これから車を売ろうと思っている方にとって気になるのが、「何日前くらいから準備を始めればいいの?」という問題でしょう。

車を売るにあたって、必要書類を用意しなければなりません。この必要書類の中には、何日か時間のかかるものもあります。

また、必要書類の中で紛失しているものがあれば、再発行手続きをしなければなりません。

何日前から準備すればいいかはケースバイケースですが、ここではおおよその目安について紹介しますので、参考にしてください。

車を売る準備は大体2週間前から始めると安心!

車を売る準備は大体2週間前から始めると安心!
車を売るのであれば、大体2週間くらい前から準備しておくとその後の売却手続きがスムーズになるとされています。

まず車を買取業者に査定に出して、実際に売却するまでにかかる期間はおおむね3~7日と思っておくとよいでしょう。

また、車を売るにあたって、必要書類をいろいろと準備しなければなりません。以下で具体的な必要書類は紹介しますが、もし紛失していれば再発行手続きしなければならない書類もあります。

必要書類は、所定の受付窓口に出向けば即日発行されるものが多いです。しかし、郵送による手続きを希望した場合、1~2週間程度かかる可能性もあります。

再発行手続きや必要書類の準備期間も踏まえると1週間程度時間がかかることが想定できるため、2週間くらい前から準備しておくことをおすすめします。

車を売るのにかかる期間は3日~7日くらい

車を売るのにかかる期間は3日~7日くらい
車を売るまでの期間はケースバイケースです。しかし、おおよその目安として3日~7日くらいと考えておきましょう。

車を売りたいと思っても、すぐに出来るわけではないので、それなりの準備が必要になります。

事務手続きや手続きを進めるために必要な書類を揃えておくこと、車内に積んでいる荷物を処分することなどが挙げられます。

査定を受けて、査定士の提示した金額に納得いかない場合もあるでしょう。その場合は値段交渉も可能ですが、その日のうちにまとまらない恐れもあります。

このような事情があるため、車を売るまでには数日かかると認識しておいた方がいいでしょう。

売却して入金されるまでの期間は1週間~1カ月程度かかる

売却して入金されるまでの期間は1週間~1カ月程度かかる
車を売ることに同意して、実際に代金が入金されるまでには1週間~1カ月程度かかると思っておきましょう。

代金は指定した口座に振り込まれるのが一般的です。また、買取業者内で車を売買する場合、事務手続きもいろいろと出てきます。このような事情があるので、即日入金されるケースは少ないです。

一部の買取業者の中には、現金にて買取してくれるところもあります。査定金額に納得できれば、即日手渡しにて代金を支払ってくれます。

ただし、即日現金手渡しの場合、査定金額が多少低くなる可能性があるので注意してください。

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スピード重視なら訪問査定

スピード重視なら訪問査定
スピーディさを重視しているのであれば、店舗に車を持ち込んで査定を受ける「訪問査定」がおすすめです。

出張査定の場合は事前予約が必要で、申し込んだ当日に予約を押さえることは難しいでしょう。どんなに早くても、翌日や翌々日になってしまうことがほとんどです。

訪問査定であれば、車を持ち込むと店舗ですぐに対応してくれる場合が多いです。予約なしでも対応してもらえる可能性があります。

しかし、混みあっていると待ち時間がかかる可能性があるため、心配な場合は事前予約をしておいたほうが安心です。

また、訪問査定の場合は自ら相手の陣地に飛び込むことになるので、相手のペースで値段交渉が進められ、安く買い叩かれないように気を付けましょう。

出張査定は即日受けられないので注意

出張査定は即日受けられないので注意
出張査定の場合、査定士が自宅まで来てくれるので、スケジュールなどをお互いに合わる必要があります。そのため、その日のうちに査定を受けて車を売ることは難しいでしょう。

ただし、多少待てるのであれば、出張査定で買取交渉するのはおすすめです。

出張査定の予約をする時のお店の混み具合にもよりますが、早ければ申し込んだ翌日や翌々日には査定士が来てくれる場合もあります。

また、出張査定であれば自宅や指定の場所まで査定士が来てくれるので、自分でお店に愛車を持ち込む手間がないのもメリットです。

訪問査定の場合は、お店の営業時間中に愛車を持ち込むことになりますが、出張査定の場合は、お店によって週末や祝日、夜間でもお願いすれば査定してくれる場合もあります。

訪問査定でお店に愛車を持ち込むスケジュールの取れない方は、出張査定を利用したほうが、より早く愛車を売ることができるかもしれません。

車を売るための必要書類について

車を売るための必要書類について
車を売るには、事務手続きを進めるために必要書類をいくつか準備しなければなりません。必要書類を全て揃えるためには多少時間がかかる可能性もあります。

そこでここからは、車を売るための必要書類について詳しく見ていきます。

もし車を早く売りたいと思っているなら、手元にない書類の手配をすぐに始めましょう。

車を売るにあたってどんな必要書類を準備しなければなりませんか?
準備する書類は、車検証、自賠責保険証明書、自動車税納税証明書、リサイクル券などが挙げられます。また、普通自動車の場合は実印を使うため、印鑑証明書の発行が必要です。軽自動車の場合は認印でも構わないので印鑑証明は必要ありませんが、住民票が必要になります。
必要書類一覧

車を売る時の必要書類は、以下になります。

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • 自動車税納税証明書
  • リサイクル券
  • 印鑑証明書(普通自動車の場合)
  • 住民票(軽自動車の場合)

車を売りたいと思っているのであれば、これらの必要書類がきちんと保管されているかどうかをまずは確認してください。

手元にない書類がある場合は、早めに再発行手続きを済ませておきましょう。

また、車の買取代金は振込で支払われることが多いので、口座を用意しなければなりません。もし口座がなければ、口座開設手続きも前もって進めておきましょう。

普通自動車を売る場合、実印を用意しなければなりません。実印であることを証明するために「印鑑証明書」も必要になるので発行しておきましょう。

軽自動車を売る場合は認印でも構わないので、印鑑証明を用意する必要はありません。ただし、現在の住所を証明するために印鑑証明の代わりに住民票の提出を求められる場合もあります。

追加書類について

引っ越しをしたら、車検証の住所変更をしなければなりません。しかし、中には引っ越し後の手続きをうっかり忘れて、車検証の住所変更をしていないこともあるでしょう。

この場合、車検証の人物と車を売ろうとしている人物が同一か証明できないため、追加で書類を準備しなければなりません。

もし引っ越しが1回だけの場合は「住民票」が必要になるため、市区町村役場で取得しましょう。

ただし、2回以上引っ越している場合は「住民票の除票」もしくは「戸籍の附票」が必要になります。

さらに、結婚して姓が変わったけれども車検証が旧姓のままであれば、「戸籍謄本」を準備しなければなりません。

必要書類の再発行手続きにかかる日数について

必要書類の再発行手続きにかかる日数について
車を売るためには書類の準備が必要です。必要書類を紛失してしまって手元にない場合は、売却手続きを進められないため、再発行の手続きが必要です。

ここからは、再発行手続きに何日くらいかかるのか、目安について紹介しますので参考にしてください。

車検証の再発行は何日くらいかかりますか?
車検証は即日受け取り可能ですが、時期によっては時間がかかる可能性があります。特に3月や月末は混雑しやすいので、かなり待たされるかもしれません。時間に余裕をもって運輸局で手続きするようにしましょう。
車検証の再発行手続き

運転中は車検証を携帯しなければならないと義務付けられています。そのため、車のダッシュボードなどに入っているはずですが、どうしても見当たらない場合には再発行手続きが必要です。

再発行手続きの受付窓口は、普通自動車の場合「運輸局」、軽自動車の場合「軽自動車検査協会」になります。

原則、即日発行なので、時間を見つければ1日で車検証を取得できます。しかし、混雑していると取得するまでに多少時間がかかる可能性があります。

運輸局も軽自動車検査協会も、3月は特に混雑する傾向があると言われています。新年度に合わせて車を新規購入する方が多く、車検申し込みが殺到するからです。

もし3月に再発行手続きをするなら、時間に余裕をもって窓口に赴きましょう。

自動車税納税証明書の再発行手続き

自動車税納税証明書を紛失した場合にも、再発行手続きをしなければなりません。窓口に出向いて手続きをすれば、当日再発行が可能です。

再発行手続きの受付窓口は、普通自動車の場合「都道府県税事務所」もしくは「自動車税事務所の支所」になります。一方、軽自動車の場合は「市区町村役場」になるので、勘違いしないように注意してください。

税事務所や役所ともに、土日祝日や年末年始は休みです。平日の日中しか受け付けていないので、仕事などによりスケジュールが取れない方もいるでしょう。この場合、郵送での再発行申請も可能です。

しかし、郵送でやり取りすると数日かかるので、時間に余裕を持って手続きをしましょう。

自賠責保険証の再発行手続き

自賠責保険証を紛失しているのであれば、加入している保険会社で再発行手続きをしなければなりません。

再発行手続きの申請は「窓口」と「郵送」の2種類があります。

もし窓口で手続きをすれば、即日その場で再発行される場合もあります。ただし、保険会社によって異なりますので、心配であれば予め問い合わせておきましょう。

郵送の場合、再発行申請から保険証が返送されるまで多少時間がかかります。こちらも保険会社によって異なりますが、1~2週間程度かかると想定しておきましょう。

リサイクル券は再発行手続きができない

新車・中古車関係なく車を購入した際には、リサイクル券が渡されるでしょう。このリサイクル券は紛失したら再発行することができません。そのため、車を売る場合はリサイクル券の代わりを準備する必要があります。

インターネットで「自動車リサイクル料金の預託状況」を調べて、プリントアウトすればリサイクル券の変わりになりますので、それを提出してください。

7時~24時までがプリントアウト可能な時間帯です。この時間帯にアクセスすれば、その日のうちにプリントアウトできます。

リサイクル券はあるけれども、破損や汚損してしまっている方もいるかもしれません。その場合も、念のため自動車リサイクル料金の預託状況を印刷しておいたほうがいいでしょう。

印鑑証明書は即日発行可能

普通車の場合は、売却手続きの際に印鑑証明書が必要なので、市区町村役場で手続きしなければなりません。この書類は、基本即日発行されます。

ただし、印鑑証明を取得するためには前もって実印を印鑑登録しなければなりません。印鑑登録がまだであれば、まずは印鑑登録手続きをする必要があります。

印鑑登録をした日に印鑑証明書を取得することも可能です。ただし、以下の条件があります。

  • 手続きをするのが本人であること
  • 本人確認できる書類を持参していること

印鑑登録は、自治体ごとに行っています。別の市区町村に引っ越せば印鑑登録を引っ越し先で行わないといけないので、注意してください。

住民票も即日発行可能

軽自動車は場合によっては住民票の写しが必要になることがあります。

住民票は市区町村役場や行政サービスコーナーなどで交付受付を行っていて、基本即日発行されます。

市区町村役場や行政センターは平日の日中のみの営業しています。もしその時間帯に行けない場合は、郵送などで申し込まないといけません。

郵送の場合、郵便配達の往復や事務処理に多少日数がかかるため、住民票が手元に届くまで、10日程度はかかると思っておきましょう。

マイナンバーカードを持っていれば、コンビニにて交付も可能です。コンビニであれば、夜間でも週末でも営業しているので発行しやすいでしょう。

ただし、メンテナンスなどでサービスが一時停止する可能性があります。インターネットであらかじめ確認してからコンビニに行くようにしましょう。

車を売る手続きの流れについて

車を売る手続きの流れについて
車をスムーズに売却したいのなら、売却手続きの手順についてきちんと把握しておくといいでしょう。

そこでここからは、車を売る際のおおよその流れについて解説していきます。

車を売るときの手順は、どのような流れですか?
まずは、お店を選んで車を査定に出します。買取価格に納得できれば、売買契約と必要書類の提出をして手続きを進めていきます。後は、車を引き渡して、買取代金が入金されたら完了です。
売却手段を決める

車を売る方法は、大きく3つに分類できます。

  • 買取業者への売却
  • ディーラーへの下取り
  • 個人売買

この中でも、より高値で車を売ることができるのは、買取業者への売却です。

ディーラーの場合、中古車市場に精通していないスタッフが車を査定するケースもあるので、正しく相場を反映していない可能性があります。

また、個人売買の場合は車を渡したのに入金が確認できないなどのトラブルが起こる可能性もあります。

買取業者であれば中古車市場に精通した査定士が車をチェックしてくれるので、納得の価格で売却できるでしょう。

買取業者を絞り込む

もし買取業者に売るのであれば、どこのお店に売るのか候補を絞り込みましょう。そのためには、口コミなどの情報を確認するのがおすすめです。

口コミでおおむね評価が高ければ、まず安心して車を売れるでしょう。複数の口コミサイトをチェックして、多くが高評価であれば納得の価格で売却できることが多いです。

また、簡易査定をしてみて高値で売却できるところはどこか調べておくのもおすすめです。

簡易査定では、車の車種、年式、走行距離を入力するだけでおおよその価格を提示してもらえます。ただし、実車査定をすると買取価格は変動する可能性があります。

そのため、候補として2~3社ほど絞り込んでおくといいでしょう。

査定を受ける

お店が決まったら、実際に査定士に車を見てもらって査定金額を提示してもらいましょう。

この時、査定金額を少しでも上げるために、車を綺麗にしておくとよいでしょう。綺麗な車であれば査定士の心象も良くなり、間接的に買取価格がアップする可能性もあります。

洗車など外観だけでなく、内装も掃除を進めておくとより印象もアップします。特に臭い対策は重要です。窓を開けて換気する、消臭剤を使うなどの対策をしてください。

また、トランク内に入っている荷物を取り出しておくと査定しやすくなるため、査定士も好意的に受け止めてくれるでしょう。

車の清掃をしておく

査定士の提示した買取金額に納得すれば、売買契約と必要書類の提出手続きに移行します。そして車を引き渡すわけですが、その前に車の中を綺麗にしておきましょう。

車の中に荷物を入れっぱなしにしていて、そのまま引き渡してしまう方も見られます。特にダッシュボードの中は、入れっぱなしになっている荷物があるかもしれません。

また、オーディオを使っていたのであれば、CDのディスクが入れっぱなしかもしれないのでチェックしてください。

カーナビを初期化するのも忘れないようにしましょう。カーナビには自宅の住所など個人情報が沢山入っています。業者が初期化してくれることもありますが、100%確実ではないので自分で初期化しておいたほうが安心です。

契約・引き渡し

売買契約をすると、その時に引き渡しの期日が決められます。その日が来たら、愛車をお店の担当者に引き渡しましょう。

車を買い替えるのであれば、車のない状態が発生しないように引き渡しの期日を調整することも忘れないようにしてください。次の車の納車日の直前に引き渡すと、不便な生活を最小限に抑えられます。

入金の確認

車を引き渡したら、後日買取代金が入金されます。

いつ頃入金されるのか、担当者に尋ねておくと振込日を教えてくれます。その日が来たら、きちんと入金されているか確認しましょう。

もし入金の確認ができなければ、速やかにお店に問い合わせてください。

無事に入金の確認ができれば、車の売却は完了です。

まとめ

①車を売る際にかかる期間は3~7日が一般的
②車を早く売りたいなら、必要書類をきちんと準備しておこう
③必要書類の手配は大抵即時発行が可能
④売却前に車の清掃を進めておくとよい

※本記事は公開時点の情報になります。
記事内容について現在の情報と異なる可能性がございます。
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