検討するのも良いでしょう。現在の軽自動車は、昔のモデルに比べると性能が高く、普通車と比べてもそれほど見劣りしなくなりました。
しかし、普通車よりも耐久力は低めです。特に足回り関連は、普通車よりも故障しやすいです。
何度も修理や交換をしていると、かなりの金額がかかってしまいます。軽自動車は、車体の価格が安いのが特徴です。
何度も修理・交換をするよりも、買い替えた方がお得な結果になることが多いでしょう。
車の買取価格は売値の何割が基本なの?
消耗品だけの交換で済む場合は乗り続けるのも良い選択肢です
車の故障を機に、乗り換えるべきかどうかを迷う方も多いでしょう。結論を申し上げると、消耗品の交換だけで済む場合は、乗り続けるのも良い選択肢です。
こちらでは、消耗品の交換だけで済む場合は乗り続けた方が良い理由を解説します。また、乗り換える目安は一般的に7年といわれている理由についても紹介します。
車が故障した場合、消耗品の交換だけで済むようであれば、乗り続けるのも良いでしょう。日本車は耐久性に優れており、簡単にパーツが壊れないように工夫されています。
大切に扱えば、少しの交換で長年乗り続けることも可能です。消耗品の交換には、それほど高額の費用がかかるわけではありません。
そのため、消耗品の交換だけで乗り続けられるようであれば、最小限のコストに抑えることもできるでしょう。以下では、消耗品の交換にかかる費用の目安を紹介します。
- ブレーキパッド(1輪3500円)
- エンジンオイル(5000円)
- タイヤ(1輪1万円)
- ワイパーブレードゴム(3000円)
- スパークプラグ(6000円)
これらの金額は、部品代と交換費も込みの金額です。品質の良い部品に交換する場合は、これ以上の金額がかかるので、よく考えた上で交換するようにしましょう。
車を乗り換える目安としては、約7年といわれています。7年の場合、2回の車検と年間の維持費などがかかります。
近年の車であれば、メンテナンス次第で7年以上乗り続けることも難しくありません。しかし、どれだけメンテナンスを施していたとしても劣化を完全に食い止められず、長年乗り続けるほど壊れやすくなります。
基本的に10年以上経った車は、買取価格が安くなりがちです。7年であれば、劣化する前にそれなりの価格で売却できるので、乗り換えに適しています。
そのためか、7年ほど経った車を売却する方は多い傾向にあります。
車を乗り換える理由を考えることも大切です
経済的かどうかで、車の乗り換えタイミングを見極めることも大切です。しかしそれだけでなく、自分が車を乗り換えたい理由を考えてみることも同じくらい重要です。
理由を考えてみて、「今乗り換えた方が良いな」と思える場合は、たとえ経済的でなかったとしても車を乗り換えた方が良い可能性があります。以下では、乗り換える理由として多いものを5つ紹介します。
日々仕事を頑張り続けてきた甲斐あって、昇進した方もいるでしょう。昇進ともなれば給料もアップするため、それに合わせて車を買い替える方は多いです。
昇進したからといって、突然最上位クラスの車を購入するのは周囲の目もあって手が出せないと考える方はいるかもしれません。しかし、これまで乗ってきた車よりもワンランク上の車に乗って、昇進した実感を得るのも良いでしょう。
子供が生まれると、軽自動車では狭いと感じる場合もあります。ミニバンのようにゆったりとした車内スペースがある車に買い替えることで、家族みんなでの遠出も楽しめます。
また、子供の将来のことを考えて、エコカーを選択するのも良いでしょう。
単身で地方へ転勤する場合、車は必需品です。しかし、あまり長期間赴任先にいないようであれば、あまりにも高い車を購入するのは考えものです。
丁度良い価格の車を探すことがポイントとなるでしょう。また、少々道路状況が悪いエリアに赴任する場合は、走破性に優れた車を選ぶと楽に運転できます。
車好きでサーキットに通うようになった方もいるでしょう。その場合、これまで乗っていた車では満足に走れないこともあります。
ノーマル車でもサーキットの使用に耐えられるほど、スポーティーな車はたくさんあります。思い切って買い替えることで、よりサーキットを楽しむことができるはずです。
また、カスタムし甲斐のある車を選ぶのも良いでしょう。お金をかけてカスタムすることで、理想の車に仕上げていくことができます。
アウトドアが趣味な場合、山道をはじめ悪路を走る機会も多いでしょう。悪路を走る場合、SUVのような車でないと走りにくいと感じるはずです。
また、荷物を積むことも考えると、積載力にも注目して車を選ぶ必要があります。アウトドア向きの車を現在所有していない場合は、それらに注目して新しい車を選ぶと良いでしょう。
あまりにも古い車は廃車の専門業者に売るのがおすすめです
車を乗り換えるために、現在持っている車を売る方もいるでしょう。しかし、あまりにも古い車を持っている場合、売っても大した金額にならないことが多いです。
査定を依頼しても、安い金額でしか売れない場合は、廃車買取業者に売るのも良いです。こちらでは、廃車買取業者に売るメリットと、廃車買取業者を選ぶコツについて解説します。
一般的な中古買取業者の場合、古い車を高い金額では買い取ってくれません。しかし、廃車専門の買取業者であれば納得のいく金額で買い取ってくれる可能性があります。
廃車専門の買取業者の場合、車が古かったり壊れていたりしても買い取ってくれます。一般的な中古買取業者と異なり、車そのものの価値ではなく部品としての価値を見出している業者ですので、古さや状態はあまり重要ではないのです。
古さが原因で売れないと分かった時は、廃車買取業者に査定を依頼してみると良いでしょう。
廃車買取業者を選ぶ際は、「しっかりと対応してくれる」業者かどうかを見極めましょう。高く買い取ってくれるとしても、話をろくに聞かずに自分の都合だけで話を進めてしまう業者とは気持ち良く取引できません。
しっかりと話を聞き、質問をすれば丁寧に解説してくれる業者に買取を依頼すると不満なく取引を終えられます。長期間乗り続けた車を売るのですから、気持ち良く取引ができる相手に売ると良いでしょう。
車の買取価格は売値の何割が基本なの?
(まとめ)車は乗り換えた方が経済的なのか?
高額なパーツが壊れたり、本体価格が安い軽自動車に乗っていたりする場合は、買い替えるのも手です。消耗品の交換だけで済む場合は、乗り続けるのも良いでしょう。
昇進や子供の出産にあわせて車を買い替える方は多いです。
エンジンやミッション関連のバーツが壊れた時は、修理・交換にかなりの金額がかかるので、買い替えた方が良いでしょう。また、軽自動車の場合、車体の価格が安いので、何度も修理・交換するよりも乗り換えた方が良いです。
消耗品は、交換にそれほど費用がかかりません。そのため、消耗品の交換だけで済む場合は、乗り続けるのも手です。
車を乗り換える目安は7年といわれています。7年ほどであれば、それなりの金額で売却できる可能性が高いです。
経済的かどうかで車を乗り換えるタイミングを見極めるだけでなく、乗り換えたい理由を考えてみることも大切です。昇進したのでワンランク上の車が欲しい、子供が生まれたので広い車が良いなど、理由を考えてみましょう。
古さが原因で高値で売れない車は、廃車買取業者に売るのも選択肢の一つです。廃車買取業者であれば、古い車でも問題なく買い取ってくれます。
廃車買取業者を選ぶ際は、「しっかりと対応してくれる」業者かどうかを見極めましょう。