日産 GT−Rの査定相場・売値を調べる

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年式別買取相場情報
走行距離別買取相場情報
GT-Rの買取相場の特徴や傾向
日産から販売されているGT-Rは往年の名車として、または世界を駆けるスーパーカーとして、数多くの人々から愛されている車です。車としての走行能力はハイスペックそのものでありつつ、街乗りにも対応できる懐の深い車であるため、非常に人気は高いものの、現在は中古車価格が急上昇しています。年式が古くてもプレミアムカーとしての価値が高いため、年式やグレードによって売買の傾向は大きく異なるでしょう。
そのため、ここでは各世代における買取相場の特徴や傾向について紹介します。
【6代目GT-R(R35系)】
現行モデルのGT-Rはスカイラインにおける一つのグレードとしてではなく、正式な車種として派生して誕生しました。国産車とは思えないハイエンドな見た目や、スポーツカーであるものの街乗りもできる取り回しの良さから中古車市場での人気は年々高くなっています。買取相場においては高値で取引されることが多く、査定を依頼すると査定額が高額になる可能性は十分にあるでしょう。
一方で、GT-Rは年度ごとにモデルチェンジを繰り返しています。その結果、所有している車がすぐに旧モデルに転じる可能性が高いため、売却したいタイミングですぐに査定してもらいましょう。
【5代目スカイラインGT-R(R34系)】
1999年に販売が始まり、すでに25年近く経過しています。現行モデルに派生する前のスカイラインにおける最後のGT-Rグレードとして輩出された車であり、今でも根強い人気があります。一方で、年式は古く走行距離もかさんだ車両が多いため、年々買取査定額は値下げされているようです。そのため、日ごろからのメンテナンスは欠かさず、売却を検討したタイミングで買取査定を依頼しましょう。
【4代目スカイラインGT-R(R33系)】
1995年から1999年の4年間に販売されました。ボディサイズが大きく、峠でのレースには向いていなかったため、歴代のGT-Rの中では少し人気の低いモデルです。とはいえ、上級グレードであるVスペックの査定額は高く、状態が良ければ高額な査定額が期待できそうです。とはいえ、販売開始から30年近く経過しているため、こちらも売却を検討している場合は早めに査定を依頼しましょう。
【3代目スカイラインGT-R(R32系)】
1989年から1995年まで販売されたGT-Rの初代モデルです。販売開始から30年以上経過しているため、プレミアムなレトロカーの位置づけに近づいているような印象があります。展開されたグレードは少なかったため、こちらも上級グレードの方が高値で売買されているようです。
GT-Rの買取相場の特徴や傾向
ここではGT-Rをより高く買い取ってもらうためのポイントについてご紹介します。
ポイント①:グレード
前述の通り上級グレードであれば高値で買い取ってもらえる可能性は高くなります。また、現行モデルに近づくにつれて特別仕様車のラインナップが増えています。特別仕様車はグレードごとのオリジナリティや細かな仕様の違いが特徴です。また、中には決められた販売台数のみが流通しているなど、プレミア価格が期待できるグレードがあるため、所有しているモデルやグレードの条件を一度確認してみましょう。
ポイント②:カラー
基本的に万人受けするようなホワイト系カラーは人気が高くなっています。また、各世代で人気の高いボディカラーにも傾向があります。例えば、R34系であればベイサイドブルー、R33系であればミッドナイトパープル、R32系であればガンメタルがあり、これらは査定額にプラスに働くカラーです。カラーごとの買取相場額は後述しているため、ぜひ参考にしてみてください。
ポイント③:走行距離
走行距離も買取査定額を決定する重要なポイントです。
後述の通り、走行距離別の買取査定額の相場を見てみると、走行距離がかさむにつれて査定額は低下しています。なぜなら、走行距離がかさむにしたがって、エンジン回りやブレーキパーツなど、車両にダメージが蓄積されるためです。GT-Rは現行モデルでなければ年式の古い車両が多々あるため、査定額は年式に応じて低下します。高値で売却したい場合、走行距離がかさまないうちに査定を依頼しましょう。
ポイント④:内装・外装
内装や外装の清潔さも買取査定において重要です。
内装に関しては、シート材の汚れや車内の臭いに注意しておきましょう。運転中にタバコを吸う方であれば室内にタバコの臭いが染みついている可能性が高く、査定額に対してマイナスに働くかもしれません。また、外装においても細かな傷やへこみはマイナスの影響を与えるでしょう。常日頃から車の取り扱いに気を付けるだけでなく、清掃や対策は日頃から取り組んでおきましょう。
ポイント⑤:オプション・付属品
GT-Rは販売開始からロングセラー商品として販売されてきたからこそ、ご自身でパーツの入れ変えなどチューニングされている車両が少なくありません。しかしながら、個人によるパーツの組み換えなどは好みが分かれることが多く、中古車査定においてはプラスに働かない傾向にあります。そのため、査定を依頼する前にはオリジナルパーツに組み替えた状態に戻しておきましょう。
2007年式初代GT-R(R35系)の買取相場
発売時期:2007年12月~(平成19年12月~)
形式:4BA-R35、CBA-R35、DBA-R35
ここからは現行モデルの初代GT-R(R35系)について、様々な項目ごとに買取相場を紹介します。今回紹介するのは、走行距離、グレード、ボディカラー3つの観点での相場です。所有するものの情報を調べ、実際の金額を把握しましょう。
走行距離による平均買取相場
走行距離|平均買取相場
10,000km|1,446.4万円
30,000km|1,140.9万円
50,000km|1,003.6万円
70,000km|820.1万円
100,000km|675.4万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
販売開始からまだあまり期間が経っていないこと、もともとの車両価格が高額であることから、買取査定額は高値のままになりがちです。
一方で、走行距離がかさめば査定額は大きく目減りしています。そのため、高額での売買を期待する場合は走行距離が短いタイミングで買取査定を検討しましょう。
グレードごとの買取相場
「ベースグレード」 542.1万円~585.6万円
「ピュアエディション」 588.6万円〜1,330.7万円
「ブラックエディション」 569.9万円〜1,436.2万円
「プレミアムエディション」 579.0万円〜1,439.0万円
「プレミアムエディション T-スペック」 ー万円
「スペシャルエディション」 684.5万円
「トラックエディション エンジニアード byニスモ」 753.8万円~1,579.9万円
「トラックエディション エンジニアード byニスモ T-スペック」 ー万円
「スペックV」 ー万円
「エゴイスト」 ー万円
「45thアニバーサリー」 ー万円
「50thアニバーサリー」 ー万円
「ニスモ」 ー万円
「ニスモ スペシャルエディション」 ー万円
「大阪なおみ選手 日産ブランドアンバサダー就任記念モデル」 ー万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
現行モデルの標準グレードは「ベースグレード」です。このグレードを基準に、専用のシートカラーが設定された「ブラックエディション」グレードやBOSEのサウンドシステムが搭載された「プレミアムエディション」グレードが設定されています。2010年11月のマイナーチェンジにて、標準グレードの名称が「ピュアエディション」グレードに変わりました。
そのうえで、以下のような特別仕様車が展開されています。
「スペックV」グレード
各グレードの上位モデルとして設定されました。また、スポーツカーとしての性能を追求するように次のようなパーツを装着しています。
・カーボンセラミックブレーキ:強力な制動力を発揮するため
・専用サスペンションやハイグリップタイヤ:バネ下の軽量化と制動力性能を両立させるため
・ハイギヤードブースト:エンジンの中高速域のトルクを一時的に発生させ、より強力な加速Gの体感と燃費向上を両立するため
・その他:軽量レイズ製鍛造アルミホイール、レカロ製のカーボンバケットシート、チタンエキゾーストシステムなど
「EGOIST」グレード
「スペックV」グレードと同等の装備を兼ね備えながら「最高の技を持つ匠の手で、オーナー一人のためだけに造りあげられる世界で一台だけのGT-R」のコンセプトのもと製造されました。そのため、例えば次のようなカスタマイズが可能とされています。
・20種類の組み合わせから選択できるインテリア
・一人ひとりのドライビングポジションを採寸しBOSEオーディオなどが専用セッティングされる
「スペシャルエディション」グレード
「プレミアムエディション」グレードをベースとしたグレードであり、全世界で限定100台のみ販売されました。ボディカラーに専用の特別塗装色ミッドナイトオパールを採用し、人気の高いドライカーボン製リヤスポイラーやハイパーチタンカラーコートを施した鍛造アルミホイールを装備している点が特徴です。
「ニスモ(NISMO)」グレード
レーシングカー譲りの究極のハイパフォーマンスを実現させるために、日産独自のファクトリーチューニングを施したグレードです。ニスモシリーズのフラッグシップモデルになりました。
「トラックエディション エンジニアードbyニスモ」グレード
「ニスモ」グレードのテクノロジーを融合させたグレードであり、ニスモのテクノロジーを凝縮した専用部品を使用することでよりスポーツ走行に適したパフォーマンスを実現しています。
「45thアニバーサリー」グレード
「プレミアムエディション」をベースとした特別仕様車であり、45台のみ限定販売されました。インテリアのセンタークラスター下部の専用エンブレムとエンジンルーム内の専用モデルナンバープレートが特徴です。
「大坂なおみ選手 日産ブランドアンバサダー就任記念モデル」グレード
「プレミアムエディション」をベースとした特別仕様車です。日産のブランドアンバサダーに就任したプロテニスプレイヤーの大坂なおみ選手本人の着想を取り入れた記念モデルとして設計されました。
「50thアニバーサリー」グレード
「プレミアムエディション」グレードをベースに「GT‐R」生誕50周年を記念した限定車です。日本グランプリシリーズで活躍したGT‐Rレーシングカーのエクステリアをモチーフとした、ツートンカラーの外観色の組み合わせを象徴的に取り入れた点が特徴です。
「プレミアムエディション T‐スペック」グレード
専用にコーディネーションされた内装色や専用のサスペンションセッティングと専用カーボンセラミックブレーキなどを特別に装備した特別仕様車です。
「ニスモ スペシャルエディション」グレード
ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランスエンジン部品を採用し、クリヤー塗装を施したNISMO専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)などを特別装備しています。
「T‐スペック」グレード
専用カーボンセラミックブレーキ、カーボン製リヤスポイラー、専用エンジンカバー、専用バッヂ(フロント・リヤ)を装備した特別仕様車です。
多くのグレード展開があるものの、生産台数が限られた限定車や高級仕様のグレードがあるため、中古車で出回っていないものもあるようです。
ボディカラーごとの買取相場
ホワイト|1,579.9万円
ブラック|1,051.6万円
グレー|1,263.2万円
シルバー |701.9万円
ブルー|741.9万円
レッド|578.6万円
シリカプレス|324万円
ガンメタ|450.3万円
グリーン|701..9万円
パープル|712.3万円
オレンジ|349.2万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
基本となるホワイト系やグレー系、ブラック系は人気が高く、高値で取引されています。また、次点でブルー系やグリーン系など、目を引くようなカラーリングも人気があるようです。限られた人しか所有できない高級車であるからこそ、オーナーのオリジナリティが影響しているのでしょう。
初代GT-Rのカラーバリエーションは次の通りです。
【メーカー標準】
・スーパーブラック
・ダークメタルグレー
・バイブラントレッド
・タイタニウムグレー
・ミッドナイト・オパール
【メーカーオプション】
・アルティメイトメタルシルバー
・ホワイトパール
・アルティメイトオパールブラック
・ブリリアントホワイトパール
・アルティメイトメタルシルバー
・オーロラフレアブルーパール
・メテオフレークブラックパール
・ゴールドフレークレッドパール
・シリカブレス
・ワンガンブルー
・ミレニアムジェイド
・ミッドナイトパープル
・NISMOステルスグレー
・アルティメイトシャイニーオレンジ
モデル概要
現行モデルは、フロントミッドシップパッケージを進化させた新開発のプレミアムミッドシップパッケージが特徴の世代です。
また、新開発された3.8L V6ツインターボ(VR38DETT 最高出力480PS〜570PS)エンジン、GR6型デュアルクラッチトランスミッションなどを採用したことで、「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」というコンセプトを具現化したマルチパフォーマンス・スーパーカーとして登場しました。
量産車最速を目指して開発されている車だからこそ、アップデートによって最高出力をあげたり、フロントのナンバープレートを廃止して全長を変更したりなど、速さへのあくなき追求を繰り返してきました。
さらに、走行面以外にもエクステリアデザインを洗練化させるマイナーチェンジを施すなど、高級車として楽しむためのポイントもおさえた車といっても過言ではありません。
先代モデルとの比較
現行モデルであるR35系と先代モデルであるR34系の違いについて紹介します。
この2つのモデルにおける違いは大きく2つに分けられます。一つ目はエンジン、二つ目はデザインです。
一つ目のエンジンについて、現行モデルでは3.8L V6ツインターボエンジンが採用されており、最大出力は480PS〜570PSです。それに対して、先代モデルで採用されているエンジンの最大出力は280PSであり、エンジンのパワフルさに大きな違いがあることがわかります。加速性能が格段に向上したことで、先代モデル以上の走行性能を誇っており、運転の楽しさを引き立てています。
二つ目のデザインについて、現行モデルは先代モデルからより近代的なフォルムになるようにデザインされました。とはいえ、R34系の方が希少性の高いデザインといえます。現行モデルは2007年の販売開始から17年以上も続くロングセラー商品ですが、R34系は1999年から2002年までしか販売されていないため、流通台数の少なさが希少性を押し上げています。
1999年式3代目スカイラインGTR(R34系)の買取相場
発売時期:1999年1月~(平成11年1月~)
形式:GF-BNR34
ここからは現行モデルに派生する前のスカイラインにおける3代目GT-R(R34系)について、様々な項目ごとに買取相場を紹介します。今回紹介するのは、走行距離、グレード、ボディカラー3つの観点での相場です。所有するものの情報を調べ、実際の金額を把握しましょう。
走行距離による平均買取相場
走行距離|平均買取相場
10,000km|1,504.6万円
30,000km|1,504.6万円
50,000km|1,439.1万円
70,000km|1,308.0万円
100,000km|1,046.8万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
R34系は販売開始から20年以上経過している車両も多く、通常の車では値段がつかないようなケースがあります。しかし、人気車種であったこと、販売期間が3年と短く販売台数も少なかったことからプレミアム性の強い世代です。その結果、状態の良い車両や走行距離が年式のわりにかさんでいない車両であれば想像以上に高値で売買できる可能性があるでしょう。
グレードごとの買取相場
「GT-R」 468.6万円〜557.8万円
「GT-R ミッドナイトパープルⅡ」 ー万円
「GT-R Vスペック」 485.2万円〜619.9万円
「GT-R Vスペック ミッドナイトパープルⅡ」 ー万円
「GT-R Vスペック N1」 629.2万円~631.7万円
「GT-R ミッドナイトパープルⅢ」 ー万円
「GT-R Vスペック ミッドナイトパープルⅢ」 ー万円
「GT-R VスペックⅡ」 553.8万円~636.7万円
「GT-R VスペックⅡ N1」 667.2万円~673.0万円
「GT-R Mスペック」 657.1万円~659.6万円
「GT-R VスペックⅡ ニュル」 ー万円
「GT-R Mスペック ニュル」 ー万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
R34系はスカイラインとして展開されている中の一つのグレードでした。
標準車として展開されたグレードは「GT-R」であり、ハードチューニングサスペンションなどが装着された上位モデルとして「Vスペック」グレード、モータースポーツベース車の「Vスペック N1」グレードが展開されました。これらの3グレードをベースに次のような特別仕様車が設定されています。
「GT-R VスペックⅡ」グレード・「GT-R VスペックⅡ N1」
NASAが考案したもっとも空気抵抗の少ないエアダクト形状である、NACAダクト付きカーボン製エンジンフードなどが装着した特別仕様車です。
「GT-R Mスペック」グレード
微振幅高周波振動を抑制するリップルコントロールショックアブソーバーを採用し、V・spec IIとほぼ同等の走行性能を確保しながら、しなやかな乗り心地を実現しています。
「GT-R Mスペック ニュル」グレード・「GT-R VスペックⅡ ニュル」グレード
ニュルブルクリンク24時間耐久レースや国内のスーパー耐久レースなどのベースエンジンに使われたN1仕様エンジンをベースにしたグレードです。エンジンの中心部品であるピストンやコンロッドに重量バランスの均一化を図った高精度品を採用したことで、エンジンの高回転域における爽快な回転フィーリングに磨きをかけました。さらに、特別仕様車としてゴールドシリンダーヘッドカバーを採用し、選ばれたエンジンであることが一目でわかるような仕様になっている点が特徴です。
ボディカラーごとの買取相場
ホワイト|457.4万円
ブラック|249.3万円
グレー|ー万円
シルバー |356.9万円
ブルー|312.3万円
レッド|ー万円
グリーン|673.6万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
基本となるホワイト系の人気は高いものの、グリーン系の「ミレニアムジェイド」が最も人気が高いボディカラーでした。特別仕様車の限定カラーである点が人気の高さの秘訣でしょう。
スカイラインにおける5代目GT-Rのカラーバリエーションは次の通りです。
【メーカー標準】
・ブラックパール
・ホワイト
・アスリートシルバー
・ソニックシルバー
・スパークリングシルバー
・アクティブレッド
・ミッドナイトパープルII(特別仕様車カラー)
・ミッドナイトパープルIII(特別仕様車カラー)
【メーカーオプション】
・ライトニングイエロー
・ベイサイドブルー
・ホワイトパール
・シリカブレス
・ミレニアムジェイド
モデル概要
R34系モデルは、R33系モデルで不評だったボディサイズの大型化の影響を受けてボディサイズが小さくなりました。一方で、オーバーフェンダーや吊り目仕様のヘッドライトを採用したことで迫力あるボディに仕上げられています。R34系の中でおこなわれたマイナーチェンジでは、エンジンやサスペンションなどへの変更は無かったものの、VスペックN1のみに装備されていた大型リヤブレーキローターが変更後に標準装備となったことで、制動力が向上しました。
エクステリアには、フロントグリルやバンパーの形状に若干の変更が加えられ、ウインカーのレンズがクリアレンズに変わっています。インテリアではアルミ製スポーツペダルの採用、センターコンソールをイリジウム調に、前後シートは黒を基調とした生地が採用されました。シフトノブもアルミ製となり、高級感が演出されています。
先代モデルとの比較
R34系モデルと先代のR33系モデルにおける違いについて紹介します。
この2つのモデルの間には大きく分けて4つの違いがあります。
一つ目はボディサイズです。R33系よりホイールベースを55mm、全長を75mm小型化させ、RB26DETTエンジンを搭載しました。アドバンストエアロシステムやマルチファンクションディスプレイなど数々の先進機構も導入している点が特徴です。
二つ目はエンジンスペックです。R34系のエンジンはR33系と同じRB26である一方、自主規制の280PSは守られているものの、最大トルクはR33系モデルの37.5kgmから2.5kgmアップし、40.0kgmとしています。これは、翼形状などを改良した新開発のギャレット社製C100-GT25型ハイブリッドタイプのツインボールベアリングセラミックターボを採用し、過給圧・燃調チューニング、インタークーラーやエキゾーストアウトレットを改良したことで達成しています。
また、インタークーラーのコアチューブ厚の薄肉化、エキゾーストアウトレットをステンレス鋳造品からステンレスパイプへ変更したことで、ボディの重量は約2.8kg軽量化。さらに、排圧感応型制御マフラーを採用したことで、最大トルクだけではなく立上がり時のトルク特性も大幅に改善されています。
三つ目はトランスミッションです。R33系モデルは5速マニュアルでしたが、R34系モデルではドイツのゲトラグ社と共同開発した6速マニュアルが採用されています。従来までの1速から4速を1速から5速へと割り当てたクロスギヤレシオを採用し、リバースギヤにもシンクロ機構を持つなど、操作性、耐久性も向上しています。オーバードライブの6速に関してはクルージング用と割り切ったギア比にしている点が特徴です。
四つ目は足回りです。R34系にフルモデルチェンジするにあたり、足回りはホイールが17インチから18インチに変更され、タイヤサイズは245/40ZR18に変更されました。さらにバネ下重量の軽量化も実施されています。また、バンパーに設けられたエアダクトより取り込む走行風を利用したブレーキ冷却システムも採用されています。
ブレーキは先代モデルに引き続きブレンボ社製が採用されました。
1995年式2代目スカイラインGTR(R33系)の買取相場
発売時期:1995年1月~(平成7年1月~)
形式:E-BCNR33
ここからは4代目GT-R(R33系)について、様々な項目ごとに買取相場を紹介します。今回紹介するのは、走行距離、グレード、ボディカラー3つの観点での相場です。所有するものの情報を調べ、実際の金額を把握しましょう。
走行距離による平均買取相場
走行距離|平均買取相場
10,000km|613.0万円
30,000km|613.0万円
50,000km|585.7万円
70,000km|533.3万円
100,000km|426.2万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
販売開始から30年以上経過しているため、走行距離が比較的短かったとしても、査定額の相場はR34系モデルと比較しても低くなっています。そのため、少しでも高値で取引したい場合は早めの査定依頼がおすすめです。
グレードごとの買取相場
「GT-R」 468.6万円〜557.8万円
「GT-R Vスペック」 485.2万円〜619.9万円
「GT-R LMリミテッド」 491.8万円
「GT-R Vスペック LMリミテッド」 494.5万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
ベースのグレードを「GT-R」、上位グレードを「GT-R Vスペック」としていました。R33系モデルは特別仕様車の種類が少なく、次の2種類のみの展開でした。
「GT-R LMリミテッド」グレード・「GT-R Vスペック LMリミテッド」グレード
ル・マン出場を記念した特別モデルです。エクステリアは専用色である「チャンピオンブルー」が採用され、フードトップモールやカーボンセンターリヤスポイラー、専用ステッカーなどを装備した2カ月間の期間限定販売モデルでした。
ボディカラーごとの買取相場
ホワイト|619.9万円
ブラック|355.9万円
グレー|591.3万円
シルバー |612.5万円
ブルー|295.5万円
レッド|412.2万円
ガンメタ|363.3万円
パープル|227.6万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
この世代もベーシックなホワイト系、グレー系、シルバー系は非常に人気の高いボディカラーです。その次にスポーティな印象のレッド系も人気が高く、精悍な見た目になるガンメタ系も人気のあるボディカラーといえます。
2代目スカイラインGTRのカラーバリエーションは次の通りです。
【メーカー標準】
・ブラック
・ホワイト
・ミッドナイトパープル
・ダークグレーパール
・スパークシルバー
・ディープマリンブルー
・チャンピオンブルー(特別仕様車カラー)
【メーカーオプション】
※オプションカラーのバリエーションは標準色と同じ色があるものの、塗装内容(スーパーファインコートかどうか)が違ったようです。
・スーパークリアレッド
モデル概要
エンジンはR32型と同じ、直列6気筒ツインターボ(RB26DETT)が採用されています。トランスミッションは5速マニュアルのみです。
コンピュータ制御の見直しが図られたことでトルクアップが実現し、数値では280PS/37.5kg-mを達成しました。足回りは4輪マルチリンクサスペンションやブレンボ社製ブレーキシステムが採用されています。
「GT-R Vスペック」グレードにおいては、「アテーサE-TSプロ」と呼ばれるフルタイム4WDシステムを採用している点が特徴です。
先代のR32系からボディサイズが大きくなったことで、峠を走るようなファンからは人気を得られなかった不遇の世代でした。
先代モデルとの比較
R33系モデルと先代モデルのR32系における違いについて紹介します。
R33系モデルとR32系モデルには大きく分けて二つの違いがあります。
一つ目はボディサイズの変化です。R33系モデルはR32系モデルに対し、全長が+130mm、ホイールベースは+105mmと拡大され、合わせてボディ剛性も強化されました。
二つ目はエンジンの変化です。R33系モデルには引き続き名機であるRB26DETTを搭載することで、過給圧は0.75kg/cm²から約0.84kg/cm²へとアップし、最高出力の公称値は、自主規制ギリギリの280PSを達成しました。実際には300PSを超えていたというスペシャルなエンジンだったようです。その結果、ドイツのニュルブルクリンクでR32系モデルより21秒ものタイム短縮に成功したことで、「マイナス21秒のロマン」という言葉がセールスコピーに使われました。
1989年式初代スカイラインGTR(R32系)の買取相場
発売時期:1989年8月~(平成元年8月~)
形式:E-BNR32
ここからは3代目GT-R(R32系)について、様々な項目ごとに買取相場を紹介します。今回紹介するのは、走行距離、グレード、ボディカラー3つの観点での相場です。所有するものの情報を調べ、実際の金額を把握しましょう。
走行距離による平均買取相場
走行距離|平均買取相場
10,000km|511.8万円
30,000km|511.8万円
50,000km|489.6万円
70,000km|445.1万円
100,000km|356.0万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
R32系モデルは販売開始から30年以上経過しており、走行車両も年数に応じてかさんでいる傾向にあります。その結果、ボディへの負担やダメージが考慮され相場価格も低くなっています。同じ年数が経過した他の車と比較するとまだまだ高価での売買ができているように感じますが、早めの検討がおすすめです。
グレードごとの買取相場
「GT-R」 468.6万円〜557.8万円
「GT-R ニスモ」 487.3万円〜493.2万円
「GT-R Vスペック」 485.2万円〜619.9万円
「GT-R VスペックⅡ」 553.8万円〜636.7万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
R32系モデルはベースグレードに「GT-R」を冠し展開されていました。
また、この世代における特別仕様車は次の通りです。
「GT-R ニスモ」グレード
500台限定で全日本ツーリングカー選手権(グループA)ホモロゲーションモデルとして設計されました。ベースグレードである「GT-R」に対して軽量化を図り、タービンをセラミック製から耐久性の高いメタル製となり、オーディオとエアコンを未装着、リアワイパーレス等、またエアインテーク付フロントバンパーなどに変更し、エンジンの冷却性能を向上させたグレードです。
「GT-R Vスペック」グレード
上位グレードとしてマイナーチェンジのタイミングで登場しました。踏力の軽減と切れのよさを実現したプル式クラッチの採用や、シンクロメッシュの改良によるミッションの信頼性向上を達成しています。また、17インチアルミホイールとブレンボ社製ブレーキシステムを組み合わせ、アテーサE-TSをセッティングし直された点がポイントです。
「GT-R VスペックⅡ」グレード
全日本ツーリングカー選手権で4連覇を果たした記念モデルです。前後マルチリンクサスペンションに17インチ鍛造アルミと45偏平タイヤ(245/45ZR17)、ブレンボ製ブレーキシステムを装着しています。
ボディカラーごとの買取相場
ホワイト|545.7万円
ブラック|449.3万円
グレー|530.6万円
シルバー |450.2万円
ブルー|138.4万円
レッド|212.2万円
ガンメタ|636.7万円
ワインレッド|166.5万円
パープル|138.9万円
※相場価格はグレードや車の状態によって大きく変わるため参考値となります。
カラーがあれば付け足します。
ベースカラーの人気は根強いものの、スポーツカーらしい精悍な印象に仕上がるガンメタ系カラーの人気が頭一つ分抜きん出ている点がR32系モデルの特徴です。
初代スカイラインGT-Rのカラーバリエーションは次の通りです。
【メーカー標準】
・ブラックパールメタリック
・ガングレーメタリック
・ジェットシルバーメタリック
・レッドパールメタリック
・ダークブルーパール
・ブラックパールメタリック
・クリスタルホワイト
・スパークシルバーメタリック
・レッドパール
【メーカーオプション】
・ダークブルーパール
・グレイッシュブルーパール
モデル概要
R32系モデルは「GT-R」グレードが16年ぶりに復活を遂げた記念すべき世代です。
最新鋭の超弩級スーパースポーツ、そしてグループAツーリングカーレース向けのレーシングスタイルをベースにしたモデルに仕上がっており、直列6気筒DOHC24バルブ・ツインターボ(RB26DETT型)ユニットに、電子制御トルクスプリット式4WDシステムを組み合わせたことでスポーツカーらしさを体現しています。
トランスミッションは5速マニュアルのみです。
先代モデルとの比較
先代のスカイラインGT-Rは1973年に販売された4代目スカイライン(C110系)にまでさかのぼります。4代目スカイライン(C110系)に設定されたGT-Rは「幻のケンメリGT-R」と呼ばれており、オイルショックの影響から発売期間3か月、総生産台数197台の短命で消えてしまいました。
R32系モデルへの最大の変更点は、エンジンの刷新です。
C110系モデルでは直6DOHCエンジンS20型(最高出力:155PS/7000rpm、最大トルク:17.6kgm/5600rpm)が採用されていましたが、R32系モデルからツインターボエンジンRB26DETT型が専用設計されました。最高出力280PS/6800rpm、最大トルク36.0kgm/4400rpmと市販車としては桁違いのポテンシャルを発揮しています。
※本記事は、2024年6月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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日産 GT−R(令和6(2024)年6月)カタログ・スペック情報(現行モデル)
ボディタイプ | クーペ・スポーツ・スペシャリティ |
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ドア数 | 2ドア |
乗員定員 | 4名 |
型式 | 4BA-R35 |
全長×全幅×全高 | 4700x1895x1370mm |
ホイールベース | 2780mm |
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トレッド前/後 | 1600/1600mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1730x1475x1095mm |
車両重量 | 1720kg |

日産 GT−R の他グレード詳細
英数 | 45thアニバーサリー 50thアニバーサリー |
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ア行 | エゴイスト |
サ行 | スペシャルエディション スペックV |
タ行 | トラックエディション エンジニアードbyニスモ トラックエディションエンジニアドbyニスモTスペック |
ナ行 | ニスモ ニスモ スペシャルエディション |
ハ行 | ピュアエディション ブラックエディション プレミアムエディション プレミアムエディション T-スペック ベースグレード |
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