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更新日:2019.06.12 / 掲載日:2017.12.12

スバルBRZの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた

スバルBRZの歴代モデルの人気車種と燃費・維持費をまとめてみた

グーネット編集チーム

スバルBRZはFR駆動・軽量・コンパクトを主眼に、誰もがクルマを操る愉しさと悦びを感じることのできる本格的なスポーツカーとして、2012年の登場以来、幅広い年齢層から支持を受ける人気のモデルです。

ここでは2012年発売当初から現在までの人気車種と燃費・維持費についてまとめてみました。

BRZ ZC系(2012年~2016年)マイナーチェンジ前

BRZ ZC系(2012年~2016年)マイナーチェンジ前

グーネット編集チーム

BRZはスバルとトヨタの共同開発により誕生したFR駆動の軽量スポーツカーです。

スバル独自の水平対向エンジン(ボクサーエンジン)をフロントミッドシップに低く搭載し、ボディバランスを限りなくボディのセンターに近づける「超低重心パッケージング」を採用することで、日常走行からサーキット走行までこなす、誰もが車と一体となって質の高いスポーティな走りを体感できるスポーツカーとして2012年に発売されました。
スバルとトヨタの提携によって実現したモデルと言っても過言ではないでしょう。

元々のプロジェクトはFR駆動・軽量・コンパクト・DOHCエンジンを主眼に1980年代に高い人気を誇ったトヨタ「86系(ハチロク)」をオマージュに開発されました。
姉妹車のトヨタ「86」のネーミングからもわかる通り、まさに語り継がれる特徴を備えた、進化した「ハチロク」と言えるでしょう。

【ドライブトレイン】
スバルの低重心で低回転域から高回転まで滑らかでスムーズに気持ち良く吹け上がる水平対向4気筒自然吸気エンジンとトヨタの直噴技術「D-4S」(燃料噴射システム)の合体により、自然吸気エンジンながら1Lあたり100馬力を達成するなど、レスポンスに優れ、力強いスポーツカーらしい走りと高い経済性の両立が可能となりました。

トリプルコーンシンクロを1~3速に採用したのをはじめ、シフトフィールにこだわりダイレクトな操作感を持つショートストローク6速MTと、シフトダウンの際にブリッピングを行うスポーツマインドあふれるE-6AT(パドルシフト付)により、きびきびとした胸のすくスポーツドライブを提供しています。

また、コーナーリングの回頭性を向上し、リニアな応答性と無駄のないトルクを後輪へ伝えるトルセンLSDを備えています。

【エクステリア】
流れるようなスタイリングと抑揚のあるダイナミックで安定感のあるワイド&ローを強調したボディデザインが特徴です。

力強いフェンダーの張り出し、大径タイヤの装着、開口部の大きく開いたフロントバンパー、エンジンをセンターミッドシップに搭載したバランスの良いシルエットなど、スポーツカーらしい走りを予感させるコンビネーションと言えるでしょう。

また、整流にも積極的に取り組み、効率的に空気の流れをコントロールするボディデザインや普段目にすることのない床下をフラットボトム化することで、優れた空力性能を実現しています。

【インテリア】
低いドライビングポジションをはじめ、スポーツカーらしいややタイトなキャビンながら、「2+2クーペ」として大人4人が乗車できる実用的なパッケージングデザインです。

一体可倒式リヤシートを備え、大きな荷物や長尺ものの積載の際の利便性に優れ、ロングドライブやゴルフ、スポーツ走行など幅広く使える機能性を持ち合わせています。

グリップとタッチに優れるステアリングホイール&シフトノブ/レバーや、ステッチ入りのシート、インストルメントパネルなど上質な肌触り・デザインにこだわり、大人のスポーツカーとして相応しい質感を備えています。

【足回り・ブレーキ】
フロントには水平対向エンジンと相性の良いとされている軽量で高剛性のマクファーソンストラット式サスペンション、リヤには路面の追従性・接地性に優れ、トラクションを効率よく伝えるダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、スポーツカーらしいハンドリングとしなやかで快適な乗り心地を両立しています。

また、耐フェード性・コントロール性に優れる剛性の高い大径ブレーキシステムを備え、安心なスポーティ走行を可能にします。

【安全性能】
SRS サイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグシステムや坂道発進の際に車両が下がることなく、スムーズな発進をサポートしてくれる便利な「ヒルスタートアシスト」をはじめ、ブレーキの制動力を適切に配分する「EBD(電子制御制動力配分システム付)4センサー4チャンネルABS」や滑りやすい路面で横滑りを防止し、車両の挙動を制御する「VDC(Vehicle Dynamics Control)」など高い安全性能を提供しています。

BRZ(BRZ)S(2012年3月モデル)

ボディタイプ:クーペ・スポーツ・スペシャリティ
乗車定員:4名
駆動方式:FR
ボディサイズ:4240×1775×1300mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1615×1490×1060mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)215/45R17(後)215/45R17
エンジンタイプ:FA20型 2.0L 水平対向4気筒DOHC
排気量:1998cc
最高出力:200ps(147kW)/7000rpm
最大トルク:20.9kg・m(205N・m)/6400~6600rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:12.4km/リットル
車両重量:1230kg
価格:2,793,000円
自動車税:年間39,500円 ※

「S」は、快適装備と走りの装備の充実した最上位グレードです。

2012年3月発表後の約2ヶ月間の受注状況を眺めてみると、「S」グレードが全体の約78%を占め、さらにミッションは6MT、ボディカラーはスバルらしいWRブルー・マイカを選択される方が多いことがわかります。
まさに、BRZらしい仕様を持ち、ユーザーの嗜好を反映した人気の高いモデルです。

※自動車税は2017年8月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/SUBARU/BRZ/10074325/index.html

【Sグレードの主な装備】
・17インチタイヤ&アルミホイール(215/45R17)
・16インチフロントベンチレーテッドディスク(専用ブレーキパッド付)
・15インチリヤベンチレーテッドディスク
・トルセンLSD(トルク感応型リミテッドスリップ・デフ)
・オートライト
・ヒーテッドドアミラー
・本革巻ステアリングホイール(赤ステッチ入り)
・本革巻シフトノブ(MT車)/セレクトレバー(AT車)
・アルミパッド付スポーツペダル
・フルオートエアコン
・キーレスアクセス&プッシュスタート
・6スピーカー(フロント4+リヤ2)
・ファブリック/トリコットコンビシート
・シルバー加飾(インパネセンターサイド、シフトパネル、ドアグリップ、エアベントグリル、アルミセンターベンチルーバーノブ)
・ニーパッド(運転席&助手席、赤ステッチ入り)
・ステンレス製サイドシルプレート(アシストパッド付)
・UVカットガラス{フロント(トップシェード付)、フロントドア}

・カラーバリエーション
クリスタルブラック・シリカ、ダークグレー・メタリック、スターリングシルバー・メタリック、ライトニングレッド、WRブルー・マイカ、ギャラクシィブルー・マイカ、サテンホワイト・パールなど。

BRZ ZC系(2016年~)マイナーチェンジ後

BRZ ZC系(2016年~)マイナーチェンジ後

グーネット編集チーム

2016年8月に大幅なマイナーチェンジを実施しました。
エンジンや足回りをはじめ、シャシーや内外装まで細部を見直すことで、走りの質を高めています。

【ドライブトレイン・ボディ・シャシー】
インテークマニホールドやエキゾーストマニホールドなど吸排気系の改良により、パワーアップと中低速のトルクアップを図ると同時に耐久性が向上し、より一層のフレキシビリティなエンジン特性になりました。
さらにファイナルギア比を変更したことにより、全域での加速性能が向上しました。

【足回り】
ボディ全体の剛性強化、ダンパーの減衰力の変更や構造の見直し、コイルスプリングのばね定数、リヤスタビライザー径の変更など大幅な足回りの改良が実施され、しっとりした上質な乗り心地、静粛性・操縦安定性・操舵応答性の向上が図られています。

【エクステリア】
フロントバンパーを飛行機のウィングチップ(翼端板)をモチーフに形状を変更、すべてのランプをLED化、新デザインの17インチアルミホイールやリヤスポイラーの装着など、よりアグレッシブでスポーティな印象へと進化しました。

【インテリア】
グリップ性とタッチを向上させた新デザインの小径化ステアリングホイール、レザー調の素材を採用し随所に赤ステッチを施したメーターパネルバイザーやインストルメントパネルをはじめ、4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ、カーボン調のヒーターコントロールパネルやドアスイッチパネルなどを採用することで、よりスポーティで質感の高いインテリアを実現しています。

BRZ(BRZ)GT(2016年11月モデル)

ボディタイプ:クーペ・スポーツ・スペシャリティ
乗車定員:4名
駆動方式:FR
ボディサイズ:4240×1775×1320mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1615×1490×1060mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)215/45R17(後)215/45R17
エンジンタイプ:FA20型 2.0L 水平対向4気筒DOHC16バルブ
排気量:1998cc
最高出力:207ps(152kW)/7000rpm
最大トルク:21.6kg・m(212N・m)/6400~6800rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:11.8km/リットル
車両重量:1250kg
価格:3,315,600円
自動車税:年間39,500円 ※

※自動車税は2017年8月時点で参照したものとなります。

参考:
http://www.goo-net.com/catalog/SUBARU/BRZ/10106697/index.html

「GT」は2016年11月に追加された最上級グレードです。
専用17インチアルミホイール(スーパーブラックハイラスター)やしなやかな乗り心地と絶妙な減衰力を発揮するZF製ザックスダンパー、強力な制動力とコントロール性能に定評のあるブレンボ製4輪ベンチレーテッドディスクブレーキシステム、リヤスポイラーなどの走りの質を高めるアイテム、肌触りの良い上質なアルカンターラ/本革コンビシート(フロントシートヒーター付)の装着など、進化した高い走りのパフォーマンスと最上位グレードに相応しいクオリティの高いインテリアが評判の人気のグレードです。

【GTグレードの主な装備】
・ZF製ザックスダンパー
・brembo製ベンチレーテッドディスクブレーキシステム
フロント:17インチ対向4ポット/リヤ:17インチ対向2ポット。
・17インチ専用アルミホイール (スーパーブラックハイラスター)
・リヤスポイラー
・アルカンターラ/本革シート(フロントシートヒーター付)

・カラーバリエーション
クリスタルブラック・シリカ、ダークグレー・メタリック、アイスシルバー・メタリック、ピュアレッド、WRブルー・パール、ラピスブルー・パール、クリスタルホワイト・パールなど。


スバル BRZの中古車一覧:
http://www.goo-net.com/usedcar/brand-SUBARU/car-BRZ/index.html

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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