年式の古い車や過走行の車、過去に事故を起こしてしまった車など、買取査定に出したら値段がつかないと言われてしまった、という経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
自分の愛車が「0円査定」となってしまった時、どのような対処方法があるのでしょうか?
車に値段のつかない0円査定とは?
車の買取を依頼した際、自分の愛車が0円と査定されてしまうことがあります。
車の査定とは、査定士が相場価格や査定基準などを記した査定本等を用いて、それらを基準としながら行います。
メーカー、車種、走行距離、エンジン、トランク、内装、ボディの状態、マフラー、塗装状態などがチェック項目となります。
買取業者の最終目的は「買取った車が上手く転売できるか」ということなので、人気の車種で年式が新しく、走行距離などが少ない車には高い査定価格がつきやすくなります。
0円と査定されてしまう車は、その真逆の立場にあります。
人気車種でもなければ外装や内装に酷いキズやへこみがある、さらに走行距離が多くエンジンも使い古している場合などが挙げられます。
買取業者が買取った後に、転売する価値がないと判断される車は、0円と査定される可能性があります。
車の値段が0円と査定されてしまった時の対処法
車の査定は基本的に減点方式なので、例えば、車両価格30万円を基本とすると、そこから板金でマイナス10万円、修理履歴でマイナス5万円、過走行でマイナス5万円、とマイナス要素が多いほど査定価格が減っていくことになります。
この方法はディーラーでも買取業者でも変わらないので、0円査定を受けた車は概ねどこでも同じ評価になる可能性が高いと言えるでしょう。
ディーラーの場合は0円で引き取ってそのまま処分、もしくは手数料を徴収して処分という所が一般的なため、逆に費用が発生してしまう場合も考えられます。
しかし、買取業者の中には、事故車や廃車でも買取の対象としている所もあります。
車としての価値は0円でも、資源としての価値を考えた場合、価格がつくこともあるためです。
以上のように、0円査定を受けても売却をあきらめられない場合は、事故車や廃車の買取も取り扱っている買取業者を探してみるのも一つの手段と言えるでしょう。
また、買取ではなく下取りの場合は不人気車の場合でも一定の価値をつけてくれる場合があることも覚えておくと良いかもしれません。