車のエンタメ
更新日:2018.10.22 / 掲載日:2017.12.13

科学者が「燃料電池ラジコンカー」で真剣勝負!?

 セダンタイプの燃料電池自動車として世界初の量産モデル、トヨタ「MIRAI」が発売されてはや3年。水素ステーションなどインフラの整備も徐々に進んではいますが、まだまだマイナーな存在です。
 もっと普及してほしい、という願いも込めて、今回は、すこし変わった燃料電池関連の動画をご紹介いたします。

 動画を投稿したのは、南アフリカ科学技術振興庁(South African Agency for Science and Technology Advancement/通称 SAASTA)。燃料電池とバッテリーのハイブリッドモデルと従来型バッテリーモデルの2種類のラジコンで耐久テストを行う……という内容です。

 テストは、2台のラジコンによるレース形式。スターティンググリッドにマシンを置いて、あれこれスイッチをonにして、スタートです!

 ステアリング……ではありません、コントローラーを握るのは、ふたりの科学者です。

 モニターで、マシンに搭載したカメラの映像とコースやマシンの情報を見ながら走らせます。左下にバッテリーの残量が出ていますが、従来型バッテリーモデルは、スタートから約30分、35周でバッテリー残量68%です。

 いっぽうの燃料電池ハイブリッドモデルは、バッテリー残量92%、水素残量84%。まだまだ余裕です。

 かなりエキサイトしていますね。

 研究施設のなかをラジコンが走り回っているわけで。スタッフと危うくぶつかりそうになることも。

 なんの解析をしているのかはよくわかりませんが、いつのまにか3時間48分が経過、ラップも395周に。

 まだまだデッドヒートは続き、接触するアクシデントも……。

 燃料電池ハイブリッドモデルは、コーナー手前で体当たりされ、ドアに激突。操縦していた研究者さん、ムッとして思わず相手をにらみつけますが、従来型バッテリーモデルを操る白鬚の研究者さんはシレーッとスルー。そのまま走り続けます。

 気を取り直して、燃料電池ハイブリッドモデルを再び走らせるのですが、3時間半以上経ってもこのテンションということにも驚きです。

 3時間48分が経過した時点で、バッテリー残量89%、水素残量72%。ドライバーの体力のほうが先に尽きてしまいそうですね。

 グイグイ差を縮めてくる敵に、白鬚先生も驚きを隠せない様子

 コーナーで華麗にテールスライドを決めながら、軽快に走り続ける燃料電池ハイブリッド。

 従来型バッテリーモデルは、ここであえなくバッテリー切れとなりました。

 追いつき、追い抜き、この笑顔!

 ホームに戻ってきた燃料電池ハイブリッド、ゴール!

 白鬚先生「ちょっと変わって……!」、メガネ先生「やだね!!」。って、小学生じゃないのですから……。

 燃料電池は、水素と酸素を反応させ、電気をつくるシステム。排出されるのは水だけというクリーンなエネルギーです。

 ちなみに、燃料電池ハイブリッド車は、タミヤのカーボンファイバー製シャシーに、ホライゾン・フュエルセルのパワーキットを搭載していたそう。動画のなかでは水素のタンクなどは映っていませんでしたが、燃料電池ハイブリッドモデルと従来型バッテリーモデル、それぞれのシステムをじっくり見くらべてみたくなりますね。

参照元:NRF SAASTA(YouTube)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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