車の乗り換えでナンバーの引き継ぎはできませんが、希望ナンバーを選ぶことはできます
今乗っている車のナンバーが気に入っているからといって、そのまま乗り換えた車に付け替えることも引き継ぐこともできません。ナンバープレートは一旦返納する義務があります。
ただし、希望ナンバー制度を利用すれば4つの数字のみ好きなナンバーを選んで登録することができます。地域やひらがなは選べません、希望ナンバー制度はネットからでも申請が可能です。
申請手続き後は手数料の振り込みを終えたら、予約センターに出向いて登録手続きを行います。手数料は車やナンバープレートの種類は都道府県によって異なります。
大体4000円~6000円前後です。ナンバーには縁起の良い数字や縁起の悪い数字などがあるので、参考にして選びましょう。
今の車のナンバープレートは新しく購入した車に使うことができません
前の車のナンバーを、乗り換えた車にもそのまま付け替えることはできません。車の車台番号とナンバーは連動したものになっています。
車台番号は1台ずつ異なり、いわば車の個体番号ともいえます。乗り換えで車を変えれば当然車台番号も違ってくるので、前の車の同じナンバーを引き継げないのです。
車を乗り換える際に、前の車のナンバープレートは返却する義務があるので自分で付け替えるというのも不可能です。
どうしても前の車のナンバーが気に入っているので、同じ数字を使えないかと思う人もいるでしょう。それは希望ナンバー制度を活用すれば可能です。
希望ナンバー制度では好きな数字を選べます。ただし、選べるのは大きく表示された4桁の数字のみで、地域名やその横の小さな数字、ひらがなは選ぶことができません。
希望ナンバーといっても何でもすぐに取得できるというわけではありません。縁起がよいとされる数字やゾロ目などは人気が高いので、取得したい人が殺到する場合もあります。
そのため指定された14個の数字に関して全国一律で抽選により、取得できる人を公平に決めるというシステムになっているのです。
せっかく希望ナンバー制度を活用して、好きな数字でナンバープレートを発行してもらったのに、ナンバープレートを返還しなければならない場合があります。引っ越しなどでナンバー登録をした陸運支局の管轄が変わる場合です。
例えば東京都から大阪府へ引っ越しし車検証の住所を変更した場合、東京都で取得したナンバープレートは返納し、大阪府での管轄運輸支局で新しいナンバープレートを登録する必要があります。そうなると、希望ナンバーで好きな数字を選んでナンバープレートを作っても、そのままの数字が引き継げません。
一度返納して、また新たに希望ナンバー制度の手続きを行うことになるのです。ただし、住所変更の必要がない引っ越しの場合は返納する必要はありません。
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4桁の数字のみ希望ナンバー制度で選ぶことができます
希望ナンバー制度は、ナンバープレートの下4桁の数字のみ好きな数字を選んでナンバーとして登録できる制度です。手続きは簡単なので自分でもできます。
車の販売店もしくは管轄の陸運支局に申請書を取りにいきましょう。必要事項を記載したら、直接陸運支局に申請書を持参し、提出します。
ネットからの申し込みは、一般社団法人全国自動車標板協議会のホームページにアクセスします。希望番号申し込みサービスのページにアクセスし、新規申し込みというフォームからページを開きます。
申込者の氏名、住所、ナンバーを取り付けたい車両の情報などを入力します。ページは9ページにわたるので、若干時間がかかるかもしれません。
送信後にメールが返信されてきます。そこには交付手数料や振込先が記載されているので、期日までに振り込みを行いましょう。
振り込み後は入金確認のメールが送られてきます。今度は予約済証という書類を受け取る必要があります。
メールに受け取り期限や場所が記載されています。受け取り場所は陸運支局横の予約センターです。
期限内に予約済証を受け取ったら、陸運支局で必要書類を提出しましょう。
希望ナンバーの取得は、車やナンバープレートの種類によってかかる費用が違います
希望ナンバー制度を利用して、好きな数字のナンパープレートを交付してもらうには手数料が必要です。手数料は都道府県によって、また車やナンバープレートの種類によって異なります。
ナンバープレートは、一般的な鉄製の板にナンバーがペイントされたペイント式と、車のライトによって光る字光式があります。地域によって差はありますが、一般的に軽自動車のペイント式では4000円前後、字光式で6000円前後、登録自動車はペイント式の中型で4000円前後、大型では5000円前後となります。
字光式では中型で5000円前後、大型6000円前後です。字光式の方がペイント式より割高です。
また、ディーラーや車販売店などに依頼すると、代行手数料が4000円~5000円ほどかかります。陸自支局などは平日しか窓口が開いていないので、会社勤めの人だと休みをとらなければなりません。
自分でやれば費用の節約にはなりますが、休めない人にはありがたいサービスでしょう。
希望ナンバー制度では、4桁の数字を選ぶことしかできないのでひらがなにこだわりがある人だと物足りなさを感じるかもしれません。しかし、ひらがなは自家用や事業用など用途別に使う文字が決まっているので自由に選ぶことができないのです。
一般的にマイカーとして使う車は、「し」を抜いたさ行やた行などです。また事業用は「お」を抜いたあ行やか行などです。
レンタカーには「わ」や「れ」などが使われています。また、「お」は「あ」と似ている、「し」は死を連想して不吉、また「へ」や「ん」なども発音しづらになどの理由で使われていません。
このような理由から、好きなひらがなを使いたいと思っても思うような文字を選べないのは仕方ないでしょう。
ナンバーを選ぶのに人気のある数字、縁起の悪い、良い数字があります
希望ナンバー制度では好きなナンバーが選べます。人気のある数字、縁起の良い悪い数字などを紹介しますので、選ぶ際の参考にしましょう。
数字では1や7、8などが人気です。1はナンバーワン、1番であり、7はラッキーセブン、8は漢数字では八で末広がりで縁起がよいとされています。
1や7、8を1桁から4桁まで同じ数字を並べる、または3つを組み合わせるナンバーも人気が高いです。また1122でいい夫婦、2525でニコニコなどに語呂合わせのナンバーを選ぶ人も多いです。
西暦の年号や、2020年だと東京オリンピックなので記念に2020を選ぶ人もいます。また、交通事故に遭っても死なないという意味で4771や、3150で最高、9647苦労しない、8080晴れ晴れなども縁起が良いナンバーとして好まれます。
縁起が悪いと言われるのは4や9を含んだナンバーです。4は死を、9は苦しみを連想させる数字なので交通事故による死などにつながるとされ、好ましくないと考えられています。
4219で死に行く、2943で憎しみなどの語呂合わせもナンバーに使うことで縁起が悪いとされています。たまたま自分のナンバーが縁起が悪い数字になっていた場合は、希望ナンバー制度を利用すれば変更することも可能です。
希望のナンバーを取得するには、好きな数字を4つ選ぶだけです。しかし、ナンバーによっては抽選となってしまうことがあります。
抽選になるナンバーは7、8、88、888、333、555、7777など全国一律で決まっている14個のナンバーです。縁起が良いとされる数字や、数字のゾロ目などは人気が高いです。
申込方法などは通常通りですが、抽選になるナンバーは毎週月曜に抽選が行われます。そのため当選発表があってから手数料の振り込みや予約済証の発行などに進みます。
そのため、例えば火曜日に申し込んでも次週の月曜まで発行を待たなければいけません。一度抽選に落ちても何度でもチャレンジできます。
振り込みに関しては当選後なので、何度行っても費用がかかることはありません。その時の応募者の数で当選確率は変わってくるので何度申し込めば当選できるかは一概には言えないでしょう。
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(まとめ)車を乗り換えたらナンバーは引き継ぎ可能なの?
車のナンバープレートは、数字が気に入っていても乗り換えた車に引き継ぐことはできません。ただし、4桁の数字のみ好きな数字が選べる希望ナンバー制度を利用することは可能です。
今の車のナンバーは車体番号と連動しており、乗り換えた車にナンバーを引き継ぐことはできません。前の車のナンバープレートは返還義務があるので自分で付け替えも不可能です。
ただし、希望ナンバー制度を利用すれば好きな数字を選びナンバーで登録できます。
希望ナンバー制度ではナンバーの4桁の数字のみ好きな数字が選べます。地域名やひらがなは選べません。
手続きも簡単でネットからでも申請が可能です。手数料を振り込み、最終的には陸運支局に併設された予約センターに出向いてナンバー登録の手続きを行います。
希望ナンバー制度を利用して好きなナンバーを登録するには費用がかかります。軽自動車は普通車よりも安く、ペイント式よりも字光式のプレートの方が高くなります。
販売店に頼むと手数料が数千円程度かかります。ひらがなが用途別になっているので選べません。
自分の好きなナンバーを選ぶ際に、人気となるのは1や7などの数字や、語呂合わせで明るい意味合いのある数字です。逆に4や9などは縁起が悪いとされる数字、語呂合わせで不幸や死を連想する数字も避けられる傾向にあります。