車の乗り換えでは車種を決めてから別のメーカー同士を比較し操作性なども確認しましょう
車を今乗っているメーカーから別のメーカーへと乗り換える際は、まず車種を選ぶことから始めましょう。
- 自分や家族のライフスタイル
- 車内のスペース
- 燃費
などがマッチしているかどうか考慮しながら車種を決めます。
当該車種を扱うメーカーをピックアップして機能性や価格などを比較してください。絞り込めたら試乗させてもらい、操作性などを確認しておきましょう。
他にもメンテナンスや納車時期なども知っておくと便利です。別メーカーに乗り替えることで新しい担当の営業マンがついて、顧客獲得のためにサービスをしてもらえる可能性はあります。
ただ、別のメーカーに乗り替えるからといって現メーカーの担当者に連絡しなくても問題ありません。また、保険やローンなどの手続きもこれまでと変わりはありません。
車種を決めてからメーカーを絞りこみましょう
メーカーを決める前に、車種を決めておきましょう。車の外観や機能性など好みはあるでしょうが、見た目を重視しすぎるとライフスタイルに合わない場合があるので注意してください。
子供が生まれるのでチャイルドシートを搭載するスペースが欲しい、オートのスライドドアが便利など自分や家族が使いやすい機能性、スペースのある車種を選ぶことが大事です。また、運転が苦手で家族も少ないということなら、コンパクトカーや軽自動車は小回りも利くので便利です。
更に、通勤で使うので燃費を気にするならハイブリッドカーなども候補に入れてみましょう。各メーカーごとに得意な分野の車種があります。車種を決めればおのずとメーカーの選択肢も絞られます。
自分が欲しい車種の車を製造しているメーカー同士で車の
- 性能
- ボディの形
- スペース
- 便利な機能
- 価格
などできる限り情報収集して比較してみましょう。ネットでも情報が集められますが、販売店でパンフレットをもらってきても比較しやすいでしょう。
メーカーを絞り込んだけれどまだ決まらない場合は、リセールバリューも参考にすると良いでしょう。リセールバリューとは、再度販売したときの価値のことです。
数年後乗り換えを行う際に、少しでもリセールバリューの高い、中古車市場でも需要に高いメーカーにした方後々お得だからです。
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車の操作性やメンテナンスなどを予め確認しておきましょう

車種とメーカーが概ね決まったら、実際に販売店で試乗させてもらいましょう。たとえ前回と同じ、もしくは似たような車種であっても、ハンドルの重さや動き、ブレーキを踏んだ際の効き具合などがメーカーが違うと異なるはずです。
同じ車種で構造も同じなので問題はありませんが、人によってはメーカーが違うだけでも何だか違和感を覚え、操作しにくいと感じることがあるかもしれません。特に、車種もがらりと大型から小型、もしくはその逆で変わる場合はなおさら違いを身体で感じておくことが重要になってきます。
納車され乗ってからやっぱり運転しにくい、ハンドルが重いなどの理由で嫌だからやめたいとなると、契約後なので手続きも大変です。販売店の試乗は購入を決めなくても依頼すれば可能なので、事前にできることはやっておきましょう。
車を別メーカーに乗り換える場合は、まずは定期的なメンテナンスのシステムを確認しておいた方が良いでしょう。車は購入すれば終わりではなく、そこから長い間高い機能性を維持したまま乗り続けるには、定期的なメンテナンスが必要となります。
例えばバッテリーなどの消耗品は交換が必要です。カーナビなどの電気系統の部品も故障や摩耗の可能性があります。
メンテナンスの保証期間や保証内容を確認し、購入からどの位の期間まで保証してくれるのかは、維持費にかかわることなので予め把握しておくことが大事です。そして、車の年式によりサービスの適用期間も違ってくるので注意しておきましょう。
車は売買契約をしてもすぐに手元に届くわけではありません。人気の車種なら製造が間に合わず予約状態になっている場合もあります。
新車だと納品されてからオプションをつけるなどの作業が必要となり、大体1ヶ月位待たされることもあります。別メーカーだと納車期間も違ってくるはずなので、早めに聞いておいた方が良いでしょう。
現メーカーの担当者への連絡は不要です

車の製造技術は日々進化しているので、今まで乗っていた車の機能性を超える車種が別のメーカーから販売される場合もあります。そういった時は思い切って今までのメーカーから乗り換えることで、効率よく車を走行、維持できることにもつながるでしょう。
また車種によって得て不得手がメーカーにはあります。軽自動車やコンパクトカー専門のメーカーもあれば、SUVやハイブリッドに強いメーカーあります。
更に、技術力に優れておりエンジンや走行性能は車好きから絶大な支持を受けているというメーカー、一般車よりも社用車に強い、見た目のデザインに長けているなど得意分野も異なります。車種を変えるなら自分が選んだ車種が得意だというメーカーを選んだ方が安心できるし、満足しやすいでしょう。
そして別メーカーの営業マンは新規のお客さんをつなぎとめるのに必死で信頼関係を築きたがります。そのため、可能な限りある程度のサービスに応じてくれる可能性もあります。
例えば、ドライブレコーダーなどの移設を格安でやってくれるかもしれません。もし不満があれば、お客さんは元なじみのメーカーへ戻ってしまうリスクもあるからです。
別のメーカーの車に乗り換える際は、敢えて今の乗っている車のメーカーや販売店に連絡する必要はありません。連絡しなくても手続きは行えます。
ただ、懇意にしてもらっていると何だか裏切っているような後ろめたい気持ちになるでしょう。しかし、メーカー側も信頼関係だけでお客さんをつなぎとめることができるとは思っていません。
どうしても気になるなら一言断りを入れておいてもかまいません。その際に人によっては引き留められる場合もあります。
また、販売店によっては独自のルートであなたが購入したい別メーカーの車種を準備してくれる可能性もあります。連絡義務はないのであくまでも個人の判断で決めましょう。
保険やローンの手続きなどもこれまで車購入時と変わりません

車を別のメーカーに変えたからといって、特別な手続きが必要になるわけではありません。これまでの車購入時の手続きと変わりません。
ただし、保険の手続きは必要です。自賠責保険は大体車を購入した際に、販売店に依頼してそのまま手続きしてもらっているパターンが多いでしょう。
保険期間が残っていれば、引き続き継続することが可能であり、メーカーを変わったからと言って保険ごと変える必要はありません。任意保険も同様です。
乗り替えの事実を保険会社に伝えて必要な書類などを送ってもらいます。といっても車種が変わると保険内容によってはグレードアップ、ダウンの関係で保険料が増減する可能性はあります。
ただし、保険の内容に不満がある場合は乗り換えを機に保険を一新するという方法もあります。販売店の営業マンに相談して変更するようであれば手続きをお願いしましょう。
ローンが残っている場合、別メーカーからの乗り換えでも同様に切り替えの手続きが可能です。残りのローンを完済するか、今乗っている車を下取りに出す、もしくは買取業者に買い取ってもらったお金で返済します。
それでもローンが残ってしまう場合は、新しく購入する車のローンに上乗せする形で手続きを進めることができます。
今乗っている車は、車を購入する販売店にとっては別メーカーの車なので下取りに出すと、多少安くなってしまう可能性はあるでしょう。自社の車ならメンテナンスをして直営の中古車販売店に卸して売却するという手もあります。
しかし、別メーカーだと使い道が限られてくるというのも理由の一つです。少しでも高く売りたいなら、下取りよりも中古車買取店を利用するのが良いとされています。
中古車買取店は中古車市場の価格変動にも通じており、独自の販売ルートがあるので高価買取が可能な場合もあります。
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(まとめ)車の乗り換えで別のメーカーを選ぶ際のポイントとは?
車の乗り替えの際は、まず車種を決めてからメーカーをいくつか挙げて、車の機能性などを比べながら決めていくのが良いでしょう。実際に試乗し操作性を身体で確認しておくと安心です、また、メンテナンスのシステムや保証期間、内容なども知っておきましょう。
まずは自分のライフスタイルやボディの大きさ、フォルムなど好みにあった車種を選んでください。それから希望の車種を扱っているメーカーをいくつか選び、機能や価格などを比較して最終的に決めましょう。
リセールバリューも参考になります。
別メーカーに乗り変えるにあたり、試乗して車の操作性を身体が実感しておくと良いでしょう。メーカーが違えばハンドルの重さなどが違うこともあります。
またメンテナンスの保証期間や内容、納車時期などもメーカーによって違うのでチェックしておくと安心です。
各メーカーには得意とする分野があるので別のメーカーに車を乗り換えれば、より高性能で安全かつ乗りやすい車に出会える可能性もあります。現メーカーの担当者に連絡する義務はありません。
懇意にしているなら一言連絡しておいても良いかもしれません。
車を別メーカーに変えても手続き上は変わることはありません。自賠責保険、任意保険も同様に手続きをするだけです。
ただしこれを機に保険ごと変えることもできます。ローンも、完済してから新たなローンを組むなど同じ手続きになります。