車を手放す理由としては、生活の変化や維持費の問題があります
乗っていた車を手放す理由としては、様々なものがあります。よくあるのは、引っ越しや転職などで今ある車では不足が出た、あるいは今乗っている車が必要なくなったという理由です。
また、事故を起こしてしまった場合や、車検あるいは税金などその車に乗り続けるための費用を抑えるために、あえて車を売却する人もいます。様々な人のケースを参考に、自分の車を手放すべきかどうか見直してみましょう。
ライフスタイルの変化で車を手放すことがあります
多くの人が車を手放すタイミングとしては、ライフスタイルが変化した時が挙げられます。引っ越しして全く異なる土地に暮らし始めた場合や、今の車が家族構成や用途に見合わないと感じた場合に、車を手放す人が多く出るのです。
例えば以下のようなパターンがあります。
例えば、二人乗りのスポーツカーを持っていた人は、結婚して子供ができると家族で乗れるミニバンなどのファミリーカーに乗り換えることでしょう。また、高齢者と共に暮らしている場合、車の乗り降りですら足が上がらずに苦労するようになってきます。
そのような場合、乗り降りしやすいスライドドアタイプの車や、地面から車の床までの高さの低い低床車を選ぶ人が多くなるでしょう。また、車椅子ごと乗れるタイプの車を買う人もいるかもしれません。
このように、人数が増えたり車に乗る人の年齢が変わったりすることによって、車を買い替えるケースがあります。
引っ越しによっても、今の車を手放して新しい車を購入しなければならないことがあります。極端な話、沖縄から北海道に引っ越しすると気候が当然全く異なります。
北海道では雪道もなんなく走れる車でなければならないため、4WDの車に買い替える人が多くなるでしょう。また、車そのものを買い替えるわけではなくとも、タイヤを雪道仕様のスタッドレスタイヤに替えたり、チェーンをつけたりなど細かなところでも変化が出てくるはずです。
さらに、雪だけでなく山間部に引っ越しして険しい山道を何度も往復するようなケースでも、乗る車は変わってきます。
転勤で車を必要としなくなり、手放したという人もいます。職場や職場の場所によっては、車ではなく電車やバスを使って通勤する人もいるでしょう。
また、「短い距離なので、運動のために車ではなく自転車で通勤し始めた」というケースもあり得ます。このように、普段の使用頻度が著しく下がったために手放すというのもよくある理由の一つです。
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今乗っている車に不満を感じて手放す人もいます
他に車を手放す理由としては、今の車に乗っているうち、だんだんと「もっとこうだったらいいのに」という希望や不満点が出てきたケースが考えられます。
車は移動手段としての性能だけでなく、用途の面でも選び方が変わってきます。例えば、生活しているうちに「家族でレジャーに行くことが多いので、レジャー用の車を購入したい」「買い物でまとめ買いしたいので、トランクルームの広い車を選びたい」「大きな荷物を運ぶことが多いので軽トラックを購入したい」など、それぞれのニーズの違いが出てくることがあるでしょう。
このようなことも今ある車を手放し車を買い替える理由となります。
車は性能だけでなく、見た目も重要です。新しい車の、色やデザインに一目惚れして乗り換えたという人もいます。
また、「恋人と乗るためにおしゃれな車を購入したい」「左ハンドルの車に乗ってみたい」など、実用面ではなく趣味的な理由で車を買い替える人ももちろんいます。あるいは、「白い車を購入したが、汚れが目立つので別の色の車にした」という人もいるでしょう。
車の性能面での問題で買い替える人もいます
車の性能や設備などは、毎年どんどん改善されていきます。そのため、あまりにも古い車に乗っている場合は性能差が目立ち、そのために買い替える人も少なくありません。
例えば以下のような理由で買い替える人も多いでしょう。
1Lのガソリンでいったい何kmまで走れるかという、いわゆる燃費の問題で車を買い替える人も多くいます。燃費の問題は各メーカーが苦心して改善して行っているため、年を追うごとに良くなっている傾向です。
逆に言えば、古い車は最新の車に比べて燃費にかなり差があることが多くなります。特に中古車を安く買った人など、安い中古車は大体古いことが多いため燃費が悪く、初期投資が安く済んでも燃費の面で不満を感じて、買い替える人も少なくありません。
環境のことを考えて、車を買い替える人もいます。車は便利な反面、排気ガスに含まれる二酸化炭素等による環境汚染が問題です。
そのため、近年では環境へ配慮した車が多く出回るようになりました。ディーゼル車など、昔のように真っ黒い煙をもくもくと出しながら走る車は少なくなっています。
また、いかにも環境に悪そうな黒い煙を出して走る車は、周囲からの目も良くないため評判を考えて買い替える人もいるようです。近年では電気自動車の普及も進んできており、排気ガスを出さず騒音も少ない、環境に優しい車に乗り換える人も増え始めています。
維持費の問題で手放す人もいます
車は購入するときも高い買い物ですが、維持費も馬鹿になりません。そのため、後先考えず購入してしまい失敗する人もいれば、維持費のことを考えて計画的に車を買い替える人もいるでしょう。
車を手放す理由として特に多く挙げられる維持費としては、例えば以下のようなものがあります。
昔購入した車を丁寧にメンテナンスしながら乗っている人の場合、手放すタイミングとしては自動車税の増税があります。車は新車として購入してから13年経つと、自動車税が増税になります。
そのため、古い車に乗っている場合は、自動車税が増える前に新しい車に乗り換える人も多いのです。実際、13年経って自動車税が増税になる背景としては、新しい車への乗り換えの推進も含まれています。
古い車は燃費が悪く、環境への配慮も十分とは言えないことから、できるだけ新しい車に乗り換えてもらい環境への負担を少なくしようという狙いです。
車を手放すタイミングとして多いのが、車検の前だと言われています。新車として購入後3年、それ以降は2年に1回、車検がやってきます。
しかし、車検代は10万円以上かかることもざらであり、車に乗っている人には大きな出費です。そのため、車検のタイミングで車を売却してしまう人も多くいます。
早めに車を手放すことで売却価格も高く保つことができるため、車を手放して得たお金を元手に再び車を購入し、また、車検まで乗ると言う流れです。結局、購入時よりも売却価格の方が低いため、結果的にお金がかかることには変わりありませんが、常に新しい車に乗れるというメリットがあります。
車は高い買い物だけあって、ローンを組んで購入する人も少なくありません。車のローンは3年から5年程度で組んでいる人が多いため、ローンを支払い終えると同時に車を手放す人も一定数います。
購入から3年~5年程度の車は中古車としても人気が高く、売却価格もつきやすいのが特徴です。また、マイカーリースなどを使って車に乗っている人も、やはり契約した年数の支払いを終えると車を返却し、再び新しい車を借りる人が多くなっています。
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車を乗り潰して買い替える人もいます
環境の変化や用途、自分の好みなどに合わせて買い変えるのではなく、単純にその車がもう使えなくなってしまったから買い替えるという人ももちろんいます。車が使えなくなる状態としては、例えば以下のようなものがあるでしょう。
一般的に、走行距離が10万kmを超えると車の寿命と言われています。中古車買取店でも、10万kmを超えた車はなかなか買い取ってもらえません。
あるいは査定価格がかなり低めになってしまいます。そのため、車を高く売りたいという人が走行距離10万kmを超える前に車を手放すことも多いのです。
残念ながら、事故によって車を手放す人もいます。多少ぶつけた程度であれば修理することができますが、車が全損などになると手放さざるを得ません。
修理しようとしたものの、修理費が高すぎて廃車にせざるを得なかったという人もいます。また、事故でなくとも豪雨や台風の影響で車が水没してしまい、手放したというケースもあります。
このように、車を手放す理由は人によって様々です。車を購入する時はぜひ、将来手放す時のことも考えて購入すると良いでしょう。
(まとめ)みんなが車を手放す理由にはどんなものがあるの?
車を手放す理由は多種多様であり、人それぞれともいえるでしょう。引っ越しや転職で車を必要としなくなったケースもあれば、事故で車を手放さざるを得なくなったケース、費用の問題で手放すケースなどあらゆる理由があります。
例えば家族構成が変化して車に乗る人数が変わった時や、子供やお年寄りなどがいる時、今の車を手放してより使いやすい車に買い替えることがあります。また、引っ越しによってその土地に合う車に変えることもあるでしょう。
転勤で使用頻度が変わる人もいます。
車に乗っているうち、もっとトランクルームの大きな車にしたい、おしゃれな車に乗りたいなどの要望が出てきて車を手放し、買い替える人もいます。また、汚れが目立たない色を求めて買い替える人などもいるでしょう。
車は長く乗っていると性能や設備に不満を感じやすくなるため、それが理由で買い替える人もいます。燃費の悪さや環境への悪影響を考え、電気自動車の購入を検討する人もいるでしょう。
車に普段乗っていると、自動車税や車検代などが定期的にかかるため、これを嫌って車を手放す人もいます。また、ローンを支払い終えたために新しい車に買い替える人もいるでしょう。
車に長く乗っていて、ついに車が劣化し乗れなくなってしまってしかたなく手放すケースもあります。また、運悪く事故車となってしまったり、災害に巻き込まれたりして乗れなくなってしまうケースもあるでしょう。
このように、車を手放す理由は様々です。