車の乗り換えでETCを付け替えても新しく購入しても、手続きを行えばマイレージポイントは引き継げます
ETCマイレージは、高速道路の通行料金に応じてポイントが付与されるサービスです。ポイントは還元額に交換できて、還元額は通行料金として使えるのでお得です。
ETCマイレージはインターネットもしくは、書面の郵送による登録手続きが必要ですが、会費などはかかりません。車の乗り換えで前の車のETCを移設する場合、再セットアップを行います。
その後マイレージサービスの車両番号変更手続きを行うことで、これまで貯まったポイントは引き継がれます。新しいETCを搭載する場合は、セットアップ後にマイレージサービスの車両番号と車載器管理番号の変更手続きを行えば、同じくポイントは失効しません。
ETCが不要な場合は、費用がかかるので外さないで査定に出しましょう。ただし、その場合査定額にはあまり影響しないとされています。
マイレージサービスにおける車両情報等の変更手続きが必要です
ETCマイレージというのは、高速道路を通行する際に支払う料金によってポイントが貯まるというサービスです。ポイントは、還元額に交換すれば高速道路の通行料金に充てることができます。
高速道路をよく利用する人にとっては、便利なサービスです。
車を乗り換える際は、マイレージポイントが貯まっていればその分を次の新しい車に搭載したETCに引き継ぐことが可能です。ただし、それには色々な手続きが必要となってきます。
車を乗り換えても、今まで使っていたETCをそのまま付け替えて使うこともできます。その場合、登録されている車両情報が前の車のままなので、変更しなければなりません。
車両情報の書き換え、つまり再セットアップが必要となります。再セットアップは高度な情報処理が必要となり、専門知識がいります。
自分ではできないので、カー用品店やディーラーなどに依頼しましょう。再セットアップができたら、マイレージポイントを引き継ぐために、車両番号を変更手続きが必要となります。
前の車の車両番号のままだと、せっかく貯めたマイレージポイントが失効してしまう可能性があるからです。
新しい車に新しいETCを搭載する際は、新たな車両情報を設定する、セットアップが必要となります。その上でマイレージサービスの登録情報の中でも、車両番号の変更と共にETCの機器が新しいものに変わったので、車載器管理番号の変更も行わなければなりません。
車載器管理番号は、ETC本体についているメーカーによる識別番号で、19桁の番号です。ETCの機器の固有番号なので機器ごとに番号が異なります。
前の車のETCを付け替えるよりも更に手続きが一つ増えることになります。
車両番号の変更手続きは、書面もしくはネットからできます。書面の場合は、ETCマイレージサービスのホームぺージから登録情報変更届出書をダウンロードして必要事項を記載し、事務局宛てに郵送します。
ネットの場合は、ログイン後マイページを開き、変更画面にアクセスして必要事項を入力して登録し直します。ネットからの手続きだととても簡単で短時間でできるのでおすすめです。
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ポイントの付与や還元可能な単位などは道路事業者によって異なります

ETCを搭載している車に乗り頻繁に高速道路を利用するのに、聞いたことがあってもマイレージサービスに登録していない人も多いものです。ETCを搭載しても自動的にマイレージサービスが始まるわけではなく、自分で登録手続きを行わなければなりません。
登録料や年会費も無料で、インターネットもしくは書面を郵送する方法で簡単に申し込むことができます。特にインターネットは即日で手続きが済み、その日に高速道路を走行しても、支払った通行料金からポイントが付与されるので効率的です。
ポイントの付き方は、高速道路の道路事業者によって異なります。例えば通行料金10円につき1ポイント、5000円を超えて1万円までは100円につき3ポイントというように料金によって付与されるポイントも違ってきます。
また、貯まったポイントは還元額に交換されますが、交換可能なポイントの単位も各道路事業者によって違います。例えば、100ポイントが100円分、1000ポイントが500円分、3000ポイントが2500円分という感じです。
ポイントには有効期限があって、ポイント付与の年度の翌年度末までとなっています。例えば、今年の3月20日についたポイントは翌年の3月末までが期限となります。
期限が超えた分のポイントは失効してしまいます。ポイントは通行料金にもなるのでいわば高速道路の無料通行券と同じです。
手続きを忘れると、せっかくの無料の通行券が紙くずとなってしまうので十分気を付けましょう。ポイントを還元額に交換しておけば、有効期限はないのでいつでも使えます。
しかし、2年以上ポイント付与、還元額の利用などがないと抹消されてしまうのでここでも注意が必要です。ポイントの還元額への交換は一定数のポイントが貯まったら自動で交換してくれる自動還元サービスやネットからの交換申請、自動音声ダイヤルでの手続きなどのいずれかの方法を選ぶことができます。
前の車のETCを付け替えるもしくは新しく購入して設置するなどの方法があります
車を乗り換える際は、ETCまで買い替えなくても新しい機種ならば前の車のETCが使える場合もあります。ただし、購入から数年経っていると規格が変わっていて対応できない場合もあるので注意が必要です。
使えるかどうか、予め車の購入先の販売店に問い合わせておくと安心でしょう。ただし、ETCの移設には費用がかかります。
カー用品店やディーラーなどによって作業工賃に差がありますが、大体7000円~1万円程度かかるとされています。また、取り外して設置するだけでなく、再設定も必要となります。
再設定とは、新しい車の車両番号に登録し直す作業です。設定費用は3000円程度かかるとされています。
設定作業をしないと、高速道路の通行料金が正しく支払われない場合もあります。例えば前の車が軽自動車で、新しく乗り換えた車が普通車の場合、通行料金が違ってきます。
設定しないで安い軽自動車の料金を払って普通車が通行していると、本来支払うべき通行料金を不正に免れていたという不正通行者と認定さてしまうのです。電子計算機使用詐欺という犯罪にあたるので、罰金を請求されるか逮捕となる場合もあります。
車を乗り換える際に、新たにETCを購入してつけることもできます。その場合、本体価格に設置作業工賃、設定費用がかかるのでそのまま使うよりも割高です。
本体価格はETCの性能によって異なりますが、大体5000円~2万円程度だとされています。そうなると、トータルで1万5000円~3万3000円程度の費用がかかってしまうでしょう。
ETCを付けたまま売却しても査定額はあまり変わりません

ETCを付けたまま車を売却することも可能です。ETCが古くて新しく乗り換える車の規格に合わない場合は、無理に取り外す必要はありません。
なぜなら、取り外しにも費用がかかるからです。また、載せ替えた後で不具合を起こし故障する場合もあるので、そうなると新しいものを購入して付け替えなければならなくなり、余計出費がかさみます。
売却の際は、ETCの取り扱い説明書を準備し、車載器管理番号、型式登録番号が分かるようにしておきましょう。自分が今乗っている車を次に中古車で購入した人が、同じようにETCを使うのに再セットアップが必要となります。
更にマイレージポイントを引き継ぐ手続きをしたい場合もあるでしょう。その時に、手続きがスムーズに進められるようにしておくことが大切です。
中古車買取業者からも準備するようにお願いされるはずです。
ETCを付けたまま車の買取を依頼した場合、査定額がどうなるのか気になるところです。ETCがついていても、実際には査定額にはあまり影響はないとされています。
それは、ETCの本体価格が安いもので5000円~2万円位とさほど高額ではないからです。ETCはオプションなので予め装備されていれば、査定では有利になりそうだと思われがちですが、残念ながら期待するほど査定額アップとはならないのです。
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(まとめ)ETCマイレージポイントは車乗り換えで失効する?
ETCマイレージサービスで貯まったポイントは、車乗り換えの際に基本的には失効しません。ただし、前の車のETCを使うなら車両番号、新しいETCを搭載するなら車両番号と車載器管理番号の変更手続きが必要です。
今の車のETCを乗り換えた車に設置する場合は、まず再セットアップを行い、車両番号の変更登録をすることでポイントは引き継がれます。更に、新しくETCを購入した場合はセットアップ後に、車両番号と車載器管理番号の変更手続きが必要です。
マイレージサービスは高速道路の通行料金に応じて、通行料金として使えるポイントが付与されるサービスです。ポイントの付き方や還元額の単位などは道路事業者によって異なります。
前の車のETCを使うこともできますが、規格が合わないこともあるので事前に問い合わせてみると良いです。作業には工賃や設定費用がかかります。
設定変更しないで高速道路を通行すると、不正通行者とみなされ罪に問われることもあるので気を付けましょう。
前の車のETCが不要な場合、外すと余計な工賃がかかるので付けたままで買取に出しましょう。本体価格がさほど高いものではないので、付けたままで査定に出しても査定額アップはあまり期待できないとされています。